純正ブレーキホースVSステンメッシュホース!ステンメッシュホースを装着したい人必見 | CARTUNEマガジン
純正ブレーキホースVSステンメッシュホース!ステンメッシュホースを装着したい人必見

2017年12月15日 (更新:2021年06月21日)

純正ブレーキホースVSステンメッシュホース!ステンメッシュホースを装着したい人必見

チューニングショップや整備工場で、「ブレーキホース交換」や「ステンメッシュホース装着」を勧められたことはありませんか?交換・装着するとどんなメリットがあるのか、DIYで交換できるのか気になっている方も多いと思います。今回はそんな「ステンメッシュホース」について徹底解説します!

ステンメッシュホースとは

ステンメッシュホースとはブレーキホースの一種です。油圧式のブレーキにおいて、ブレーキホースはブレーキオイル・フルードをキャリパーに送る役割を果たしています。通常ブレーキホースはゴムでできていますが、表面をステンレスやアルミでつつんだものをステンメッシュホース、またはメッシュホースと呼びます。

ツッキーさんのミラジーノL700Sブレーキホースの画像
ツッキーさんのミラジーノL700Sブレーキホースの画像

ステンメッシュホースの種類

ステンメッシュホースは大きく分けて次の二種類のものがあります。交換目安は4年5万キロです。

アルミ製

アルミメッシュホースはステンレス製のものと比べ安価であることが特長です。アルマイト処理により防錆性能にも優れています。軽量である一方、柔らかい素材であるため各部の耐久性は劣ります。

ステンレス製

ステンレスメッシュホースは錆びにくく、アルミ製と比べ耐久性に優れることが特長です。強度もアルミ製よりもありますが、高価であることがデメリットです。

さっとぅる〜さんのスイフトHT81Sブレーキの画像
さっとぅる〜さんのスイフトHT81Sブレーキの画像

ステンメッシュホースのメリット・デメリット

ステンメッシュホースのメリット

ステンメッシュホース最大のメリットはブレーキタッチのフィーリング向上です。ブレーキペダルを踏むと油圧がかかり、ブレーキパッドをディスクに押し付けることでブレーキが効きます。この際油圧でゴム製のブレーキホースは膨張してしまいます。ステンメッシュホースはゴムの周りをステンレスやアルミを編んだもので押さえつけることでホースの膨張を最小限にとどめています。ホースの膨張が抑えられるとブレーキペダルの遊びも少なくなり、カチッとしたブレーキタッチになります。

ステンメッシュホースのデメリット

ステンメッシュホースのデメリットとしてまず挙げられるのが寿命の短さです。多くの車に純正採用されているゴムホースは、ハンドルを大きく切ったときや車が振動したときに伸縮することで破損を防いでいます。しかし、ステンメッシュホースは伸縮性がないため、タイヤや車が大きく動いたときに強く引っ張られたり擦れたりして破損してしまう恐れがあります。さらに、ステンメッシュホースは純正品と比べ値段が高いこともデメリットの一つといえるでしょう。純正品が一本2000円程度で買えるのに対し、ステンメッシュホースは一本5000円程度と高価です。

DIYでの交換方法

ブレーキホースを交換するにあたって、必ず必要になる工具があります。それはフレアナットレンチです。フレアナットレンチはメガネレンチに切欠きがはいったような形をしています。ブレーキ配管のボルトは柔らかくナメやすいので、スパナの使用は控えましょう。

K観光さんのアルトワークスHA11Sの画像
K観光さんのアルトワークスHA11Sの画像

ブレーキホース本体の交換作業は単純です。マスターシリンダーから遠い場所から交換することを心掛けましょう。助手席の後輪側→運転席の後輪側→助手席前輪側→運転席前輪側の順です。ブレーキホースの固定方法に気を付けましょう。純正と同じ位置に取り付けできていないと車検を通すことができなくなります。交換作業の後、特に注意しなければならないのがブレーキフルード・ブレーキオイルのエア抜きです。ワンマンブリーダーや助手を使い、しっかりとエア抜きしましょう。ブレーキは重要保安部品ですので、可能であれば整備工場での作業をお勧めします。作業が終わったら安全な場所で試走し、異状がないことを確認してください。

終わりに

いかがでしたでしょうか。ステンメッシュホースの特徴や交換の仕方についてわかっていただけたと思います。この記事があなたのカスタマイズの一助となれば幸いです。車好きコミュニティ『CARTUNE』には、車の投稿がたくさん!あなたもアプリをインストールして参加しましょう!

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