VIZIV TOURER CONCEPT現る!次期型登場も近い!?レヴォーグについて振り返る | CARTUNEマガジン
VIZIV TOURER CONCEPT現る!次期型登場も近い!?レヴォーグについて振り返る

2018年03月12日 (更新:2020年08月25日)

VIZIV TOURER CONCEPT現る!次期型登場も近い!?レヴォーグについて振り返る

先日開幕したジュネーブモーターショー2018で、スバルは一台のコンセプトカーを公開しました。その名はVIZIV TOURER CONCEPT。スバルのコンセプトカーシリーズ、ヴィジヴシリーズの最新作となる同車は、スバルの基幹車種であるレヴォーグの後継車を示唆するものではないかと囁かれています。そこで今回はスバルの様々な名車を通して、いよいよ次期型の登場が近づいてきたと思われるレヴォーグについて振り返りながら、次期レヴォーグの姿も想像してみたいと思います。

次期レヴォーグ!?VIZIV TOURER CONCEPT登場!

先日開幕したジュネーブモーターショー2018でスバルが公開したコンセプトカーがVIZIV TOURER CONCEPTです。ツアラーをテーマとし、水平対向エンジンを核としたシンメトリカルAWDシステムにスバルが培ってきた走りや安全性といった価値を組み合わせたコンセプトカーとされているのが、VIZIV TOURER CONCEPTです。

ワゴンボディを採用することや、そのサイズ、そして昨年の東京モーターショーで公開された次期WRXを示唆しているとされるコンセプトカー、「VIZIV PERFORMANCE CONCEPT」と基本デザインを共有していることから、次期レヴォーグを示唆するコンセプトカーなのではないかという噂が囁かれています。

そこで今回は、スバルの過去の名車を通してレヴォーグ誕生の背景を振り返りながら、次期レヴォーグが一体どんなクルマになるのか想像していきます。

レヴォーグへの道筋その1:レガシィ ツーリングワゴン

CARTUNEユーザーDAIさんの2代目BG5型レガシィツーリングワゴン。BBS LMがよく似合っています。
引用元:CARTUNE

レヴォーグを語る際に欠かせないのがレガシィツーリングワゴンの存在です。経営危機に苦しんでいたスバルが起死回生の一台として1989年に登場させた初代レガシィツーリングワゴンは、それまでの日本車になかった、高い走行性能と実用性、そして美しいデザインを備えたGTワゴンというジャンルを作り出し、当時のRVブームもあって一躍人気車種となりました。

その後レガシィツーリングワゴンはモデルチェンジによりさらにスポーティなキャラクターを強め、スポーツカー並みの性能を備えたワゴンとして不動の地位を手に入れました。

かずねこ。さんのレガシィツーリングワゴンBH5サンルーフの画像
かずねこ。さんのレガシィツーリングワゴンBH5サンルーフの画像

しかし一方で、代が進むごとに世界戦略車となっていったレガシィは主にアメリカ市場の要請により徐々にボディを拡大、レガシィは段々と豪華さと引き換えにその初期にあった扱いやすさを失っていきました。

そこで初期のレガシィにあったような扱いやすさや軽快さを持ちながら、アウディやBMW、ボルボといった欧州のプレミアムワゴンとも互角以上に戦える実力も備えた新世代のGTワゴンとしてレヴォーグは誕生したのです。このキャラクターは市場にも非常に好意的に受け入れられているため、次期型にもほぼそのまま踏襲されるのではないでしょうか。

ナオワカさんのレガシィツーリングワゴンBR9の画像
ナオワカさんのレガシィツーリングワゴンBR9の画像

レヴォーグへの道筋その2:インプレッサ スポーツワゴン

ヨシさんのインプレッサ スポーツワゴンGGBの画像
ヨシさんのインプレッサ スポーツワゴンGGBの画像

4WDスポーツセダン、インプレッサのワゴン版として、初代と2代目に設定されていたのがインプレッサスポーツワゴンです。スポーツワゴンといってもそのキャラクターは傾斜の強いリアゲートを持ち、積載性よりもデザイン性を重視した、ややホットハッチに近いものでした。

このスポーツワゴンにはセダンと同様にスポーティなWRXや最強のWRX STIも設定され、ハッチバックのスタイリングを好むユーザーやセダンやクーペのスポーティカーに飽き足らないユーザーに支持されました。

実はレヴォーグも基本構造の多くをインプレッサと共有しており、WRX系ではない一般グレードのインプレッサをベースとした、よりスポーティなワゴンという点ではインプレッサスポーツワゴンとレヴォーグは重なる部分があります。

インプレッサWRXが「WRX」として独立した現在、WRXの事実上のワゴン版であるレヴォーグはインプレッサスポーツワゴンWRXの後継車として見ることも出来るのではないでしょうか。

そしてレヴォーグ誕生!

FumiyaさんのレヴォーグVM4の画像
FumiyaさんのレヴォーグVM4の画像

このように、レガシィツーリングワゴンとインプレッサスポーツワゴンの存在をコンセプトの根幹として持ち、2013年の東京モーターショーでデビューしたのがレヴォーグです。スバルのワゴンの伝統を引き継いだコンセプト同様に、基本的には水平対向4気筒エンジン+シンメトリカルAWDというスバル伝統の基本設計を持つレヴォーグ

それに加えてスバル独自のCVT「リニアトロニック」やもはやクルマ好き以外にも知れ渡っている運転支援システム「アイサイト」など、スバルが誇る先進技術がこれでもかと組み合わされており、まさにレガシィ誕生以降のスバルの車作りの集大成と言える一台となっています。

2016年にはスバリスト待望の「STI Sport」も登場。久々にスバルのワゴンのグレード名にSTIの名前が帰ってきました。しかし往年のインプレッサスポーツワゴンWRX STIのようなカリカリのスポーツバージョンは未だ登場していません。

次期レヴォーグの姿は・・・!?

さて、ここまで述べたような経緯で誕生したレヴォーグですが、来るべき次期型レヴォーグ、つまりVIZIV TOURER CONCEPTの市販版はどのような姿になるのでしょうか?まず確実なのは次期型も確実に水平対向4気筒エンジン+シンメトリカルAWDのレイアウトを継承するだろうという点です。

また、アイサイトやリニアトロニックについても、現在のものよりもさらに進化したものが搭載されるでしょう。レヴォーグはイメージ面でもスバルの基幹車種であり、伝統のメカや最新技術をきちんと搭載してくるのはもはや自明とも言えます。

また、現行レヴォーグのSTI Sportを超えるようなホットモデルの登場にも期待したいところです。実際に、特に「MTのレヴォーグ」を求める声は多く、WRX STIの6速MTをエンジンごと換装してしまった例もあります。

これについてはSTIバージョン等の限定モデルに期待したいですね。デザイン面はVIZIV TOURER CONCEPTのような、現行レヴォーグの基本要素を引き継ぎながらさらにダイナミックに仕上げたルックスが与えられるでしょう。

現行インプレッサも先行公開されたコンセプトカーに近いデザインで登場しており、VIZIV TOURER CONCEPTのデザインが気に入ったという方は期待して良いのではないでしょうか。

終わりに

いかがでしたでしょうか。カスタムベースとしても人気のレヴォーグですが、キープコンセプトとなると思われる次期型もカスタムの素材として人気となるであろう一台です。デビュー自体ももちろんですが、その後CARTUNEで新型レヴォーグについてどのような投稿がされるのかも楽しみですね。

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