車を代理で売ることはできる!必要な書類や手続きを紹介
車を代理で売るのって面倒?
代理で売るときに必要な書類や手続きを知りたい!
結論から申し上げると、車の名義が家族や友人の場合でも代理で売ることができます。
また、車を代理で売るときに必要な書類や手続きは、通常の手続きとそこまで変わらないので面倒ではありません。
ただし代理人として車を売る場合には、車の所有者の書類に加えて代理人本人の身分証明書や印鑑が必要になります。
車を代理で売る際に必要な書類や手続きについて詳しく解説することで、車を代理で売る方がスムーズに車の売却をできるようにサポートします。
このサイトを最後まで読んで、書類を準備し円滑に車の売却を進めましょう。
<親名義の車を売りたい場合>健在している親名義の車 | 代理人本人の身分証明書や印鑑が必要 |
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判断能力のない親名義の車 | 親の成年後見人となる必要がある |
亡くなった親名義の車 | 売りたい車の所有権を親から自分に移転させる必要がある |
日本にいる友人や親戚の車 | 代理人本人の身分証明書や印鑑が必要 |
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海外の友人や親戚の車 | 名義人の印鑑証明書や住民票の除票がない場合は日本大使館に行ってもらう |
名義人が本人の車 | 通常車を売るのに必要な書類・手順と同じ |
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名義人がローン会社や自動車ディーラーの車 | ローンを払い終わらなければ車を売ることはできない |
このページのもくじ
親名義の車を代理で売ることはできる!必要な書類9つを詳しく紹介
親名義の車を売る場合には、事前に親から売りたい車の書類を準備してもらう必要があります。
代理で車を売るときに必要になる書類には、車の名義人が所持している書類と代理人が用意すべき書類の2種類あります。
この章では、代理で車を売るのに必要な書類を詳しく解説していきます。
車の名義人が所持している書類7つ!名義人に用意してもらおう
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〈車の名義人が所持している書類7つ〉
- 自動車検査証
- 自動車税納税証明書
- 自賠責保険証明書
- 印鑑登録証明書
- リサイクル券
- 車の名義人の実印が押された委任状
- 名義人の実印が押された譲渡証明書
自動車検査証以外の書類は、車を購入時に手続きするものなので、車の名義人に手伝ってもらえば簡単に用意できます。
自動車検査証は、車検対象の自動車が保安基準を満たしていることを証明する書類です。この車検証は所有している自動車の情報が細かく記載されてるため車の身分証明書のようなものです。
自動車税納税証明書は、自動車税の納税が正しく行われていることを確認する書類です。この自動車税納税証明書は自動車税の納付書と一緒に、自動車税を納めたその場でもらうことができるものです。
自賠責保険証明書は、自動車を購入した方が必ず加入する自賠責保険の保険証です。
印鑑登録証明書は、印鑑の登録手続きが済むともらえる書類です。この印鑑登録証明は登録された印鑑が本物であることを証明するために必要になります。
リサイクル券は、法で定められたリサイクル料が正しく収められているのかを確認する書類です。このリサイクル券は、車購入時の自動車リサイクル料を支払ったときにもらえる類です。
委任状は、車の名義人が直接申請を行えない場合に、代理人に権限を委任し申請を行えるようにする書類です。
譲渡証明書は、売買や譲渡で自動車の所有者が変わった場合に、いつ誰に譲渡が行われたかを証明する書面です。
代理人が用意するべき書類2つ!準備するのは簡単
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〈代理人が用意するべもの2つ〉
- 身分証明書
- 印鑑
車の代理人として車を売るからといって、入手しにくいものが必要になるわけではありません。
身分証明書は免許書やパスポート、印鑑は市販のものでよいので比較的入手しやすいでしょう。
認知症の親の車の売却は委任状が無効!成年後見人の手続きを紹介
車の名義人が認知症などで判断能力が欠けている場合は、成年後見人を立てる必要があります。
名義人の判断能力が欠けているため委任状があっても意味がないからです。
成年後見人は家庭裁判所に申し立てることで認めてもらえ、審判が下るまでに約2か月ほどかかります。
判断能力がない名義人の車を売りたいという方は、成年後見人となるための手続きに時間がかかるため早めに準備するのが良いでしょう。
以下では成年後見人となるための詳しい手順を紹介していきます。
- 家庭裁判所への申し立て
- 家庭裁判所の調査官による事実の調査
- 精神鑑定
- 審判
- 審判の告知と通知
- 法定後見開始
成年後見人となるための手続き6つ
家庭裁判所への申し立てを行うには、家庭裁判所で無料でもらえる申立書や本人の戸籍謄本、住民票、身分証明書、登記事項証明書をそれぞれ1通ずつ準備していただく必要があります。
これらの申立書類を準備して本人の住所地の家庭裁判所に申し立てに行きましょう。
家庭裁判所の調査官による事実の調査は、申立人、本人、成年後見人候補者が家庭裁判所に呼ばれて事情を聞かれます。
精神鑑定鑑定費は、費用が5~10万円かかりますが、実際精神鑑定が行われるのは稀であり申立人全体の1割に過ぎないので費用の心配をする必要はないでしょう。
審判は、申立人が記載した成年後見人候補者がそのまま選任されることが多いですが、場合によっては家庭裁判所の判断で弁護士や司法書士等が選任されることもあります。
審判の告知と通知は、裁判所から審判書謄本をもらいます。
これらの手順を終えれば成年後見人になることができ、代理で車を売ることができます。
亡くなった親の車の売却は車の名義人の変更が必要!必要な書類を紹介
名義人である親が亡くなってしまった場合、車の所有権を親から自分に移動させなければなりません。
車の所有権の移動することで車の名義人を自分に変更させる必要があるからです。
名義を変更させるには、車の名義人である親の所持している書類と新しく車の所有者となりたい方の書類が必要になります。
この章では、具体的に自分で名義変更をする場合にどのような書類が必要になるのかについて詳しく解説していきます。
車の名義人である親の書類で必ず準備するべき書類4つ
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〈車の名義人である親の所持している書類〉
- 親の実印が押された譲渡証明書
- 発行3か月以内の印鑑証明書
- 親の実印が押された委任状
- 自動車検査証
車の名義人である親の必要な書類には、親の実印が押された譲渡証明書と発行3か月以内の印鑑証明書、親の実印が押された委任状、自動車検査証があります。
譲渡証明書とは、売買や譲渡で自動車の所有者が変わった場合に、いつ誰に譲渡が行われたかを証明する書類です。この譲渡証明書は車の買取店で作成することができます。
印鑑登録証明書とは、印鑑の登録手続きが済むともらえる書類です。この印鑑登録証明は登録された印鑑が本物であることを証明するために必要になります。
委任状とは、本来申請を行うべき当事者が直接申請を行えない場合に、指定の代理人に権限を委任することで、申請を行えるようにする書類です。この委任状は車の買取店で作成することができます。
自動車検査証とは、車検対象の自動車に交付される自動車が保安基準を満たしていることを証明する書類です。この車検証には所有している自動車の情報が細かく記載されてる車の身分証明書のようなものです。
新しく車の所有権を得たい方が必ず準備するべき書類6つ
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〈新しく車の所有者となる方が必要な書類〉
- 自分の印鑑証明書
- 自分の委任状
- 車庫証明書
- 手数料納付書
- 自動車税・自動車取得税申請書
- 申請書
新しく車を所有したい方に必要な書類は6つあります。
まず1つ目と2つ目で挙げている印鑑証明書と委任状は、車の名義人である親の必要な書類と同様です。
車庫証明書とは、自動車の保管場所を確保していることを証明する書類です。
この車庫証明書は、保管場所である車庫の住所を管轄する警察署に申請を行い、保管場所の確認を取ってもらうことで入手できます。
手数料納付書は、名義変更の手続きの際に手数料を納めるための書類です。
この手数料納付書に手数料に相当する金額の印紙を貼り付けて申請をします。
手数料納付書は、手続きを行う当日にご用意いただければ構いません。
自動車税・自動車取得税申告書とは、運輸支局で名義変更を行うときに税事務所に申告する書類です。
手続きは、運輸支局に隣接した税事務所で行います。
自動車税・自動車取得税申告書も手数料納付書と同様、手続きを行う当日にご用意いただければ構いません。
申請書とは、名義変更の際に新しい車検証をコンピュータで発行する為に必要なOCR用紙のことです。
手続きの最後にこの申請書を運輸支局のコンピュータに入れると、記載内容を読み取って車検証が交付される仕組みになっています。
申請書も手続きを行う当日にご用意いただければ構いません。
名義人が海外にいる場合は印鑑証明書と住民票に注意!
友人や親戚の車を売りたい方は、その友人や親戚が海外にいる場合は心がけていただくことがあります。
以下では、友人や親戚が日本にいる場合と海外にいる場合の両方のパターンの必要なものを詳しく解決していきます。
日本にいる友人や親戚の車を売る方法
友人や親戚の名義で車を売る場合は、車の名義人が所持している書類と代理人である自分が用意するべきものの2種類があります。
この章では、必要な書類について詳しく紹介していきます。
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〈車の名義人が所持しているもの7つ〉
- 自動車検査証
- 自動車税納税証明書
- 自賠責保険証明書
- 印鑑登録証明書
- リサイクル券
- 車の名義人の実印が押された委任状
- 名義人の実印が押された譲渡証明書
自動車検査証は、車検対象の自動車に交付される自動車が保安基準を満たしていることを証明する書類です。 この車検証には所有している自動車の情報が細かく記載されてる車の身分証明書のようなものです。
自動車税納税証明書は、自動車税の納税が正しく行われているかを確認する書類です。この自動車税納税証明書は自動車税の納付書と一緒に自動車税を納めたその場でもらうことができるものです。
自賠責保険証明書は、自動車を購入した方が加入した自賠責保険の保険証です。
印鑑登録証明書は、印鑑の登録手続きが済むともらえる書類です。この印鑑登録証明は登録された印鑑が本物であることを証明するために必要になります。
リサイクル券は、法で定められたリサイクル料が正しく収められていることを示す書類です。このリサイクル券は、車を購入し自動車リサイクル料を支払ったときにもらえる書類です。
委任状は、車の名義人が直接申請を行えない場合に、代理人に権限を委任し申請を行えるようにする書類です。
譲渡証明書は、売買や譲渡で自動車の所有者が変わった場合に、いつ誰に譲渡が行われたかを証明する書類です。
ほとんどの書類が車を購入時に手続きするものなので、車の名義人に協力してもらえば、簡単に用意することができるでしょう。
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〈代理人が用意するべきもの2つ〉
- 身分証明書
- 印鑑
車の代理人として車を売るからといって、準備しづらいものが必要になるわけではありません。
身分証明書は免許書やパスポート、印鑑は市販のもので大丈夫なので比較的入手しやすいでしょう。
海外の友人や親戚の車の売却は印鑑証明書や住民票の除票が必要
友人や親戚が海外にいるにしても、日本にいるとしても必要なものは変わりません。
車の名義人の友人や親戚が海外にいるにしても車が日本にある場合、名義人が所持している書類で必要なものは既に代理人の手元にある状態にしてくれていることが多いでしょう。
名義人の印鑑証明書が手元になく用意できないという方は、名義人に名義人の滞在している国の日本大使館に行ってもらいましょう。
外国の日本大使館では、署名証明書を発行することができる、この書類が印鑑証明の代わりになります。
名義人に署名証明書を発行してもらった後に日本へ書類を送ってもらいましょう。
また印鑑証明書だけでなく、名義人の住民票の除票も提出する必要があります。住民票の除票は、名義人が海外に行く前に住んでいた市区町村の窓口で住民票を発行してもらうことができます。
代理人でも住民票の除票は名義人の身分証明書や印鑑、委任状があれば取得できます。
名義人がローン会社ならローンを払い終わらないと売るのは不可
車をローンで購入した場でも、車の名義人が本人の場合は通常の車を売るときと同様の手順で車を売ることができます。
名義人が本人の場合、その本人が車を所有しているということになっているからです。
しかし、車の名義がローン会社や自動車ディーラーなっている場合は注意が必要です。
その場合、車のローンを支払い終わらなければその車を売ることができません。
名義人がローン会社や自動車ディーラーになっている場合、車の所有権はローン会社や自動車ディーラーが持っていることになるからです。
そのため代理人として車の売却を頼まれても、ローンの返済が終わっていなければ車を売ることができません。
無事にローンをすべて支払い終わった後は、自動車ディーラーやローン会社に印鑑証明書、譲渡証明書、委任状を準備してもらい車を売りましょう。
ローン会社や自動車ディーラーに連絡すれば、それらの書類を用意してもらうことができます。
運転できない場合や故障車を売る場合は業者の出張査定がおすすめ!
代理人が車の運転ができないときは出張査定を利用すると良いでしょう。出張査定は、代理人が車を運転できなくても、業者が自宅まで来て査定をしてくれるからです。
出張査定なら、こちらが出向く必要なく査定ができるのでとても便利です。
また故障して動かないといった車でも、出張査定は業者が自宅まで来て査定してくれるので安心です。
【業者の選び方】一括査定を利用するメリット2つを紹介
車の査定額を上げたい場合は、買取業者選びが重要です。まず、自分の車がどの程度の価格で売れるのかを知る必要があります。
そのためには、一括査定をするのがおすすめです。
複数社から査定してもらうのがおすすめな理由は2つあります。
1つ目は、簡単に複数の業者を比較しながら査定額が最も高い業者を見つけられるという点です。 1つ1つの業者に足を運ぶ必要がなく、複数の業者の面倒な営業に巻き込まれる心配もないため、おすすめです。
2つ目は、自分の車の買取相場が知れることです。 1つの業者にしか査定してもらっていなければ、その査定額が高いのか低いのか判断する基準がないので、複数の業者に査定してもらうのがおすすめです。
車を高く売るためには、売る時期と車検のタイミングを考慮する必要があります。そのため、査定金額はできるだけ早く知る必要があります。
「車査定・買取の窓口」という一括査定のサイトを利用すれば、すぐに条件に合った業者を1社のみ選んでくれます。
一括査定でも複数の業者から見積もりできますが、手間や時間がかかってしまうのであまりおすすめではありません。売りたい時期を逃すと売却は数カ月後に伸びるか、損をして売ることにつながります。
「車査定・買取の窓口」の場合は、最も条件に合い査定額が高い1社だけとのやりとりなので手間や時間を大幅に省くことが可能です。
サイトの担当者は、業者を適当に選んでいるわけではないので高額査定にも期待できます。
車の価値は時間が経つにつれて落ちていくものです。効率よく売却を検討したい人は、「車査定・買取の窓口」を積極的に活用してみるのがおすすめです。
サイト下部のボタンから、売りたい車の査定額を調べるために一括査定をしてみましょう。
まとめ
代理で車を売る場合には、車の所有者とどういう関係なのかで手続きや書類が変わってきます。
自分に必要な書類や手続きを調べ、準備を進めましょう。
<親名義の車を売りたい場合>健在している親名義の車を売る場合 | 代理人本人の身分証明書や印鑑が必要 |
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判断能力のない親名義の車を売る場合 | 親の成年後見人となる必要がある |
亡くなった親名義の車を売る場合 | 売りたい車の所有権を親から自分に移転させる必要がある |
日本にいる友人や親戚の車を売りたい場合 | 代理人本人の身分証明書や印鑑が必要 |
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海外の友人や親戚の車を売りたい場合 | 名義人の印鑑証明書や住民票の除票がない場合は日本大使館に行ってもらう |
名義人が本人の場合 | 通常車を売るのに必要な書類・手順と同じ |
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名義人がローン会社や自動車ディーラーの場合 | ローンを払い終わらなければ車を売ることはできない |
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