SLのSLと私 ④・追憶に関するカスタム事例
2023年10月20日 18時31分
また週末がやってきました。地元の自動車屋との約束の日です。
神戸ナンバーから長野ナンバーへ。
ちょっと残念だなぁと思いました。
あと、もう少し早くSLを手に入れていれば、「長野33‥」といった二桁ナンバーだったのになぁと、それも残念でした。欲を言うと、一桁‥。
着くと、早速社長が外に出てきました。
「結構、綺麗だなぁ。」‥何を最初に言われるのか不安でしたが、その言葉に少し安心しました。
とりあえずリフトに載せて、問題の床下をみてみることに‥
「ダメだな、これは。結構いってるよ。とこばん(←フロアーパネル)全部張り替えだな」
やはり錆が進んでいました。
そして、ミッション。
「オイル漏れはなさそうだぞ。」
リフトから降ろして、社長と少し試乗することにしました。社長は若い頃から外車の整備をしているベテランで、SLが現役だった頃の当時のベンツをよく知っています。
「後ろのエンブレムにオートマチックなんてわざわざ書いてあるくらいだからまだオートマは珍しかったんだよね。この頃のオートマはみんなこんなにショックあったの?」と運転する社長に聞いてみました。
「そうだよ。ショックあったよ。」‥って言って欲しかった(笑)
でも、社長の答えは‥
「そりゃあ、今のクルマとは比べちゃいけないけど、こりゃあ異常だよ。こんなにあたりが強くないよ、正常ならね」
「なかだろうなぁ。降ろしてオーバーホールしなきゃ直らねえと思うよ」
「エンジンは調子いいじゃん。ブッシュ類変えれば足まわりもいいぞ。」
最後の言葉は救いでした。
さすがはプロ。だんだんと問題点が明らかになってきました。
「休みの日、リフト一台分空けておいてやるから、勝手にきて、自分でも見てみなよ。勉強!勉強!(笑)」
買うという相談をした時からずっと、この社長は本当に‥。
夢中になる私に呆れているのは確かでした(笑)
つづく