マイカーローンの仮審査と本審査の違いは?仮審査しないと損する理由

「仮審査って信用情報もみられる…?」
マイカーローンの仮審査は主に「返済能力」をチェックする簡易的な審査です。
一方、本審査は「情報が正しいか」信用情報などを調べるものです。
仮審査は申告した内容から借入れ可能かの判断することが多いですが、中には本審査と同じように信用情報までチェックする機関もあります。
年収や職業、他社の借入があるから審査が心配…という人はまず仮審査することをおすすめします。
仮審査の場合、結果の合否について履歴が残ることはないため安心して利用できます。
この記事では仮審査と本審査の違い、仮審査で通っても本審査で落ちる人の特徴、仮審査にかかる日数、仮審査に落ちてしまったときの対処法についてご紹介します。
- 【仮審査しないと損する理由】
- 仮審査の場合、審査に落ちても履歴に残ることはない →本審査の場合、審査落ちの履歴が残り他のローンも通りにくくなる
- 仮審査をすることで、最低限の合格ラインを知ることができる →年収、職業、他社からの借入額などが不安な場合は仮審査の段階で合否がわかる
- 複数社の仮審査をすることで一番条件のいマイカーローンを選べる
このページのもくじ
マイカーローンの仮審査はどこがおすすめ?仮審査をすべき人の特徴3つ
仮審査におすすめのマイカーローンは静岡銀行が提供している「しずぎんマイカーローン」です。
しずぎんの仮審査は後からキャンセルも可能なため、仮審査結果をみてから実際に利用するか検討することができます。
また、仮審査の結果は1年間有効で、じっくり他のマイカーローンと比較することも可能です。
仮審査の結果が信用情報に残って、他の機関に共有されることもありません。
仮審査は本審査と違い、「返済能力」があるかを確認するためのものです。
そのため、下記のような条件の人には仮審査がおすすめです。
- 仮審査がおすすめな人の特徴
- 年収が低く、審査が不安な人
- 非正規雇用で職業に不安がある人
- 転職や就職したてで、勤続年数が不安な人
- まずは審査に通るかを知りたい人
上記に当てはまる場合は仮審査がおすすめです。
マイカーローンの仮審査って?本審査と何がちがうの?
マイカーローンの仮審査を利用することで事前に自分が審査に通過するのかを調べることができます。
しかし、仮審査を通過したからと言って必ずしも本審査に通過するとは限りません。
仮審査と本審査の違いについて詳しく説明していきます。
マイカーローンの仮審査と本審査の違い
おもな違いは下記になります。
仮審査 | 審査をする機関:借り入れの金融機関 |
---|---|
審査の内容:申込時に申告した情報 | |
本審査 | 審査をする機関:借り入れの金融機関、保証会社がある場合は保証会社 |
審査の内容:申込者の申告情報、在籍確認、信用情報など |
仮審査と本審査での大きな違いは「情報の確認を行う」かどうかになります。
本審査の場合は勤務先への在籍確認や年収を確認するために源泉徴収票の提出を求められます。
また仮審査はその借り入れの金融機関で完結しますが、本審査の際には保証会社の保証が受けられるかどうかの審査も加わります。
マイカーローンの仮審査や事前審査とは?
マイカーローン(自動車ローン)の仮審査や事前審査では主に返済能力を見ます。
簡単に言うと「この人は返済できるかどうか」を大まかに見る審査です。
仮審査で見られるのはおもに申し込み時に記入した情報になります。
具体的な内容としては
- 申し込み情報(名前、年齢、住所、住居種など)
- 職業
- 前年度の年収
- 申込内容(希望借り入れ額、借り入れ期間など)
- 他社からの借り入れ状況
申込の機関によっては信用情報の確認を行うこともあります。
仮審査の結果が出るまでの期間・日数・時間は?
金融機関によって変わりますが、仮審査はコンピューターが自動で行う金融機関もあり、自社内で完結するのであらかた3営業日長くて7営業日ほどで結果が返ってきます。
マイカーローンの仮審査や事前審査は、最短即日回答という金融機関もあります。
本審査とは
マイカーローンの本審査では、情報の確認などを調べます。
仮審査は簡易的なチェックですので、収入や借入状況は自己申告となります。
そのため本審査では申告した情報が本当に正しいのかを確認されます。
- 【おもに確認される項目】
- 申告した内容(勤務先や年収など)に間違いがないかの確認
- 金融事故(滞納・未払い)はないかの確認
本審査の場合、勤務先に電話で在籍確認を行い、「信用情報機関」に照会をかけて信用情報の確認をします。
信用情報とは仮審査時における申込人の現在及び過去の借り入れの返済履歴の健全性です。
過去に支払い遅延や滞納があった場合は審査に通りにくくなります。
仮審査に通っても本審査で落ちる!?審査落ちに共通するポイント2つ
仮審査に通ったからといって本審査に通るとは限りません。
前述したように本審査では「信用情報」の確認がされるため、信用情報に問題がある場合は審査落ちの可能性があります。
本審査に落ちてしまう人に共通するポイントは2つです。
- 審査落ちに共通するポイント
- 仮審査と本審査で申告の内容が違う
- 「信用情報」に問題がある
「信用情報」に問題があった場合、本審査にはかなり高い確率で落ちてしまいます。
では具体的はどのようなことでしょうか?
詳しくみていきましょう。
信用情報機関に金融事故の履歴が残っている
マイカーローンを組むにあたって金融機関は、最初に申込者の信用情報のチェックをします。
そこで、申込者の信用情報に何らかの問題があると審査に落ちる可能性が高まります。
問題の代表例として、金融事故履歴の有無です。
金融事故の種類は大きくわけて4つになります。
種類 | 内容 |
---|---|
長期の滞納 | 3カ月以上支払いが遅れた場合 クレジットカードや各種ローン、奨学金の支払いも含む |
債務整理 | 任意整理・特定調停・自己破産・個人再生などを行った場合 |
代位弁済 | ローンなどの支払いができなくなり、保証会社がかわりに支払いをした場合 |
強制解約 | 携帯電話やクレジットカードなどを会社側から強制的に解約された場合 |
例えば、クレジットカードでローンを組んだ際、契約通りに返済ができなかったり、返済が3カ月以上遅延していたりすると金融事故履歴が信用情報機関に登録されます。
俗に「ブラックリストに載る」という状態ですが、このようになってしまうと信用が疑われてマイカーローンの審査は落ちてしまう可能性の方が高くなるのです。
3カ月未満の短期的なローンの支払い遅延がある
上記で説明した「長期の滞納」とちがい、3カ月未満の短期的な支払い遅延であっても審査に影響してきます。
ただし、短期遅延の場合は「金融事故」には記録はされません。
気がつきにくい例として、家電や携帯電話などの購入があげられるでしょう。
割賦で支払っていくような購入方法は、ローンを組んでいることがあるので要注意です。
- 【よくある短期の支払い遅延】
- クレジットカードの毎月の支払い
- 携帯電話の料金
- 家賃の支払い
- 電気やガスなどの公共料金
数回程度の遅延や数日程度の遅延で大きく審査に影響してくることはありませんが、回数が多くなったり支払い期日をすぎてもなかなか支払わない場合は審査に影響してきます。
信用情報の中でも説明した2つが大きな問題となります。
仮審査に通っても信用情報に問題がある場合は審査に落ちてしまいます。
では落ちた場合はどうすればいいのでしょうか?審査に落ちたときの対処法について説明していきます。
マイカーローンの審査に落ちたときはどうすればいいの?審査に落ちたときの対処法
仮審査に通っても本審査で落ちる場合もあります。
本審査で落ちた場合、審査結果が履歴として残ってしまいますので注意が必要です。
ここからは本審査で落ちないための対処法について詳しく説明していきます。
-
仮審査に通るための対処法
- 借入額を減らす
- 金利が高いディーラーローンにも申し込む
- 3社~5社は申込む
頭金を増やして借入額を減らす
マイカーローンは借入額が少ない方が審査に通りやすくなります。
借入額が少ないと利用者の負担が少なく完済できる確率が高くなるからです。
頭金を用意するための唯一の方法
頭金を少しでも用意できれば、借入金額をおさえることができます。
しかし、何十万の金額はすぐに用意できるものでもありません。
もし、できるだけ早くマイカーローンを申し込みたいならカードローンを利用するのも手です。
カードローンの中には即日で融資をしてくれるところもあり、頭金を早く用意することができます。
会社名 | 特徴 | 詳細 |
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【アイフル】![]() |
最大30日間利息0円 最短30分で審査完了 |
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【アコム】![]() |
利息は利用日数分だけ 即日融資可能 |
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- 【カードローンにはマイナスイメージがある…?】
- マイカーローンとの違いは金利のみ
- 借りただけで信用情報に傷がついたりしない
- 悪質な取り立てをされたりもしない
金利が高いディーラーローンにも申し込む
販売店が提供しているディーラーローンは比較的審査には通りやすいと言われています。
しかし、その分デメリットも存在します。
- 【ディーラー系マイカーローンのデメリット】
- 金利が高い
- 返済期間が銀行・信販系に比べて短い(最長でも7年)
- 車の名義が自分ではなく、保証会社or販売店名義になる
- 車購入時に必要な諸経費は現金払いになる(約20~30万程度)
ディーラーローンの場合、完済するまで車の所有権はディーラー側になります。
そのため、万が一借り入れ者が返済できなくなっても車を担保することによってリスクを最小限に抑えることができるのです。
ディーラーローンを検討する場合はデメリットもしっかり理解した上で検討しましょう。
履歴は残らないので3社~5社は申込む
詳しくは後述しますが、マイカーローンの仮審査を何回もしたからといって審査には影響しません。
また、ローン業者ごとに審査基準は変わるので、仮審査に落ちたとしても他のローンの仮審査に通過することがあります。
そのため通過できるマイカーローンを知りたいときは複数のローンに一度に申込をしましょう。
マイカーローンの仮審査・本審査の履歴は残るのか?
仮審査:履歴は残るが結果までは残らない!
仮審査をしたという事実は履歴として残りますが、審査結果までは履歴に残りません。
また、仮審査の回数が多いからといって、仮審査を通過できないことはありません。
本審査:履歴も結果も残る
本審査の履歴は審査の結果まですべて残ります。
審査に何回も落ちた履歴があると少なからず他の審査に影響します。
仮審査は何社も受けていいですが、本審査は仮審査を通過した上で慎重に申請しましょう。
マイカーローンの仮審査を複数同時進行しても審査に影響はないのか?
マイカーローンの仮審査や事前審査を複数社で受けても審査には影響しません。
むしろ複数の金融機関を比較検討してみるのは賢い消費者として有効な方策です。
例えば、金融機関でもメガバンク、地方銀行、信用金庫などで微妙に審査基準も違いますので、メガバンクで仮審査がパスしなくても地方銀行ではパスするというのはよくあることです。
マイカーローンの審査に必要な書類は?
仮審査に必要な書類
マイカーローンの仮審査や事前審査において、必要な書類はありません。
本審査に必要な書類
マイカーローンの本審査では、大きく分けて次の3つの書類が必要になります。
- 本人確認書類
- 年収確認書類
- 資金使途確認書類
- 所得証明書
- 自動車の見積書
「年収確認書類」は収入証明書ともいわれており、住民税決定通知書や、会社からの直近の給与明細、源泉徴収票などがそうです。
次に「資金使途確認書類」です。マイカーローンはあくまで車に関する必要経費をサポートするものですから、自動車の注文書や見積書を提示する必要があります。
マイカーローンは仮審査・本審査通過後にキャンセルできる?
マイカーローンの仮審査でも本審査でも通過後にキャンセルできます。
あくまで審査は契約の手続きではないのでキャンセルできます。契約においては店頭や銀行などに足を運ぶ必要があります。
審査後にキャンセルできるので他社のローンと比較検討して、好条件の金融機関での借り入れを選択することをおすすめします。