マイカーローンはどこがおすすめ?各社の審査や金利を比較ランキング

「マイカーローンの金利ってどれくらい?」
マイカーローンといってもさまざまな種類があります。
おもにマイカーローンを提供している機関は保険会社などの金融機関、車の販売店が提供しているディーラー系のローン、そして信販系の会社が提供するローンです。
マイカーローンは金額も大きいため、各マイカーローンの特徴をきちんと理解し、自分にあったマイカーローンを利用しましょう。
この記事ではマイカーローンの仕組みから各機関ごとのメリット・デメリットについてご紹介しています。また各社の口コミやおすすめのマイカーローンについても紹介していきます。
- 【最新】2022年3月版!当サイト調べマイカーローン総合おすすめランキング 順位会社名総合評価
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三菱UFJ銀行
「ネットDEマイカーローン」★★★★★ -
損保ジャパン日本興亜
「ジャパンダ・ネットマイカーローン」★★★★★ -
静岡銀行
「しずぎんマイカーローン」★★★★★
※上記は当社サイト編集部の独自の主観に基づくランキング掲載になります。
- ネットDEマイカーローンの特徴
- 金利:変動年2.975%
- 来店不要で申込可能
このページのもくじ
結局どこがいいの…?マイカーローンのおすすめランキング!
マイカーローンには銀行が提供しているものから、車の販売店が提供しているもの、信販会社が提供しているものまで様々な種類があります。
まず最初に総合評価でのランキング、そして金利の安いマイカーローンのランキングを紹介します。
また各社の口コミについても紹介しています。
マイカーローン総合おすすめランキングBEST3
金利や借入れのしやすさ、人気度など総合的に評価したマイカーローンをランキング順に紹介していきます。
- 【最新】2022年3月版!当サイト調べマイカーローン総合おすすめランキング順位会社名総合評価
- 三菱UFJ銀行
「ネットDEマイカーローン」★★★★★ - 損保ジャパン日本興亜
「ジャパンダ・ネットマイカーローン」★★★★★ - 静岡銀行
「しずぎんマイカーローン」★★★★★
※上記は当社サイト編集部の独自の主観に基づくランキング掲載になります。
【1位】三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」をおすすめする理由

ネットDEマイカーローンは大手三菱UFJ銀行が提供しています。
そのため金利も低く、審査も即日回答が可能です。
また大きなメリットとして、繰り上げ返済の手数料が無料という点があります。
ほとんどの機関では手数料として費用がかかるため、繰り上げ返済を検討している場合はおすすめです。
- ネットDEマイカーローンの特徴
- 金利変動年2.975%
- 事前審査は最短即日で回答
- 来店不要で申込可能
- 借り換え目的もOK!
- 繰り上げ返済の手数料は無料
- 大手の三菱UFJ銀行が提供しているから安心
- 最高限度額1,000万円まで
- ネットDEマイカーローン(据置タイプ)
- 3年間は元金を据え置き、支払は利息のみ
- 借入期間は10年固定(元金据置期間3年、元金返済期間7年)
- 金利 :変動 年3.975%
- 他社からの借替資金には利用できない
【2位】損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」をおすすめする理由

損保ジャパンのマイカーローンがおすすめの理由はなんといっても金利が低いことです。
銀行を下回る低金利でありながら、固定金利のため返済の計画も立てやすいです。
通常、はじめてローンを利用する場合、ローン会社がリスクを考慮して最高金利を適用することが多いです。
金利で選ぶ場合は最低金利ではなく最高金利の数字を確認しておきましょう。
ジャパンダ・ネットマイカーローンの場合、最高金利でも2.95%と低金利で提供しています。
また土日祝日でも審査可能で最短12時間以内に回答してもらえるのもポイントです。
- 損保ジャパンの特徴
- 固定金利タイプで、金利1.90%~2.95%と、銀行系マイカーローンを下回る
- 保証料込みでこの金利!
- 土日祝日も審査可能!営業時間の申込であれば12時間以内に回答
- 今持っている銀行の普通預金口座を返済口座に指定することができる (→引落し口座を1つにまとめることができ資産管理が楽)
- 審査結果が出たあとでもキャンセル可能!
- ゆとりの限度額1,000万円まで
【3位】静岡銀行「しずぎんマイカーローン」をおすすめする理由
3位は静岡銀行が提供している「しずぎんマイカーローン」になります。
しずぎんマイカーローンは地銀でありながら、ネットですべての手続きを完結することができます。
また、しずぎんの口座をもっていなくても申し込みができ、全国からの申し込みに対応しています。
保証料は金利に含まれますので、借り入れの際に、金利と印紙代以外の費用負担は基本的にありません。
車を購入したタイミングで購入者が車の所有権を有するため、車の売却等も自由に行えます。
仮審査もできるため、金利や返済金額を確かめた上で申し込みができることも大きなメリットです。
どのマイカーローンにするか迷っている場合は、まず仮審査をしてみましょう。
仮審査ができるマイカーローンは少ないため、検討段階の方は特におすすめです。
- 【しずぎんのマイカーローンがおすすめな理由】
- かんたん仮審査ができ、キャンセルも可能!
- 金利年1.2%~年5.3%(※注)
- 車が決まっていなくても無料で仮審査ができ、キャンセルも可能!
- 年収や職業に関係なく、利用できる
- パートや年金受給者でも利用可能!
- 手続きはすべてネットで完結、来店不要
- しずぎんに口座がなくても利用可能!
- 新車・中古車もOKで、中古車でも金利があがることはない
※注:金利優遇条件
以下の (a)・(b)の条件を全て満たした方。
(a)お借り入れ手続きをWEBで完結していただいた方。
(b)しずぎんクレジットカード「joyca」(※)をご契約いただいた方
※しずぎんjoyca(一般カード)年間費:1.375円(初年度無料)。
マイカーローンと同時のお申込みも可能。
しずぎんマイカーローンについてもっと詳しく知りたい方はこちら
金利が安いおすすめのマイカーローンランキング
次は、マイカーローンの中でも金利優遇などを利用した場合の金利が低いマイカーローンのランキングになります。
- 【最新】2022年3月版!当サイト調べ金利が安いおすすめのマイカーローンランキング順位会社名金利評価
- 三菱UFJ銀行
「ネットDEマイカーローン」★★★★★ - 損保ジャパン
「ジャパンダ・ネットマイカーローン」★★★★★ - 静岡銀行
しずぎんマイカーローン★★★★★
※上記は当社サイト編集部の独自の主観に基づくランキング掲載になります。
【1位】三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」

- 【ネットDEマイカーローンの金利】
- 金利変動年2.975%
また、三菱UFJ銀行の「ネットDEマイカーローン」は審査結果も最短即日の回答が可能です。
だたし、デメリットも存在します。
もし三菱UFJ銀行の口座を持っていない場合は口座開設が必要となるため、お近くの店舗へ来店が必要となります。
事前に口座の有無は確認しておきましょう。
- 【ネットDEマイカーローンの特徴】
- 借り換え目的もOK!
- 繰り上げ返済の手数料は無料
- 大手の三菱UFJ銀行が提供しているから安心
- ゆとりの限度額1,000万円まで借入れが可能
- ネットDEマイカーローン(据置タイプ)
- 3年間は元金を据え置き、支払は利息のみ
- 借入期間は10年固定(元金据置期間3年、元金返済期間7年)
- 金利 :変動 年3.975%
- 他社からの借替資金には利用できない
【2位】損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」

「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は他のマイカーローンと大きく違う特徴があります。
それは銀行などの金融機関が提供しているものではなく、「損保ジャパン」が提供する信販系の機関が提供しているものであるということです。
金融機関の場合、通常「保証会社」をたて、リスクを回避するぶん低金利で提供をしています。
ローンの利用者が返済できなくなった場合、利用者に代わって保証会社が各機関へ支払いをおこなうもの
「保証会社」を必要とする場合、保証料がかかり、銀行系はこの保証料を金利に含めていることがほとんどです。
ジャパンダネットマイカーローンも保証料は含まれておりますが、保証料込みで金利が低く設定されています。
- 【ジャパンダ・ネットマイカーローンの特徴】
- 土日祝日も審査可能で迅速回答
- 金利は安心の固定金利
- 保証料を含めても低金利
- 申込み後のキャンセルもOK!
【3位】静岡銀行「しずぎんマイカーローン」
静岡銀行の「しずぎんマイカーローン」の特徴は車が決まってなくても、仮審査申し込みができることです。
仮審査の後も必ず申し込む必要もありません。仮審査の後でも無料キャンセルできます。手数料等もかかりません。
- 【マイカーローンの利用目的】
- 新車・中古車のご購入
- 他社のマイカーローン、ディーラーローンからのお借り替え
- バイクのご購入
- 車検、車両修理費用 ※静岡銀行で利用しているマイカーローンの借り替えは不可
※事業用(営業車両、カーシェアリング等)のお使いみちや、すでにお支払い済みのものは対象外
借り換えももちろん出来るので、車の販売店で購入したけど金利が高かった場合や、車以外の用途でお金が必要な場合なども対応可能です。
- 【静岡銀行しずぎんマイカーローンの特徴】
- 融資金額:最高1,000万円まで
- 金利:年1.2%~年5.3%(※注)
※注:金利優遇条件
以下の(a)・(b)の条件を全て満たした方。
(a)お借り入れ手続きをWEBで完結していただいた方。
(b)しずぎんクレジットカード「joyca」(※)をご契約いただいた方
※しずぎんjoyca(一般カード)年会費:1.375円(初年度無料)。
マイカーローンと同時のお申し込みも可能。
おすすめマイカーローン各社の口コミは?
ここではマイカーローンやそのほかの金融機関のローンについての口コミをご紹介します。
喜びの声、辛口の口コミ、意外な体験談など、いろいろあります。
【三菱UFJ銀行】【三菱UFJ銀行】

32歳男性
【みずほ銀行】【みずほ銀行】

40歳男性
【楽天銀行】【楽天銀行】

45歳男性
【JAバンク】【JAバンク】

26歳男性
【ろうきん】【ろうきん】

28歳男性
実際どうなの?人気マイカーローン3社のスペックを徹底比較!
おすすめと言っても実際のスペックがどうなのか気になりますよね。
そこで先述したおすすめマイカーローンの中でも、人気3社のスペックを実際に比較してみました。
比較した項目は下記6つです。
- 金利の低さ
- 仮審査の有無
- 繰り上げ返済手数料の有無
- 対応地域の広さ(全国、地方など)
- 審査の速度
- 使用用途の広さ
項目 | しずぎんマイカーローン | ネットDEマイカーローン | ジャパンダ・ネットマイカーローン |
---|---|---|---|
金利 | 金利年1.2%~年5.3% | 変動年2.975% | 年1.90~2.95% |
仮審査 | ◎ | × | × |
繰り上げ返済 | ◎ (手数料無) | ◎ (手数料無) | 〇 |
対応地域 | ◎ (全国) | ◎ (全国) | ◎ (全国) |
審査速度 | 〇 | ◎ (最短即日) | 〇 |
使用用途 | ◎ (車検、車両修理費用も可) | △ | △ |
低金利なのはやはり銀行系のマイカーローンになります。
条件を満たせば最低1%台の金利で借入れすることもできるため、金利を重視する方にはおすすめです。
金利は各機関によって大きく変わってきます。
銀行などは比較的低く設定されていますが、車の販売店が提供しているディーラーローンなどは最低でも5%~となります。
どの機関で借りるのかもしっかり確認しておきましょう。
マイカーローンを提供している機関って?銀行・信販会社・販売店のディーラーローンについて解説
マイカーローンを提供している機関は大きくわけて3つあります。
- 【マイカーローンを提供している機関】
- 銀行
- クレジットカードなどを扱う信販系の機関
- 車の販売店が扱うディーラー系の機関
マイカーローンは取り扱い金融機関によって、銀行系・信販系(ノンバンク系)・ディーラー系マイカーローンに大きく分けられます。
銀行やディーラーは利用している方も多いですが、実は信販系のマイカーローンも存在します。
- おもな信販系マイカーローン
- セディナ
- オリコ
- アプラス
- ジャックス
信販会社ではありませんが、最近は損保ジャパンのようにディーラーと提携せずに独自のマイカーローンを取り扱う会社が登場し始めました。
ここでは、損保ジャパンのようなノンバンクの損害保険会社も、銀行系・ディーラー系に属さない信販系(ノンバンク系)として取り上げます。
信販系はディーラーローンと同じように比較的金利が高いものが多いです。
では実際、各機関によってどれくらい金利が違うのか比較してみましょう。
マイカーローンの金利ってどれくらい?各会社ごとに金利を比較
マイカーローンでまず気になるのが金利です。
マイカーローンの金利はどのくらいなのでしょうか。
銀行系・信販系(ノンバンク系)・ディーラー系マイカーローンごとの相場、そして金融機関ごとの実際の金利を見てみましょう。
マイカーローンに金利の相場は?各機関ごとの金利を比較
一般的に、マイカーローンは「ディーラー系→信販系(ノンバンク系)→銀行系」の順に金利が低くなる傾向があります。
銀行系 | 年2%~4%前後 |
---|---|
信販系 | 年2%~8%前後 |
ディーラー系 | 年5%~7%前後 |
銀行系マイカーローンの金利の相場は、年2%前後~4%台です。
インターネットで受付マイカーローンの金利は、支店窓口受付のマイカーローンの金利よりも低金利の設定になっています。
静岡銀行のしずぎんマイカーローンの金利は年1.2%~5.3%です。
信販系(ノンバンク系)マイカーローンの金利の相場は年2%前後~8%台と、金融機関によってかなり幅があります。
ディーラー系マイカーローンの金利の相場は年5%台~7%台くらいです。では金融機関ごとに実際の金利を見てみましょう。
銀行系・信販系・ディーラー系で各社のマイカーローンの金利を比較
以下の表は実際の金利を比較したものです。(2018年5月現在)
金利が高めの信販系(ノンバンク系)・ディーラー系マイカーローンの中で低金利を提示しているのが、損保ジャパンです。
損保ジャパンは損害保険会社ですが、インターネット専用の「ジャパンダ・ネットマイカーローン」を販売しています。
「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は銀行系のインターネット専用マイカーローンの並みの低金利が魅力です。
銀行系マイカーローンの金利を比較
日本の各地域に支店がある銀行や、インターネット受付や郵送による書類のやりとりで日本全国から申込み・契約が可能な銀行を選んでいます。
三菱UFJ銀行 「ネットDEマイカーローン」 (インターネット受付専用) | 変動年2.975% |
---|---|
損保ジャパン 「ジャパンダ・ネットマイカーローン」 | ■借入金額20万円~499万円 ・返済期間6カ月~5年/5年6カ月~7年:年1.95%~2.95% ■借入金額500万円~1,000万円 ・返済期間6カ月~5年:1.90%~1.99% ・返済期間5年6カ月~10年:年1.90%~2.55% |
三井住友銀行マイカーローン | ■変動金利(保証料込):年4.475% |
りそな銀行マイカーローン | ■変動金利(保証料込):年4.475% ※住宅ローン・カードローン顧客に金利優遇あり |
静岡銀行 「しずぎんマイカーローン」 | ■金利年1.2%~年5.3%(保証料込) |
関西アーバン銀行マイカーローン | ■変動金利(保証料込):年2.70%~3.80% 固定金利(保証料込): ・返済期間5年以下:年2.95%~4.05% ・返済期間5年超:年3.10%~4.20% ※住宅ローン・クレジットカード顧客に金利優遇あり |
住信SBIネット銀行「Mr.自動車ローン」 | ■変動金利:年2.775%~3.975% ※住宅ローン・カードローン・SBI証券顧客に金利優遇あり ※取扱手数料(融資金額の2.0%+税)が必要 |
ろうきん(労働金庫) | 各地域のろうきんによって異なる ※関東を営業エリアとする中央労働金庫の一般勤労者向け金利の例: ・変動金利(保証料込):年3.675% ・固定金利(保証料込):年3.900% |
JAバンク | 各地域のJAバンクによって異なる |
信販系(ノンバンク系)マイカーローンの金利を比較
セディナマイカーローン | ■固定金利:年6.4%~8.4% |
---|---|
アプラスマイカーローン | ■固定金利:年1.90%~7.90% ※アプラスカード会員に金利優遇あり |
ディーラー系マイカーローンの金利を比較
トヨタ(トヨタファイナンス) | 販売店によって異なる |
---|---|
ホンダ(ホンダファイナンス) | ■固定金利:年3.5% |
日産(日産フィナンシャルサービス) | ■固定金利:年6%前後が目安 |
マツダ(マツダクレジット) | ■固定金利:年5.9%前後が目安 |
なお、表示金利で「年〇.〇〇%(下限金利)~△.△△%(上限金利)」のように幅がある場合は、審査によって適用金利が決まることを意味しています。
審査の際「この人は貸倒れリスクが低い」と判定された一部の優良顧客には、下限金利や比較的低い金利が適用されます。
一方、審査で「この人の貸倒れリスクはふつう」と判定されたその他大勢の顧客には、上限金利や比較的高い金利が適用されるという仕組みです。
大半の人は上限金利や高めの金利が適用されるため、下限金利よりも上限金利の方に目を向けるようにしましょう。
マイカーローンの固定金利と変動金利の違いを比較
一般に、ローンには固定金利と変動金利の2つの金利タイプがあります。
上記の金利の比較表を見ればわかるように、信販系(ノンバンク系)・ディーラー系マイカーローンは基本的に固定金利です。
一方、銀行系マイカーローンは変動金利が主流ですが、固定金利を選択できる銀行もあります。
ここでは、固定金利と変動金利の違いや、両者のメリット・デメリットについて説明します。
ローン借入れ時の金利がローン完済まで適用され、返済金額が一定
原則として半年ごとに、そのときの金利動向にもとづいて金利が見直され、毎月の返済額に変動がでる
こういった固定金利と変動金利の違いを踏まえると、以下のようなメリット・デメリットがあげられます。
固定金利のメリット・デメリット
- 【固定金利のメリット】
- ローン借り入れ後、市場の金利が上昇しても影響を受けずに元の金利のまま返済ができる
- 月々の返済額が変わらないため、返済計画の点で管理しやすい
- 【固定金利のデメリット】
- 変額金利に比べて金利が高く設定されている
- ローン借入れ後、市場の金利が下がっても返済額に反映されない
変動金利のメリット・デメリット
- 【変動金利のメリット】
- 固定金利に比べて金利が低く設定されている
- ローン借入れ後、市場の金利が下がると適用金利が低く見直されるため、総返済金額が少なくなる
- 【変動金利のデメリット】
- ローン借入れ後、市場の金利が上がると適用金利が高く見直されるため、総返済金額が大きくなる
- ローンの返済額が変更になる可能性があるため、返済計画が立てにくい
現在のように低金利時代が長く続く状況では、金利が低く設定されている変動金利の方が有利な状態が続いています。
しかし、長い目で見れば、将来金利が上がる可能性も否定できません。
「金利が上がるのが心配」という人は、固定金利のマイカーローン選ぶか、変動金利のマイカーローンを2~3年の短期で利用することをおすすめします。
変動金利タイプでも、短期間であれば金利変動リスクが低く、しかも変動金利特有の低金利を受けることができます。
マイカーローンにおける注意点!各機関の違いを比較
各機関にはそれぞれ違いがあり、メリット・デメリットが存在します。
各機関の特徴についてしっかり理解しておきましょう。
まずは各機関におけるメリット・デメリットを紹介します。
- 【銀行系マイカーローンのメリット】
- 金利が他の機関に比べて低い
- 大手メガバンクなどが提供しているサービスのため安心感がある
- 借入期間が長く選択できる(最長10年まで)
- 【銀行系マイカーローンのデメリット】
- 他の機関に比べて審査が厳しい
- 実際に融資されるまでに時間がかかる
- 保証会社の保証が必要になるケースが多い
- 保証料がかかる
信販系マイカーローンのメリット・デメリットは以下になります。
- 【信販系マイカーローンのメリット】
- 銀行系より審査難易度が低い
- 審査が早い!土日祝日も審査回答可能
- 保証会社・保証人が必要ない
- 【信販系マイカーローンのデメリット】
- 金利がかなり高い
- マイカーローンを完済するまで車の所有者名義が販売店もしくは信販会社になる
ディーラー系ローンのメリット・デメリットは以下のとおりです。
- 【ディーラー系マイカーローンのメリット】
- 融資までのスピードが早い(最短即日も可能)
- 手続きの手間が少ない
- 【ディーラー系マイカーローンのデメリット】
- 金利が高い
- 車の名義が自分ではなく、保証会社or販売店名義になる
- 車購入時に必要な諸経費は現金払いになる(約20~30万程度)
ここで注意したい点は、銀行系・信販系(ノンバンク系)マイカーローンとディーラー系マイカーローンでは、車検証に記載される「所有者」が違うことです。
銀行系 | 借入れ者が車の所有者 |
---|---|
信販系 | 借入れ者が車の所有者(会社によって異なる場合有) |
ディーラー系 | ディーラー側が車の所有者 |
独自にローンを融資する銀行系・信販系(ノンバンク系)マイカーローンでは、車のユーザーであるローンの借り手が車検証上の「所有者」です。
一方、ディーラー系マイカーローンの場合は、マイカーローンの貸し手である金融機関が「所有者」であり、車のユーザー(ローンの借り手)は「使用者」となります。
つまり、ディーラー系マイカーローンでは、ローンの貸し手である金融機関は、借り手の車を担保に取っているということです。ローンを完済したらローンの借り手は「所有者」となることができます。
車の購入以外も使える!?マイカーローン各社の使用用途を比較
マイカーローンと言えば車購入時に利用する方が多いと思います。
しかし、利用するローン会社によっては「車の購入」以外にもマイカーローンを借りることができるのです。
車の購入以外で利用できる用途は下記のようなものがあります。
- 車検
- 運転免許取得費用
- 修理費用
- カーナビなどの備品購入費
ただし、上記のように使用用途を自由に選べるかは会社によって違ってきます。
そこで各社のマイカーローン使用用途について比較してみました。
ネットDEマイカーローン | ・車の購入 ・付属機器(見積書に記載された付帯費用) など |
---|---|
ジャパンダ・ネットマイカーローン | ・車の購入 |
しずぎんのマイカーローン | ・車の購入 ・車検 ・修理 ・付属機器 など |
MR.自動車ローン | ・車の購入 ・車検 ・修理 ・付属機器 ・免許取得 など |
もし車以外でもマイカーローンの利用を検討している場合は、使用用途を確認しておきましょう。
マイカーローンのシミュレーション機能で返済金額を調べる
多くの金融機関のマイカーローンのホームページには、月々の返済額や返済回数を計算してくれる返済シミュレーション機能があります。
このシミュレーション機能について詳しく見ていきましょう。
マイカーローンのシミュレーション機能を使って返済金額を計算
各金融機関のホームページには、マイカーローンの画面に返済シミュレーション機能が付いています。
返済シミュレーション機能には、月々返済額やボーナス返済額といった返済額を計算する機能と、返済期間(返済回数)を計算する機能の大きく2種類に分かれています。
このシミュレーション機能に希望借入金額や希望返済期間を入力すれば、月々の返済額やボーナス月増額返済額を計算することできます。
また、希望借入金額や希望返済額(月々返済額・ボーナス返済額)を入力すれば返済期間を計算することが可能です。
前者の返済額の計算機能はほとんどの金融機関のホームぺージにありますが、後者の返済期間の計算機能は一部の金融機関のホームページにしかありません。
両方の計算機能を備えた金融機関は以下の通りです。
- 【返済額と返済期間を両方シミュレーションできるマイカーローン】
- 三井住友銀行マイカーローン
- マツダクレジット(返済回数指定クレジット・返済金額指定クレジット)
さらに、金融機関によっては、ホームページ上で借入れが可能かどうかをかんたんに診断してくれる「かんたん診断機能」が付いていることがあります。
自分にローンの借入れができるかどうかのおおまかな目安になるため、どんどん活用しましょう。
- 【その他シミュレーション機能がついたマイカーローン】
- 静岡銀行「しずぎんマイカーローン」返済シミュレーション
- 日産フィナンシャルサービス「ニッサンオートクレジット簡単診断」
シミュレーションが使えるおすすめマイカーローン
返済シミュレーション機能に特長があるのが、損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」のホームページ。
返済額の計算診断が瞬時にわかるという点でおすすめです。
通常のシミュレーション機能は、希望借入金額や希望返済期間などの必要事項を入力したあと、「試算する」といったボタンをクリックしないと計算してくれません。
しかし、「ジャパンダ・ネットマイカーローン」のシミュレーション画面には「試算する」ボタンはありません。シミュレーション画面を開くと、デフォルトで一般的なマイカーローンの計算例(借入金額200万円、ボーナス返済なし、返済回数60回、金利年2.40%)が表示されます。
あとは、借入金額・ボーナス返済の有無や金額・返済回数・金利の各項目の数字を自分の希望の数字に変えるだけで、計算結果がすぐに表示されます。
別の数字で再計算をしたいときには、最初の画面に戻って数字を変えて「試算する」をクリックし直さなくても、同じ画面で再計算が可能です。
この便利さは文章ではちょっと伝わりにくいため、実際にシミュレーション画面にアクセスして、触ってみることをおすすめします。
マイカーローンの審査が心配…マイカーローンの審査を徹底解説
マイカーローンを選んだり、申込んだりする段階で、気がかりなのは「自分がこの金融機関のローン審査に通るか通らないか」です。
ここでは、マイカーローン別の審査の厳しさや緩さ、傾向などについて詳しく解説します。
マイカーローンの審査でチェックされるポイントは下記になります。
- 【審査ポイント】
- 年齢・・満20以上、完済時に満70歳まで
- 年収・・最低でも200万以上は必要
- 信用情報・・滞納・遅延が続くと厳しい
- 年間の返済比率・・返済比率が35%を超えると厳しい
- 勤続年数・・最低でも1年は必要
詳しくみていきましょう。
マイカーローンの審査では何をみられるの?
審査の際に金融機関が重視するのが、信用情報機関に登録されている信用情報です。
金融機関は信用情報機関から、過去のローン・クレジットカードなどの返済状況、現在のローン・リボ払いなどの契約・残高情報を得ることができます。
過去の返済トラブル(=返済事故)や他社でのローン残高は、信用情報機関を通して金融機関に筒抜けになる仕組みです。
信用情報で過去に金融事故が見つかった場合は審査には通りません。
金融事故にはいくつか種類があります。
種類 | 内容 |
---|---|
長期の滞納 | 3カ月以上支払いが遅れた場合 クレジットカードや各種ローン、奨学金の支払いも含む |
債務整理 | 任意整理・特定調停・自己破産・個人再生などを行った場合 |
代位弁済 | ローンなどの支払いができなくなり、保証会社がかわりに支払いをした場合 |
強制解約 | 携帯電話やクレジットカードなどを会社側から強制的に解約された場合 |
さらに、過去6か月以内のクレジット申込み件数が多いと、「この人は最近資金繰りに苦しんでいる」と判断され、審査に落ちてしまう可能性が高くなります。
どうしてもローンに申込みたい場合は、前のローン・クレジット申込みから6か月が過ぎて申込み履歴を消えてから申込むようにします。
ローンの返済額に無理がないかどうかの判断には、「返済比率」という年収に占める年間のローン返済額の割合がよく使われます。
年収に対しての1年間の返済金額の割合
(返済比率(%)=一年間の返済額÷税込み年収×100)
一般的な金融機関では25%~40%くらいで線引きをしていますが、この線引き加減は金融機関によって異なります。
返済比率の計算には、信用情報機関から得られるローン残高情報のほかに、申込書に記入された年収情報などが使われます。
そのほか、金融機関では、勤続年数や勤務先情報、家族構成などの申込書に記入された個人情報にもとづいて、申込み者を総合的に判断し、審査結果を出します。
銀行が提供しているマイカーローンは審査が厳しい
銀行系マイカーローンは金利が低いというセールスポイントがありますが、一方で審査(仮審査も含む)が厳しいことが特徴です。
審査が厳しい一番の理由は銀行がリスク回避のために「保証会社」をつけるからです。
「保証会社」をつけることによって、もし申込者がローンを返済できなくなってもローン残額を保証会社に払ってもらうことができます。
そのぶん、銀行と保証会社の2重審査が入り、審査は厳しくなります。
販売店が提供しているディーラー系マイカーローンは審査が甘い
ディーラー系マイカーローンは、金利は銀行系マイカーローンよりも高いものの、審査に通りやすいのが特徴です。
一般に、金利と審査の厳しさは連動しており、金利が低いと審査は厳しく、金利が高いと審査に通りやすいということは理にかなっています。
ディーラー系マイカーローンの金融機関は、金利を高くしている分だけ、貸倒れリスクをより多く引き受けることができます。
さらに、ディーラー系金融機関は保証会社を使っておらず、自前で審査・回収を行うため、保証料がかからない分のリスクも引き受け可能です。
また、ディーラー系マイカーローンでは、車の「所有者」はマイカーローンの貸し手である金融機関となっています。
車を担保として押さえていることも、審査基準をある程度緩くしても貸倒れリスクを低く抑えられる理由の一つです。
金利も低く、審査基準も異なる損保会社のマイカーローンがおすすめ
「銀行系マイカーローンは金利が低いが変動金利ばかり」「ディーラー系マイカーローンの審査は甘そうだが金利が高い」と悩む人に、第三の選択肢があります。
それは損保ジャパンの「ジャパンダ・ネットマイカーローン」です。
- 【ジャパンダ・ネットマイカーローンがおすすめな理由】
- 金利で比べても大きな差がない(銀行系:2~4%、ジャパンダ:1.9~2.95%)
- 保証会社は自社グループ会社で実施
- 車の名義も自分名義でローンを組める
- 金利は固定金利
「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の最大のメリットとして、固定金利なのに2%台という低金利を提供していることが げられます。
また、融資限度額も1,000万円までと高級車の購入にも対応可能です。
マイカーローンを選ぶときにチェックした方がいい項目4つ
マイカーローンを選ぶ際にチェックしたいポイントは、金利や審査だけではありません。
返済を含めて、便利なローンを選び、うまくローンと付き合うためのノウハウが必要です。
ローンの選び方や付き合い方に悩んでいる人は、ここで紹介するポイントをチェックしましょう。
マイカーローンの10年返済は損?
超長期でマイカーローンを組むメリット・デメリットや、将来が不確実なことを考えると、10年返済のマイカーローンはあまりいい選択とはいえません。
超長期のマイカーローンを利用するメリットとしては、月々の返済額を低く抑えられることがあげられます。
その反面、返済年数をのばしたために、利子を含む総返済額は大きくなるというデメリットが生じます。
例えば、元本200万円を年2.5%で10年間かけて返済する場合、毎月の返済額は18,853円、総返済額は2,262,360円です。
また、10年返済のマイカーローンは限られており、ほとんどが銀行系マイカーローンで、しかも最長のケースです。
変動金利タイプのローンであれば10年の間に金利が上昇する可能性があります。固定金利タイプのローンを選べば金利は年4%前後です。
200万円を10年間で返済する上記の例では、金利が年4.0%になると、毎月の返済額は20,249円、総返済額は2,429,880円となります。
さらに、10年間同じ車に乗り続けていられるかという問題があります。何年か先には家族構成が大きく変わるかもしれません。
家族構成が変われば必要とされる車も変わってきます。
10年たたずに車を買い替えようとした場合、今の車のローンが残っている状態では、新たな車のローンを組もうとしても審査が厳しくなることがあります。
以上のように、総返済額の増大や将来の不確実性を考えると、マイカーローンは超長期の返済期間では借りない方がいいでしょう。
マイカーローンって繰り上げ返済や一括返済できるの?
結論からいうと、一括返済ならすべてのマイカーローンで可能ですが、手数料がかかる場合が大半です。
一部繰り上げ返済は一部のマイカーローンで取り扱っています。
さらに、一部繰り上げ返済が可能な場合でも、手数料がかかる場合は、繰り上げ返済による利子軽減効果よりも手数料の方が高くつくことがあります。
利子の軽減額と手数料を十分に比較することが必要です。
例えば、三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」では、インターネットバンキングを使えば一部繰り上げ返済も一括返済も手数料は無料です。
しかし、三井住友銀行マイカーローンでは、一部繰り上げ返済の場合でも一括返済の場合でも、手数料4,500円(+消費税)がかかります。
そのほか、損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」では、一括返済のみが可能で、手数料が4,500円(+消費税)です。
金融機関によって、マイカーローンの一部繰り上げ返済の可・不可、一部繰り上げ返済・一括返済の手数料の有無が違います。一部繰り上げ返済や一括返済をする前に必ず確認しましょう。
マイカーローンを組むならキャンペーン中がお得
マイカーローンを利用するなら、金利優遇キャンペーンをしているタイミングが有利です。
通常、マイカーローンを取り扱う金融機関(特に銀行系マイカーローン)では、3~4月の春の新生活シーズンに向けて、金利優遇キャンペーンを行います。
新生活シーズンに次いでキャンペーンを行っている可能性があるのが、夏・冬のボーナスシーズンです。
特に、冬のボーナスシーズンはそのまま春の新生活シーズンまで延長しやすいため、有利な金利割引が出てくる可能性があります。
シーズンごとのキャンペーンのほかに、金融機関では特定のターゲット層を取り込むため、金利優遇制度を提供しているケースがあります。
- 【損保ジャパンのキャンペーン】
- キャンペーン名:フレッシャーズ優遇キャンペーン
- 条件1:申込み時満20歳以上、満25歳以下の申込み者が対象
- 条件2:借入れ金額が200万以下
- キャンペーン内容 適当金利より0.05%優遇
また、銀行系マイカーローンでは、自行の住宅ローンやカードローン、クレジットカードなどを利用していると、金利が優遇されることがあります。
マイカーローンは借り換えがお得?メリット・デメリットを解説
マイカーローンの中には借り換え目的に対応しているマイカーローンがあります。
車を購入したときはタイミングが悪く、高金利のディーラー系マイカーローンの審査にしか通らなかった人でも、今ならほかの低金利のローンの審査に通るかもしれません。
借り換えを検討する余地は十分にあります。
- 【借り換えのメリット】
- 借り換えにかかる手数料以上に借り換え後の総返済額が少なくなる可能性がある
- 【借り換えのデメリット】
- 手間がかかる
- 借り換え先のマイカーローンの審査に通るとは限らない
- 手数料が発生する
借り換えとは、新しくマイカーローンを組み直し、新ローンの融資金で旧ローンを一括返済し、その後は新ローンを借りた金融機関に返済をしていくことです。
まずは、新しいマイカーローンの審査のために、必要書類をもう一度そろえることから始まります。
そして、新ローンの審査に通ったら旧ローンの金融機関に連絡し、一括返済の手続きをします。
そのためには、必要書類をそろえるための費用、新マイカーローンを組むための諸費用、旧マイカーローンを一括返済するための手数料が必要です。
残りの借入金額や返済期間が少ない場合や、借り換え前後の金利差があまりない場合には、借り換え費用以上の効果が出ないこともあります。
例えば、借入残高50万円、残りの返済期間2年、金利年6%のマイカーローンを、金利年3%のマイカーローンに借り換えるケースを見てみましょう。
借り換え前の総返済額は531,792円、借り換え後の総返済額は515,712円となります。借り換えによる総返済額の軽減効果は16,080円です。
この金額で借り換え諸費用をまかなえるかどうかは、注意して計算してみなくてはわかりません。
が、この金額を諸費用とやる気の損益分岐点と考えるなら、このケースよりも借入残高が多い、返済期間が長い、借り換え前後の金利差が大きいという場合には借り換える余地あるといえます。
マイカーローンのまとめ
車はマイホームの次に来るくらい大きな買い物です。
しかし、車を買うために利用するマイカーローンは、車よりも難しい選択肢があり、利子がつくだけに車以上に大きな買い物となります。
何となくマイカーローンを選び、申込み、返済をするだけでは、賢い生活者にはなれません。将来にわたる資金計画を考えた上で、マイカーローンを選ぶようにしましょう。