自営業でも低金利マイカーローン審査に通る対策3つ!利用者の体験談

「ローンの返済は経費で落とせるの?」
自営業や個人事業主でもマイカーローンを利用できます。
しかし、審査基準はサラリーマンの場合と比べ厳しいものとなります。
この記事では、自営業でも審査に通りやすくなる対処法とおすすめのマイカーローン、実際に審査に通過した人の口コミを紹介します。
対処法 | おすすめ度 |
---|---|
頭金を用意する | ★★★ |
役員報酬を増やす | ★★ |
審査基準が異なるマイカーローンに申し込む | ★★★★★ |
マイカーローンの中でも自営業の人におすすめなのが三菱UFJ銀行が提供するネットDEマイカーローンです。
ローンを組む際、「毎月安定した収入を得ていること」はローン審査において最低条件となります。しかし自営業者の場合、収入が不明瞭なため通常のマイカーローンでは審査に通りにくい可能性があります。
ネットDEマイカーローンは、ローンの申し込み条件である前年度の年収が他と比較して低くなっているため審査に通りやすくなります。
会社 | 前年度の年収 |
---|---|
ネットDEマイカーローン | 200万円以上 |
ジャパンダネットマイカーローン | 280万円以上 |
- 【ネットDEマイカーローンがおすすめな理由】
- 審査は最短即日で回答
- 繰り上げ返済手数料は無料(通常5,000円前後の費用が必要)
このページのもくじ
自営業でもマイカーローンは利用できる?
自営業・個人事業主の方がマイカーローンを利用する際、審査を通る可能性があるかどうかは購入の目的により異なります。
個人用はマイカーローン申込が可能!事業用の場合は事業用車両担保ローンを使用
個人用として購入する車に対してはマイカーローンの審査対象となります。
審査基準さえクリアすればマイカーローンからの借入れは十分に可能です。
事業用の車に対しては事業用資金を融資することとほぼ同じ意味を持つ事業用車両担保ローンが用意されています。
また、事業用車両を購入するのではなくリースを利用するという事も一つの方法です。
リースで事業用車両を用意しますと税金、経費の面でも有利な場合が多く個人事業の健全な経営が可能となるはずです。
自営業・個人事業主の場合のマイカーローン審査基準3つ
自営業や個人事業者がマイカーローンの審査申込を行なった際の審査基準は下記のとおりとなります。
- 自営業・個人事業主の場合の審査基準
- 安定した年収があるか
- 事業の継続年数
- 借入総額
安定した年収があるか
自営業者や個人事業者の方の収入が安定しているかどうかが非常に重要な審査基準となります。
これは金融機関が返済の確実性を重要視しているからです。
個人で申し込むか、事業用として申し込むかによって基準は変わってきます。
- 個人:最低でも年収200万以上は必要になる
- 事業用:年収が借り入れ額の50%を下回ると審査は厳しい
購入の用途によって年収の基準も変わってきます。
個人用途で希望した場合でも「自営業」という部分から審査は厳しくなるため、年収が多くても落ちてしまう可能性はあります。
実際に自営業でマイカーローンの審査に通った人の口コミを集めてみました。
事業の継続年数
自営業や個人事業主の方に対する審査基準においてはその事業の継続年数も加味されます。
ディーラー系マイカーローン | |
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連帯保証人を頼んだ親族が公務員だったため通りやすかった |
審査 | 通過 |
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他の借入 | なし |
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業務内容 | 音楽家・演奏業務 |
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年収 | 360万 |
車の値段 | 210万 |
金利 | 5.5% |
未納・未払い | なし |
開業年数 | 3年 |
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世帯人数 | 1人 |
保証人 | あり |
借入額 | 60万円 |
支払い回数 | 36回 |
担保 | なし |
解説
音楽家でマイカーローンの融資を受けた例です。
音楽家は飲食店などの店舗経営より審査が厳しくなりますが、安定した職業の公務員を保証人につけることにより融資を受けることができています。
損保系マイカーローン | |
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700万円の住宅ローン残高があったが審査に通過した飲食店経営者 |
審査 | 通過 |
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他の借入 | あり |
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業務内容 | 飲食店経営 |
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車の値段 | 300万 |
金利 | 2.5% |
未納・未払い | なし |
開業年数 | 8年 |
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保証人 | なし |
借入額 | 250万円 |
支払い回数 | 60回 |
担保 | なし |
解説
飲食店経営者でマイカーローンの審査を通過した例です。
収入や開業年数を見ると業績が安定しており、700万円の住宅ローン残高があっても低金利でマイカーローンの融資を受けています。
マイカーローンの審査は総合的に判断されるので、継続年数だけを重視することはありませんが1年未満の方はかなり厳しいです。
借入総額
他金融機関における借入も含め、借入総額が審査の基準となります。
具体的には他社からの借り入れ額が年収の35%を超える場合は審査に落ちる確率が高くなります。
自営業の人におすすめのマイカーローン
審査基準をクリアしていても実際に受けるかは審査をうけてみないとわかりません。
自営業の方におすすめのマイカーローンは損保ジャパンが提供している「ジャパンダ・ネットマイカーローン」です。
損保ジャパンがおすすめな理由は「保証会社」と必要としないことです。
銀行系の審査が厳しくなる要因は「保証会社」を必要とするためです。
ローンの利用者が返済できなくなった場合、利用者に代わって保証会社が各機関へ支払いをおこなうもの
ジャパンダ・ネットマイカーローンなら保証会社を必要とせず、独自で審査をおこなうため審査基準が異なります。
またそれ以外にも多くのメリットがあります。
- 【損保ジャパンマイカーローンのメリット】
- 金利は銀行系と変わらない1.90%~2.95%
- 土日祝日も審査可能で迅速回答
- 借り入れ期間が10年まで選べる
- 申し込み後のキャンセルも可能
金利は銀行系と比較してもかなりの低金利です。
また、申し込み後のキャンセルも可能なので、審査を受けたあとでも他のマイカーローンをと比較することができます。
自営業の人がよく落とされる理由3つ
先ほどお話ししたマイカーローンの融資条件においては全く問題がなかった場合であっても、
自営業者の方は審査に通過しにくいです。理由を解説します。
- 自営業の人がよく落とされる理由3つ
- 過去に金融事故を起こしている
- 事業の将来性により落とされる
- 個人保証の増加により落とされる
過去に金融事故を起こしている
自営業・個人事業主の人がよく落とされる一番の理由はここにあるかもしれません。
事業資金として借りていたお金の返済を延滞したとしたら、それは確実に金融事故として扱われる理由となります。
おもに金融事故として扱われるものは下記になります。
種類 | 内容 |
---|---|
長期の滞納 | 3カ月以上支払いが遅れた場合 クレジットカードや各種ローン、奨学金の支払いも含む |
債務整理 | 任意整理・特定調停・自己破産・個人再生などを行った場合 |
代位弁済 | ローンなどの支払いができなくなり、保証会社がかわりに支払いをした場合 |
強制解約 | 携帯電話やクレジットカードなどを会社側から強制的に解約された場合 |
過去の事実はマイカーローンにおいても十分に審査が落ちる理由となりえるのです。
事業の将来性により落とされる
過去の収入は安定しており、事業の継続年数も問題はない。その点から言えばマイカーローンの審査はすんなりと通るはず。
しかしながら営んでいる事業の将来性が様々な理由により不透明となり今後安定した収入が見込めないと金融機関が判断した場合は審査を落とされることが大いに有り得るのです。
個人保証の増加により落とされる
また、自営業者・個人事業主の方が会社に対し運転資金確保のために自己の保有する資産により個人保証などを行なっていた場合も注意が必要です。
直近の数年間にわたり個人保証の金額が度々上げられている場合にはその事業の安定性につき、金融機関は不安材料とみなしてしまうからです。
事業用でも使える!自営業者におすすめのローンを紹介
マイカーローンでは事業用の車の場合は審査に通りません。
しかしながら、事業用の場合にはマイカーローンの代わりに自営業者向けのローンや事業用車両担保ローンが用意されています。
自営業者向けのローンはカードローンなどと違い、総量規制の例外扱いとなり、借入れが可能です。
事業者向けローンについて詳しくみていきましょう。
総量規制の例外扱いとなる事業向けローンがおすすめ!
自営業者の場合、事業向けローンを使うことも1つの手です。
事業向けローンは総量規制の例外扱いとなるため、他社の借入れ額を気にする必要はありません。
また使用用途も自由で、金利も普通のカードローン比べて低めに設定されています。
- 事業者向けローンの特徴
- カードローンと違い、総量規制の例外扱いとなる
- 無担保・無保証で借入れ可能!
- 融資金額も1,000万まで可能
- 使用用途が自由
- 100万以上の借入れの場合は金利が3.10%~18.0%
カードローンで借入れをした場合、平均的な金利は3%~18%です。
ローンの場合、最低金利を適用される可能性は低いため最高金利で比較をしましょう。
事業用で使うなら事業用車両担保ローンもおすすめ
マイカーローンを事業用で申込みたいなら、事業用車両担保ローンも検討しましょう。
事業用車両担保ローンの審査基準は金融業者よっても異なりますが下記のとおりです。
- 事業用車両担保ローンの審査基準
- 同一事業を1年以上、もしくは3年以上営んでいること
- 融資金額が規定の金額以上であること
- 資金使徒が車両購入資金、または事業資金
- 対象車両に保証会社の所有権保留担保を設定すること
上記には記載がありませんが、当然のことながら過去に破産等の事実がある場合には審査はまず通りませんので注意が必要です。
事業用車両担保ローンの場合、借入に対する金利は自営業・個人事業主の方が営む事業収入、業績等により異なります。
過去の金融機関との取引状況が良好であれば優遇金利の適用も期待できます。
例えば事業用資金の借り入れに対し安定して返済を行なっていた場合にはその実績を金融機関との金利交渉の材料にしても良いかもしれません。
マイカーローンの審査の際に必要なもの
さて、自営業・個人事業主の方がマイカーローンの審査の際に必要なものはどういったものがあるのでしょうか。
詳しく説明していきます。
必要書類は?
マイカーローンの審査の際、必要となる書類、確証等は下記のとおりとなります。
- マイカーローン審査に必要な書類
- 運転免許証
- 自動車購入の見積書
- 確定申告書(過去1年~3年分)
- 対納税証明書
実際にはマイカーローンを申し込む金融機関により必要書類は異なりますので念のため詳細は窓口に確認が必要です。
特に注意すべきは確定申告書が何年分必要か、ということです。これは金融機関によりことなります。
保証人が必要となることも
一般的にマイカーローンでは保証人を必要とすることはほとんどありません。
それは融資対象となる車両の所有権をマイカーローン返済が完了するまで金融機関や信用会社が担保として確保するためです。
しかしながら上記の必要書類を提出し、審査基準に通った場合でも金融機関は保証人を立てることを求めるケースがあります。
- マイカーローンの融資金額と担保価値が見合わない場合
- マイカーローン審査における基準が僅差で通らない場合
この際、保証人の条件は安定した収入があること、信用情報に問題がないことが第一の条件となります。
融資額に照らし合わせて特に問題がないようであれば、極端な話、パート・アルバイトの人でも保証人として認められる可能性は大いにあります。
マイカーローンを経費で落とすことはできる?
自営業・個人事業主の方にとって大きな関心事は、事業の運営でかかった費用が経費として落とせるかどうかということ。
詳しく説明していきます。
マイカーローンは経費で落とせるかどうか
実際に個人として利用したマイカーローンは事業の経費として落とせるのでしょうか。
答えはNOです。
考え方はマイカーローンの審査とほぼ同じです。そもそもその車の購入目的は事業用としてではなく、個人として購入したもの。
ですから事業にかかる費用や固定資産とは認められる訳はないのです。
逆に事業用として購入した車であればその費用はなんら問題なく経費として認められます。
自動車まわりで経費にできるもの一覧
車は個人所有でありながらも普段事業のために使用しているケースにおいては、運営にかかる費用等は経費として認められる場合があります。
一覧として下記にまとめてありますので参考にしてみて下さい。
- 自動車まわりで経費にできるもの一覧
- ガソリン代
- 強制・任意自動車保険料
- 車検費用
- 自動車税
- オイル、タイヤ等消耗品
- ナビゲーション、ドライブレコーダー等購入費用
- 駐車場代
上記においては全額事業の経費として認められるか、もしくは使用実態を考慮しその割合に応じて按分した金額が認められるかということになります。
審査に通るか自信がない人が審査に通るにはどうしたら良いか
どうしても審査に自信のない方でも審査に通るための対策をとれば受かる可能性があります。
詳しく説明していきます。
他社の借入を減らす
自営業者・個人事業主のマイカーローン審査にあたっては他金融機関も含めた借入総額が非常に重要視されます。
従い、マイカーローンを申し込む際、他社の借入を繰上げ返済しておく等の対策も有効です。
頭金を用意する
頭金をなるべく多く用意しマイカーローンによる融資金額を少なくすることが有効です。
しかし、何十万の金額はすぐに用意できるものでもありません。
もし、できるだけ早くマイカーローンを申し込みたいならカードローンを利用するのも手です。
カードローンの中には即日で融資をしてくれるところもあり、頭金を早く用意することができます。
会社名 | 特徴 | 詳細 |
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【アコム】![]() |
利息は利用日数分だけ 即日融資可能 |
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- 【カードローンにはマイナスイメージがある…?】
- マイカーローンとの違いは金利のみ
- 借りただけで信用情報に傷がついたりしない
- 悪質な取り立てをされたりもしない
役員報酬を増やす
マイカーローンを申し込むにあたり意図的に役員報酬を減らしていることがあるのであれば、事前に社会通念上適正かつ妥当な金額に修正しておくことをおすすめ致します。
なぜなら、マイカーローンの融資を行う金融機関は自営業者・個人事業主の方が十分に安定した収入を得ていないと判断してしまう事が有り得るのです。
例えば、十分な事業に売上げがあるにも関わらず十分な役員報酬を受け取らずその分を会社の内部留保としているケースなどがそれにあたります。
内部留保金はご自身がご勇退するときに退職金として受け取る、もしくは会社清算をして全て受け取るという訳です。
そのような実態は、マイカーローンの融資担当者が自営業者・個人事業主の方の審査における必要書類を確認しただけでは到底見抜けません。
そのため、金融機関は自営業者・個人事業主の方が十分に安定した収入を得ていないと判断してしまうのです。