20等級の自動車保険の相場は約3万円!最高等級で割引率は63%
「20等級で事故を起こしたら、翌年の保険料はいくら上がっちゃうの?」
20等級の自動車保険料の割引率は63%で、新規時と比べ保険料が約5万円ほど安くなります。 しかし、もし20等級で事故を起こすと、翌年の保険料は約3万円も値上がりする可能性が…。 この記事では、20等級の保険料の相場や割引率について詳しく説明します。また、20等級の保険料がもっと安くなる自動車保険を、5分で見つける裏技も一緒にお教えします!
No. | 方法 | おすすめ度 |
---|---|---|
(1) | 不要な特約はないか契約内容を見直してみる | ★★★☆☆ |
(2) | ネット割引やゴールド免許割引などの割引を利用する | ★★★★☆ |
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このページのもくじ
20等級だと自動車保険の相場金額はいくら?等級制度の仕組み
自動車保険の保険料は、1等級から20等級まであり、保険料が最も高いのは1等級、保険料が最も安いのは20等級です。
20等級で自動車保険に加入している人の年間保険料の相場は年間約3万円~約4万円の間になります。
自動車保険の保険料が等級によって違う理由
自動車保険の保険料は、保険会社各社が長年取り続けた統計に基づいて定められています。自動車の種類・各種補償の補償金額・自動車を運転する人の年齢・年間の走行距離などで決まります。
事故で保険を使って保険金が支払われることが想定される場合には高く、保険を使う確率が低い場合は安く設定されます。
そうして算出した保険料は、等級によって割り引かれたり、割り増しになります。
ほぼ保険を使用せずに20等級となった人は割引された保険料で自動車保険を続けられます。
自動車保険の等級割引率は最も良い等級である20等級で前年に事故が無かった場合は63%割引とになります。最も悪い等級の1等級では64%割増で127%もの自動車保険料の差になります。
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更新毎に変わる自動車保険の等級
多くの自動車保険は、1年の間に保険を使う事故の有無で、翌年の等級を決めます。1年間無事故だった人は翌年以降も事故を起こさない確率が高いので等級が上がります。
自動車保険会社は等級が高い加入者に支払う保険金が少ないとが予想でき、20等級の加入者は一番保険料が安くなります。
事故を起こした場合には、等級が3つまたは1つ下がり、数字が減ります。無事故の場合には等級が1つ上がり、数字が増えます。
7等級から20等級までは等級は同じでも、前年の事故の有無で保険料が変わります。また、事故を起こしてしまった場合の事故有係数の適用期間に応じて保険料は異なります。
1等級から20等級までの割引率・割増率
自動車保険の各等級の割増率は以下のとおりです。割引率は自動車保険会社で共通になっています。
等級 | 無事故の場合の割増引率 | 事故があった場合の割増引率 |
---|---|---|
1等級 | 64%割増 | |
2等級 | 28%割増 | |
3等級 | 12%割増 | |
4等級 | 2%割引 | |
5等級 | 13%割引 | |
6等級 | 19%割引 | |
7等級 | 30%割引 | 20%割引 |
8等級 | 40%割引 | 21%割引 |
9等級 | 43%割引 | 22%割引 |
10等級 | 45%割引 | 23%割引 |
11等級 | 47%割引 | 25%割引 |
12等級 | 48%割引 | 27%割引 |
13等級 | 49%割引 | 29%割引 |
14等級 | 50%割引 | 31%割引 |
15等級 | 51%割引 | 33%割引 |
16等級 | 52%割引 | 36%割引 |
17等級 | 53%割引 | 38%割引 |
18等級 | 54%割引 | 40%割引 |
19等級 | 55%割引 | 42%割引 |
20等級 | 63%割引 | 44%割引 |
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20等級の人でも事故で自動車保険を使うと等級ダウンする
一般的な自動車保険では、1年毎に満期日が訪れる時に等級が見直されますが、どのような時に等級がダウンするかについてお伝えします。
等級ダウンするケース
自動車保険の満期日から翌年までの1年間に下記のような事故があった場合は等級がダウンします。
- 3等級下がるケース 対人賠償保険、対物賠償保険、車両保険などの自動車保険を使用する自動車事故を起こし、保険金が支払われた
- 1等級下がるケース 車両保険から保険金が支払われたが、原因が盗難・いたずら・落下物・火災・台風などだった
- 等級が変わらないケース 人身傷害保険、搭乗者傷害保険、無保険車傷害保険、弁護士費用特約、ファミリーバイク特約など、保険会社が予め定めた「等級の変わらない補償内容」から保険金が下りた事故また、上記の理由で等級を下げた契約には、一定の期間「事故有係数」が適用され、等級が上がった場合とは違う割引率・割増率が適用されます。 3等級下がるケースでは3年間、1等級下がるケースでは1年間、事故有係数が適用されます。事故有係数適用中に、更に事故を起こしてしまった場合は、最大で6年まで積算されます。
事故を起こして相手に保険で補償をしたり、保険で自分の車を修理した場合は3等級ダウンになります。
翌年には20等級から17等級というように等級がダウンして保険料がアップします。
20等級になるまでは無事故で保険を使用せずに14年間かかる
自動車保険の等級は最高で20等級です。では20等級の自動車保険になるためには何年かかるのでしょうか。
20等級になるには無事故で保険を使用しなかった場合でも約14年間かかります。
18歳で6等級の自動車保険に加入したAさんとBさんの場合を見てみましょう。
2人とも1年間保険を使わなければ、19歳の時は1等級上がって7等級になります。
Aさんはその後も自動車保険を使うことなく32歳になるまで無事故であれば20等級となります。つまり6等級から20等級になるためには14年間かかります。
しかしBさんは、22歳の時に事故を起こし、自動車保険を使用した為3等級ダウンとなりました。
この場合、Bさんが20等級になるのは36歳で迎える更新日以降になります。
年齢 | Aさん | Bさん |
---|---|---|
18歳 | 6等級 | 6等級 |
19歳 | 7等級 | 7等級 |
20歳 | 8等級 | 8等級 |
21歳 | 9等級 | 9等級 |
22歳 | 10等級 | 10等級 3等級ダウン事故 |
23歳 | 11等級 | 7等級 |
24歳 | 12等級 | 8等級 |
25歳 | 13等級 | 9等級 |
26歳 | 14等級 | 10等級 |
27歳 | 15等級 | 11等級 |
28歳 | 16等級 | 12等級 |
29歳 | 17等級 | 13等級 |
30歳 | 18等級 | 14等級 |
31歳 | 19等級 | 15等級 |
32歳 | 20等級 | 16等級 |
33歳 | 20等級 | 17等級 |
34歳 | 20等級 | 18等級 |
35歳 | 20等級 | 19等級 |
36歳 | 20等級 | 20等級 |
※Bさんの場合、事故以降の等級には3年間事故有係数が適用されます。
同じ20等級でも保険料が実は違う!自動車保険の長期優良割引
最高の等級である20等級になっても実は保険料に違いがあります。それは事故が起こしているかどうかです。
事故を過去起こしている人は事故有係数が生じ、同じ20等級でも事故有係数がある契約と、そうでない契約では割引率がおよそ19パーセントも違います。(保険会社による)
さらに、20等級の自動車保険加入者が受けられる割引として「長期優良割引」というものがあります。
長期優良割引は、自動車保険会社によっては取扱いがない場合もありますので、一括見積サービスで確認が必要なポイントとなります。
長期優良割引は20等級、事故有係数の適用期間が0年、さらに前年一年間無事故の場合に受けられる割引です。
もう削れる補償はないけれど、出来る限り保険料は抑えたいといった場合は、長期優良割引が適用される保険会社の見積を取り、加入について検討してみましょう。
20等級の自動車保険を更に安くする方法
20等級で無事故の期間が続いた場合は保険料がなかなか下がりません。
更に保険料を抑えたいという場合には、次の点について確認してみましょう。割引の取り扱いについては保険会社各社にもよりますが、現在加入している保険で見落としてしまって 保険料で損していることもあります。
- 年齢条件の範囲…運転する人の中で一番年齢が低い運転者の年齢が下限に設定
- 運転者限定の範囲…本人以外の運転状況と、運転者を限定する特約
- 車両保険の金額と適用範囲…車両保険の金額と、利用できるのが一般条件や車と車の事故のみなどの適用範囲
- 保険料の支払い方法…毎月支払いよりも年払い、口座引き落としよりもクレジットードや給与天引の団体扱い割引など
- 保険証券や約款などのペーパーレス化…契約内容についてはインターネット上で自分で行うことで適用される割引
- インターネット割引、早期割引…更新の際は申込方法を変えたり、早めに手続きをする事で割引
自動車保険の見直しについてのポイントをもっと詳しく知りたい方は、【自動車保険見直しの4つのポイント!保険料が安くなる補償内容と特約】をご覧ください。
また、20等級の人が知っておきたい割引として以下のようなものがあります。
- 新車割引
- ハイブリッド車、電気自動車割引
- セカンドカー割引
- ゴールド免許割引
中でも自動車保険新車割引は新車の購入から最大25カ月利用できるのでおすすめです。
しかし、どの割引対象に当てはまらなくても、誰でも保険料を安くすることができる方法があります。
それが自動車保険の一括見積です。
同じ保険会社では下がりにくい自動車保険料も、保険会社が変わることで算出方法も変わり、保険料が大幅に変わることもあります。
また、一括見積によって20等級の条件で最安な保険料かどうかのチェックも行うこともできます。
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20等級の自動車保険のまとめ
等級制度について少しずつ理解を深める事で、自動車保険のお得な利用法を知る事が出来ます。
等級は1年に1つずつしか上げる事が出来ませんが、20等級まで安全運転を続けることで、保険料は大きく変わります。
割引率が低いうちは保険料の安いクルマにのり、等級があがり割引率が高くなれば好きなクルマに乗る、などの方法もお得な利用方法のひとつです。
1等級から20等級までどの等級であっても、年齢条件や、自動車の種類、 支払い方法などによっても保険料は変わってきますが、なかなか保険料が変わらない良い等級の場合は、他の損害保険会社の保険料を知ることも大切ではないでしょうか。
また、現在20等級でも車を買い替えるなど契約内容に変更がある場合は、保険会社への申告を行わなければ保険が適用されません。
さらに、契約者に変更があった場合も、等級は引継げますが、引継げる対象には条件があります。
詳しい手順や条件について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
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