走行距離オーバーで自動車保険料1万円増…保険料を上げない方法3つ

実は、走行距離をオーバーしても、自己申告すればきちんと補償されますし、翌年も契約更新できます。 ただしオーバーした分の保険料が上がってしまうので、保険料をできるだけ安く抑える方法をお伝えします。
- 走行距離オーバーを自己申告しないと補償を受けられない保険会社もある
- オーバーした分が上乗せされて翌年の保険料が上がってしまうことも
- 翌年の保険料を抑えるには、まるごと安い保険に乗り換えるのがおすすめ
- 安い保険は一括見積もりで見つかる
番号 | 方法 | おススメ度 |
---|---|---|
(1) | 虚偽の申告をして保険を継続(補償は受けられない) | ☆☆☆☆☆ |
(2) | 補償を削って保険料をおさえる | ★★☆☆☆ |
(3) | 一括見積もりで最安値の保険を探し、乗り換える | ★★★★★ |
このページのもくじ
【自動車保険会社別】走行距離オーバーの申告(通知)の有無とその対処法
走行距離に応じて自動車保険料を算出するリスク細分型の任意保険は、2017年6月現在で以下のダイレクト型自動車保険の7社があります。
それぞれの保険会社によって走行距離オーバーの際に必要な対応が異なりますので、保険料の値上がりをなるべく防ぐためにもしっかり確認をしましょう。
通知義務がある自動車保険 | アクサダイレクト |
---|---|
ソニー損保 | |
チューリッヒ | |
通知義務がない自動車保険 | イーデザイン損保 |
おとなの自動車保険 | |
SBI損保 | |
三井ダイレクト損保 |
走行距離オーバーの通知義務がある自動車保険3社
アクサダイレクトとソニー損保、チューリッヒの3社は、走行距離オーバーがわかった時点で必ず変更手続きをしましょう。
保険会社 | 走行距離区分 |
---|---|
アクサダイレクト | 5,000km未満/5,000km以上10,000km未満/10,000km以上 |
ソニー損保 | 3,000km以下/5,000km以下/7,000km以下/9,000km以下/11,000km以下/16,000km以下/無制限 |
チューリッヒ | 3,000km以下/3,000km超~5,000km以下/5,000km超~10,000km以下/10,000km超~15,000km以下/15,000km超 |
走行距離オーバーで通知義務のある保険の特徴は“自分で1年間の走行距離を予想する方式”
走行距離オーバーで自己申告しなければならない自動車保険は、いずれもこれから1年間の走行距離を予想して申告する方式です。
この方式では前年度までの走行距離が長かった人でも、次の年に短い距離での申請ができる点がメリットです。
しかし、走行距離オーバーをした場合には改めて契約を変更する必要があり、手間もかかります。
もちろんオーバーした走行距離に合わせて契約更新をすると、その分の走行距離に応じて自動車保険料は上がってしまいます。
ケースバイケースですが、満期を迎える際に走行距離オーバーで発生した差額保険料を精算することになるでしょう。
走行距離をオーバーしても自己申告さえすれば事故時も大丈夫!
契約更新時や事故にあってしまった際、実は設定した走行距離をオーバーしていた…となってしまっては、実際の事故で補償をしてもらえるのか心配ですね。
ですが、オドメーター(積算距離計)を確認し、走行距離オーバーがわかった時点で保険会社にきちんと自己申告さえすれば大丈夫です。
虚偽の申告でないかぎり、事故が起きても補償を受け取ることができますし、翌年も契約を続けることができます。
ただし、オーバーしてしまった分の保険料を支払わなければなりませんので必ず自己申告をしましょう。
走行距離オーバーでどれだけ保険料が上がるかシミュレーションしてみよう
もしすでに走行距離オーバーで保険料が上がる見込みがある場合、一括見積もりサイトの価格.comでシミュレーションをすることが可能です。
最短5分の入力で最大8社から公式の見積もり結果が出るので、加入時に設定した年間予定走行距離より長い距離で保険料のシミュレーションをしてみましょう。
走行距離オーバー申告不要の自動車保険4社
イーデザイン損保、おとなの自動車保険(セゾン自動車火災保険)、SBI損保、三井ダイレクト損保の4社の自動車保険では、走行距離オーバーの自己申告の通知義務がありません。
保険会社 | 走行距離区分 |
---|---|
イーデザイン損保 | 3,000km以下/3,000km超~5,000km以下/5,000km超~10,000km以下/10,000km超〜15,000km以下/15,000km超〜20,000km以下/20,000km超 |
おとなの自動車保険 | 3,000km以下/3,000km超~5,000km以下/5,000km超~10,000km以下/10,000km超~15,000km以下/15,000km超 |
SBI損保 | 5,000km以下/5,000km超~10,000km以下/10,000km超~15,000km以下/15,000km超 |
三井ダイレクト損保 | 3,000km以下/3,001km~5,000km/5,001km~7,000km/7,001km~10,000km/10,001km~12,000km/12,001km~15,000km/15,001km~20,000km/20,001km以上 |
走行距離オーバーで通知義務のない保険の特徴は“過去1年間の”累計走行距離
走行距離オーバーで自己申告の必要がない自動車保険は、いずれも新規契約時や契約更新のときに、 過去1年間の積算走行距離(累計走行距離)を申告する方式です。
この方式が現在では一般的ですが、メリットは走行距離をオーバーしても契約を変更する必要がない点にありますが、裏を返せばオーバーしてしまった走行距離に応じて翌年に保険料が必ず上がることを示しています。
結果として走行距離オーバーになった分の自動車保険料は翌年の保険契約で保険料に反映されるので、契約更新のタイミングで車のオドメーターの数値を保険会社に提示しなければなりません。
走行距離オーバーは自動車保険乗り換えの好機
もしすでに走行距離オーバーが確実である場合、そのまま翌年度の自動車保険の更新をすると必ず保険料は高くなってしまいます。
ですので、当サイトでは一括見積もりサイトの価格.comで保険料のシミュレーションをしておくことをおすすめしています。
最短5分の入力で最大8社から公式の見積もり結果が出るので、オーバーした走行距離で保険料のシミュレーションをしてみましょう。
その走行距離で、現在ご契約中の自動車保険より保険料が安く、補償が充実した自動車保険が見つかったという声を多くいただいています。
走行距離オーバーでの自動車保険料の値上がりで深刻にお悩みの方は、一度は必ず保険料を試算しておきましょう。
セコム損保は走行距離で保険料が変わらない唯一のダイレクト型自動車保険
セコム損保の自動車保険は、契約時に過去1年間の積算走行距離や年間予定走行距離から走行距離を申告しない唯一のダイレクト型自動車保険です。
ですので、ダイレクト型自動車保険にこだわりがあり、かつ走行距離が読めない…という方に向いていることでしょう。
走行距離をオーバーしても自動車保険を安く抑える方法
自動車保険ではそれぞれ独自に走行距離区分を設定していて、その区分に応じて保険料が決まります。逆にいえば、同じ走行距離を走ったとしても自動車保険会社が違えば自動車保険料も異なるということです。
よって、走行距離オーバーの場合の追加の保険料や、指定距離区分よりも実際の走行距離が短かった場合の割引額も保険会社によって異なります。
また、走行距離オーバーがあったとしても追加の保険料が請求されない契約も存在するため、しっかりと検討を行うことが重要です。
自動車保険料を走行距離オーバーで追加支払いして更新すると損!
そのまま翌年の更新のタイミングで自動車保険料は上がるのでその点の注意が必要です。
先述のように、走行距離オーバーをした場合には改めて契約を変更する必要があり手間もかかります。
そして、オーバーした走行距離に合わせて契約更新をすると、長くなった走行距離に応じ自動車保険料は上がってしまいます。
走行距離オーバーが自動車保険の値上げを招いてしまうことは必ず念頭に置いておきましょう。
その意味では、走行距離オーバーをしてしまったあなたに、今の自動車保険は適していないかもしれません。なぜなら、走行距離区分は自動車保険会社それぞれが独自の区分を定めているためです。
ドライバーそれぞれの運転の頻度や目的に合った自動車保険を選ばないと、余計に保険料を支払うことにもなりかねませんので慎重に走行距離区分を選びましょう。
あなたの走行距離に合った安い自動車保険を探す方法
とはいえ、無数にある自動車保険会社の中から一つ一つの補償プランや走行距離区分を見て合った保険を探し出すのはとても困難です。
そこで、便利な方法が自動車保険の一括見積もりサイトです。
自動車保険を一括で見積もるなら価格.comがおすすめ
自動車保険一括見積もりでおすすめするサイトは価格.comです。電話営業を受けることなく簡単な入力作業だけで最大8社の保険会社の契約を検討できます。
おすすめする理由は3点
- 入力時間が最短5分
- 最大8社まで一括見積もり可能
- 満足度が高い大手損保の複数社から見積もりが取れる
走行距離オーバーをしていない方もオーバーしてしまって保険料が上がった方もぜひこちらのサイトで保険の見積もりを出して検討してみてください。
まとめ
- 年間予想最大距離を申告する自動車保険では、走行距離をオーバーしたら自己申告しなければならず、その分追加で保険料を支払い精算しなければならない
- 過去1年間の積算走行距離で保険料が決まる自動車保険では通知義務がないが、翌年の保険料が必ず上がる
- 保険料をできるだけ安く抑えるためには一括見積もりでの比較・検討がおすすめ
- 走行距離をオーバーしても補償はそのままで保険料が安い保険会社を見つけることができる