2018年07月09日 (更新:2023年04月06日)
ハブボルトが折れた!知っておきたい折れた時の対処方法と原因を解説!
車のトラブルのひとつとしてタイヤのボトルの破損があります。この記事では、タイヤのボルトが折れる理由はどのような物があるのか、またタイヤのボトルが折れてしまった時の対処方法などについての情報をご紹介します。
ハブボルトが折れる原因
ホイールをハブに固定するためのハブボルト。ホイールを固定するためのボルトですので重要なのは言うまでもありません。タイヤを交換しようとしたら、ポキッと折れてしまったり、ホイールを見てみるとホイールナットが無くなってる事に気づくことがあります。
はじめにどのような原因でボルトが折れてしまうのかを解説してきます!
ナットの締めすぎ
ホイールのボルトが破損したり折れたりする原因で特に多いのがナットの締めすぎによる物です。ナットをしっかりと締めることは必須ですが、必要以上に締めすぎてしまうとナットに過度の負担がかかります。そこに走行している時などに負荷がかかるとボルト部分が折れたり破損してしまうのです。
サビで固くなっていた
サビで固くなっていたというのもホイールのボルトが破損したり折れたりする原因で多くなっております。サビの具合にもよりますが、酷いサビですと完全に固定されてしまうためナットを締めすぎているのと同じ状態になってしまいます。結果的に破損の原因になってしまいます。
ホイールハブ・ホイールの間に異物が挟まれ過度の負荷がかかった
ホイールハブ・ホイールの間に異物が挟まれ過度の負荷がかかっているような状態もホイールのボルトが破損したり折れたりする原因で多くなっております。ホイールハブ・ホイールの間に異物が挟まれている状態になると、どうしても計算外の部分に負荷がかかってしまいますので破損の原因となってしまうのです。
ホイール脱着時の清掃不足
これは意外に知られておりませんが、ホイール脱着時にしっかりと掃除ができていないというのもホイールのボルトが破損したり折れたりする原因になります。毎日使用しているタイヤとホイールは、見えない所に汚れやゴミが溜まってしまいます。この部分をしっかりと落としておかないと、余計な負荷がかかり破損の原因となります。
ハブボルトが折れた場合の対処法
外出先で気が付いた場合
外出時の駐車場で足廻りを見ることはよくあるのではないでしょうか?そこでホイールナットが無いことに気づきます。そんな時にはどう対処すればいいのでしょうか?
一般道路の場合:なるべく早く近いカーショップや修理工場に持ち込みハブボルトの交換を行うようにしましょう!もちろん1本だけでなくホイール1本分全て交換がおすすめです。ハブボルトが1本折れた状態で走行したあとでは他のボルトに負荷がかかっており、1本だけの交換では他のボルトも連鎖的に折れる可能性があるためです。
高速道路の場合:高速道路で気がつくのは、ほとんどがサービスエリアなどになるかと思います。その場合は一度ガソリンスタンドのあるサービスエリアであればガソリンスタンドのスタッフに聞いて見ましょう!在庫があればすぐに交換してもらえます。もしガソリンスタンドが近くにない場合は、諦めてロードサービスを呼んで対応してもらいましょう!
高速を降りてからで等と考えてしまいがちですが、ハブボルトの破損で脱輪なんてことに慣れば大事故は避けれません。高速道路は想像以上に車両に負荷がかかっていますので初期段階での対応が必須です!
- 一般道路:カーショップや修理工場へ直行またはロードサービス
- 高速道路:サービスエリアのガソリンスタンドまたはロードサービス
自宅で気が付いた場合
自宅で気が付いた場合や整備中に折れた場合は、近所のカーショップなどに事前に在庫の確認を行ってから訪問するようにしましょう!また1本折れている程度で短距離であればゆっくり自走して向かうようにしましょう!走行が不安な場合などはロードサービスにお願いするのがおすすめです。
- カーショップやや修理工場へ持ち込み修理
- ロードサービスへ依頼
ハブボルトを交換する際の注意点と工賃の目安
どんなにケアをしていたとしてもホイールのボルトが折れてしまう確率をゼロにする事はできません。何らかのトラブルでホイールのボルトが折れてしまった時の対処法や注意点、工賃などをご紹介します。
他のハブボルトの点検も必要
ハブボルトが折れてしまった場合には、他のボルトも不具合が出ている可能性があります。そのまま運転するのではなく、必ず他のボルトが破損していないかどうかをチェックするようにします。これは破損したボルトのホイールだけでなく、必ずすべてのホイール4本のハブボルトをチェックしてください。
工賃の目安
ボルトが破損してしまった時の修理代金は、ディーラーか整備工場にもよりますし、整備工場によっても金額は変わってきますが、下記くらいが相場になっています。ボルトだけでなく他の部分も修理が必要な場合には、更に上乗せされます。
オートバックス等 | ディーラー | |
---|---|---|
工賃 | 5,000円~ | 8,000円~ |
ハブボルト代 | (1本)400円~ |
国内自動車メーカーのハブボルトの規格
国産自動車メーカーのナットの規格は現在では基本的に3種類なのですが、ハブボルトはスプライン径の関係もあり下記表のように様々な種類があります。
同じメーカーでも年式により使われているハブボルトの規格が異なる場合もありますので、整備工場やカー用品店など専門のお店にお任せするのが一番安心できますが、自分で変えてみたい方はハブボルトのサイズ表を用意しましたので参考にしてみてください。
自動車メーカー | ネジサイズ |
---|---|
トヨタ・ホンダ・ミツビシ・マツダ・ダイハツ | M12×P1.5 |
ニッサン・スバル・スズキ | M12×P1.25 |
トヨタ ランドクルーザーレクサス LS系 LC系ホンダ レジェンド KB系 ホンダ シビックタイプR FK/2 FK/8日産 GTーR NISMO | M14×P1.5 |
旧規格軽自動車・旧ホンダ・旧ミツビシ | M10×P1.5 |
旧規格軽自動車・旧スズキ・旧ダイハツ・旧スバル・旧マツダ | M10×P1.25 |
おすすめの自動車用ハブボルト3選
おすすめの自動車用ハブボルト3つご紹介します。一見すると同じように見えるハブボルトですが、やはり品によって大きく内容が異なります。足回りの重要なパーツですのでしっかりと安心してお任せできるハブボルトを選ぶようにしましょう。
M12×P1.5
M12×P1.25
M14×P1.5
まとめ
ハブボルトはホイールの交換等を行わない限りあまり交換することが無い部品ではありますが、ホイールとホイールハブをつなぐ重要な部品でもあります。また劣化しているのがわかりにくいパーツになっているので車検時のチェックで十分な場合がほとんどです。
ただし、毎年スタッドレスタイヤへの交換が必要な地域などでは、交換の頻度もことなるためDIYで交換する方も多くいます。そんな方はタイヤ交換の際には是非ハブボルトの状態もチェックして見てください。