シルビアの納車されました・週刊シルビアをつくろうに関するカスタム事例
2024年05月11日 22時06分
待つことおよそ1年
ついに念願の、S14シルビア(後期型)が納車されました!!!
制作過程〜拘りポイントまで綴るので、非常に長い投稿になると思うので
しばしお付き合いください🙏
元々自分には、「シルビアといったらエアロ巻いてターボ!」という考えがありました。
が、歳を重ねるにつれ考え方も変わり
「長く付き合えるシルビアを作ってみたい」という思いが強まりました。
大雑把なコンセプトは「14らしく、シルビアらしく無く」
なるべくドリ車らしくない雰囲気を目指します。
そしてここからは完全に好みの問題ですが
精悍な顔つきよりも、おっとりした雰囲気のものを。
ピークパワーのターボよりも、ドライバビリティに優れるNAを
それらの点を踏まえてベースに選んだのは、「S14前期型Q's」でした。
さっそく業者オークションで見つけてもらい、店に来たのはこの個体。
貴重なパーツ類は付いていますが、記載にない傷多数、極め付けはエンジンブローしている始末。
こちらは返金対応してもらい、別個体を探してもらうことにしました。
それから数日、近所に良さげな物件があるとの連絡が
そして来たのかこちらの個体。
外装はほぼ無し。
内装もこの年式特有の劣化、及び汚れが酷い状態でした。
元D1選手がドリフト練習機というのもあって整備はされており
脚とアーム類、LSDも装着されていました。
後期ですが、外装が無いので大した問題ではありません。
「オシャレは足元から」
まず1番最初に頭を抱えたのはホイール。
低扁平タイヤは避けたかったので、16インチというのは決まっていました。
が、スポーツに極振りしたデザインはなるべく避けたい。
でも古臭い、地味なホイールは嫌。
できればオシャレなものを…
メーカーHP・ネットサーフィン・古い雑誌を読み漁り、ようやく納得のいく物が見つかりました。
それがこの『WORK MEISTER CR01』です。
ドリキンこと、土屋圭一氏のAE86に履いてるのを見た方も多いのでは?
「Q's」である事が一目で分かるように、あえて4穴のままにしているのも、拘りの一つです。
ボンネットとフェンダーは、たまたま安く手に入ったダクト付きの社外に
これは元々使う予定ではありませんでしたが、外装が付いていなかったので仕方ありません。
ただこれにより、前期特有の鈍臭い雰囲気がやや薄れ
「改造車」である事をアピール出来ると思います。
リアフェンダーは叩き出した後、なるべく少ない量のパテで整形。
フロントフェンダーのデザインに合わせる事で一体感が出るように
かつ引っ張りっぱなしのような形にならないようにする事で、「走り屋感」を抑えました。
やや大きめに盛り上がらせる事でリア周りに陰陽をつけ、セダンのような雰囲気を薄れさせる狙いです。
また、フロントがややゴツくなるので
前後のバランスもとれる筈。
中の鉄板は切り上げて貰い、車高を落としても当たらないように加工してもらいました。
と、ここでわたくしたーぼーはお台場にて開催された「スタンスネーション」を見学。
ハイレベルな車両達に感化され、即日クルマ屋に余分な注文をしました
「このままだと、ゴチャついてしまう」
そう考え、ボンネット上のウォッシャーノズル・ハイマウントランプ・リアのアンテナを撤去及びスムージングをしてもらいました。
足し算をし過ぎたので引き算を
違和感なさすぎて、オーナー自身も忘れてしまいそうです。
大まかなチリ合わせやボディ加工も終わり、窓も外されいよいよオールペンの準備に。
記念撮影
色々なカラーも考えましたが、無難なパールホワイトにしました。
でもただ純正色を塗るのも面白く無いので、レクサス用のパールホワイトを塗ってもらいました。
谷口S15もレクサス用のホワイトですが、こちらのはもう少し古い(昔のIS等)白なので
若干暖かみのある白です。
14前期には、こちらの方がキャラ的には合っていると思います。
大体イメージ通り
ノズルが無いとスッキリしますね。
余談ですが、後期の車体に前期ライトは微妙に取り付け部が変わってました。
取り付け部を長穴化することで、その問題は解決
カットされていない前期リアバンパーを探すのも、一苦労
14前期特有の、丸みを帯びたリアフォルムを強調するために貼り付けフェンダー・リアウィングはあえて装着しませんでした。
リアガーニッシュのセンターには、日産エンブレムでは無く14用のシルビアエンブレムへ。
これにより、デザイン的な重心を下げる効果も期待できます。
家でも作業は続きます。
内装(特にドア)の劣化が激しかったため、割れ&欠けた部分は再整形。
ブラックスエードなんかも貼ってみました。
ダッシュ周りをスッキリさせる為に、前期用のエアバッグ非搭載のものを流用
割れがほぼ無い、美品のものです。
メーターもホワイトからブラックのものに変更。
全体的に落ち着いた雰囲気になりました。
ステアリング、シフトノブ共にナルディのものを採用
ステアリングもホイール同様、スポーティにより過ぎず・ラグジュアリーにも寄り過ぎない「GARA 3」を選びました。
落ち着いたインテリアに、とてもマッチしてると思います。
オーディオ周りも拘りました。
デッキは知る人ぞ知る、「Pioneer
DEH970」
やや古いモデルですが、Bluetooth対応の高性能1DINデッキです。
そして隙間埋めに「カナック企画」の1DINポケット
半透明のカバーが付いており、使用感及び質感がとても良いです。
そしてメーカー不明の、化粧パネルで配線が見えないようにしました。
外装に戻ります
前後のウィンドウモールも新品にしました。
ここが変わると全体的に綺麗に見えますね。
当車両には、純正のレインホースが付いていませんでした。
が、預けているショップの方がドリフト用にS14を所有しており
そちらに付いているものと同等のレインホース兼補強バーを作ってくださいました。
ブラックを吹いて、錆止め
バンパーは、純正オプションのエアロバンパーを装着。
コーナーレンズ、マーカー類もあえて純正を選びました。
研磨して、クリアを吹くことで黄ばみを防止。
フロントグリルは、ボンネットモールを活かすために最終前期の純正のものに。
直線基調で、スッキリした印象に
サイドステップも純正オプション品
張り出し系のエアロだとドリ車っぽくなってしまいますが
付いていないのもバランスが悪いので必然的にこちらになりました
リアアンダーも純正オプション品
これを付けることで、フロントからリアにかけての一体感
盛り上がったフェンダーとのバランスがとれます。
NAという事で、エキマニも変えて貰いました。
S15 オーテックバージョンに純正採用されていた4-1タイプのステンマニです。
市販のフジツボとは違い、O2センサーの位置が集合部になっているため
あえてこちらを採用しました。
そのまま付けると地上高が低くなる為、加工してもらっています。
触媒が付いていなかったため、ヤシオファクトリーのスポーツ触媒に変更
こちらは触媒部分が上部にオフセットしているため、車高を下げても当たりにくくなっています。
書類も出してくれるので、非常に良い商品だと思いました。
触媒以降は、ワンオフのフルチタンマフラーです。
チタンというと砲弾型のイメージですが、これは大きめなタイコが付いていて
出口が下を向いています。
あまり見ないタイプで、面白いと思ったので買ってしまいました。
ミラーは、ガナドールタイプのエアロミラーをチョイス。
とってもスポーティーになり、おおむね満足。
予算があれば、ガナドールかkabukiミラー化したいです。
とりあえず、大まかな仕様はこんな感じでした。
制作してくれた方、部品を提供してくださった方、応援してくれた方、皆さんにはとても感謝しています。
まだまだ課題も残っているので、徐々に手をつけて行こうと思います。
最後まで見ていただき、ありがとうございます。