走り好きを沸かせたホットハッチを振り返る!元祖ホットハッチ・ゴルフGTI編

2018年03月15日 (更新:2018年05月23日)

走り好きを沸かせたホットハッチを振り返る!元祖ホットハッチ・ゴルフGTI編

実用性と経済性、そしてとびきりのスポーティさを兼ね備え、様々な世代の走り好きたちを沸かせ続けてきたホットハッチ達。今回はそんなホットハッチの中でも、ホットハッチの元祖であるゴルフGTIについて振り返ります。

目次

  1. ゴルフGTIってどんなクルマ?
  2. アウトバーンのヒエラルキーを塗り替えた小さな巨人!ゴルフⅠ・Ⅱ GTI
  3. 少しプレミアムに!ゴルフⅢ・Ⅳ GTI
  4. スポーティ路線に回帰!ゴルフⅤ・Ⅵ GTI
  5. FF最速への挑戦!ゴルフⅦ GTI
  6. 終わりに

ゴルフGTIってどんなクルマ?

初代モデルの登場以来、世界中のコンパクトカーのベンチマークであり続けるフォルクスワーゲンの傑作ハッチバック、ゴルフ。そのゴルフに初代モデルから一度も欠けることなく必ず設定されているスポーツグレードがGTIです。世界ではじめて「GTI」の名を冠したこのモデルは、実用ハッチバックをベースに一流のスポーツカーにも負けない性能を与えたホットハッチの元祖とも言われています。

アウトバーンのヒエラルキーを塗り替えた小さな巨人!ゴルフⅠ・Ⅱ GTI

引用元:CARTUNE
CARTUNEユーザー コバさんのゴルフⅡ GTI16V。このGTIの前には同色のゴルフⅡ CLIに乗られていたそうです。

通常モデルのゴルフの登場の翌年となる1975年、フランクフルトモーターショーで初代ゴルフGTIは発表されました。フロントに搭載された1600ccのインジェクション付き4気筒SOHCエンジンは、合理的な実用FFハッチバックであったゴルフに驚異的な性能を与え、ベンツやBMW、ポルシェといった高級かつ高性能なクルマ達が専有していたアウトバーンの追い越し車線に飛び込んでいける性能を持ったはじめての小型車としてGTIは一躍人気グレードとなりました。 その後ゴルフシリーズは1983年に2代目ゴルフⅡへモデルチェンジします。当然GTIも継続設定され、この代から日本への正規輸入も始まりました(通常グレードのゴルフは初代モデルから既に正規導入済)。ゴルフⅡGTIは当初1800ccの4気筒SOHC8バルブエンジンを搭載していましたが、後に排気量は変えずにさらにパワーアップしたDOHC16バルブエンジンを搭載したGTI16Vが登場します。ちなみにゴルフⅡには日本に正規輸入されることは無かったものの、通称Gラーダーと呼ばれる1800ccのスーパーチャージャー付き4気筒SOHCエンジンを搭載し4WDシステムを採用した「ゴルフRallye」、またその豪華版である「ゴルフG60リミテッド」など、GTI以外のスポーツグレードも存在していました。

少しプレミアムに!ゴルフⅢ・Ⅳ GTI

引用元:CARTUNE
CARTUNEユーザー ネコネコさんのゴルフⅢ GTI。なんとネコネコさんご自身の手で全塗装されたそうです。

引用元:CARTUNE
CARTUNEユーザーつかさんさんのゴルフⅣ GTI。ノーズブラやサイドマーカーでUSDM仕様に仕上げられた一台です。

1991年、ゴルフは外見の印象を大きく変え、3代目となるゴルフⅢに進化します。GTIには2000ccに排気量を拡大した4気筒DOHC16バルブエンジンが搭載され、ブリスターフェンダーも奢られました。また、この代以降、日本に正規輸入されるゴルフGTIは5ドアモデルのみとなりました。一方で狭角V6エンジンを搭載したよりプレミアムなスポーツグレード、「ゴルフVR6」が登場するなどゴルフシリーズ全体のプレミアム化が始まったのもこの代です。 そして1997年、4代目となるゴルフⅣがデビューします。外見の印象こそゴルフⅢをやや丸っこくしたような既視感のあるものでしたが、プレミアム化のためにボディサイズはひとまわり大きくなり、また内外装の品質やボディの強度、安全性も飛躍的に向上しました。GTIには1800ccの4気筒20バルブの歴代GTIで初となるターボエンジンが搭載されました。また、GTIとは違った方向のスポーツグレードとして3.2リッターV6エンジンに4WDシステムを組み合わせた「ゴルフR32」も登場しました。

スポーティ路線に回帰!ゴルフⅤ・Ⅵ GTI

引用元:CARTUNE
CARTUNEユーザーわわやさんのゴルフⅤ GTI。希少なピレリエディションです。

引用元:CARTUNE
CARTUNEユーザーしゅうさんのゴルフⅥ GTI。フルノーマルです。

ゴルフシリーズ全体のプレミアム化により安全性や数値的な動力性能を大きく向上させたゴルフGTIでしたが、同時に初代や2代目のような俊敏さは失われてしまったという意見が多かったのも事実でした。そこで2005年に登場した5代目となるゴルフⅤのGTIでは、「GTI is back」というキャッチコピーに代表されるように、再びスポーティさを取り戻すべく改良が行われました。車両重量こそ先代と同様1.3トン程度でしたが、リアのサスペンション形状を先代までのトーションビームからマルチリンクに変更することで操縦安定性を大幅に向上。さらにエンジンは先代比なんと+50PSの最高出力200PSを発生させる4気筒20バルブのターボエンジンを搭載し、GTIは再び名実ともにホットハッチの代表選手へと返り咲いたのです。この改良は市場にも好意的に受け入れられ、特に日本ではGTIは時期によってはなんとゴルフシリーズ全体の販売台数の3分の1を占めるほどの人気グレードとなりました。また、先代で登場したR32も継続設定されました。 2009年には6代目となるゴルフⅥのGTIが日本デビュー。基本的にはキープコンセプトであり、プラットフォームもⅤのものを踏襲していましたが、XDSと呼ばれる電子制御付きディファレンシャルロック(いわゆるLSDの役割を果たすもの)をフォルクスワーゲン車で初採用するなど各部がブラッシュアップされています。一方で、日本仕様のトランスミッションはDSGに統一されMTが選べなくなってしまいました。ちなみに、GTIとはまた異なったキャラクターを持つR32はこの代以降「R」というグレード名に変更されています。

FF最速への挑戦!ゴルフⅦ GTI

引用元:CARTUNE
CARTUNEユーザーユーザーSunhao0422さんのゴルフⅦ GTI。ニュルFF最速タイムを叩き出したクラブスポーツです。

2012年に公開されたゴルフⅦは外見こそゴルフⅥによく似ていたものの、その中身は新開発のモジュールプラットフォーム「MQB」を採用した全く新しいものでした。エンジンや足回りも一新され、特にエンジンに関しては、歴代最強の最高出力220PSを発揮しながらもVWのブルーモーションテクノロジーの導入によりJC08モードで15.9km/Lという低燃費を実現した新開発ユニットが搭載されました。また、先代で初採用されたXDSの進化版、「プログレッシブステアリング」の採用など先進技術も導入されました。2015年にはユーザーの要望を受けて日本市場に6速MTモデルが登場、約6年ぶりに日本仕様のゴルフGTIにMTモデルが復活しました。そしてゴルフGTI誕生40周年を迎えた2016年、歴代GTIの中で最強となる限定車「ゴルフGTIクラブスポーツ」が登場します。日本仕様では「クラブスポーツ トラックエディション」と「クラブスポーツ ストリートエディション」の2種類が用意されたこのグレードは、FK2型シビックタイプRの登場により一気に加熱した、「ニュルブルクリンクFF最速」の座を巡る争いに参戦するために開発されたもので、さらに改良が進められた「クラブスポーツS」が2016の末に7分47秒19というラップタイムを叩き出したことでゴルフGTIは当時のニュル世界最速のFF車となりました(ちなみに2018年3月現在のニュルFF最速タイムはFK8型シビックタイプRが叩き出した7分43秒80で、GTIクラブスポーツのタイムは世界2位)。そのネームバリューだけでなく性能も一流であることをゴルフⅦGTIは世界に向けて証明したのです。

終わりに

いかがでしたでしょうか。傑作実用車ゴルフに目の覚めるような性能のエンジンを与えることで誕生したホットハッチの元祖、ゴルフGTI。現代のホットハッチの基礎を確立したこの車の魅力は今尚色褪せていません。是非皆さんもCARTUNEでホットハッチの祖、ゴルフGTIのカスタムを探したり、投稿してみてください。

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