A7 スポーツバックの輸入車・メッキモール・ラッピング・DIY・アウディA7に関するカスタム事例

2024年03月29日 15時10分

この型のA7はまだまだ情報が少ないので、DIYネタなどいろいろ投稿していく予定です。よろしくお願いします。

DIYネタです。今回めちゃくちゃ長文です。

ウインドウモールラッピング
DIY難易度レベル　4～5（仕上げ方による）
準備するもの　ラッピングフィルム　ナイフレステープ　ラッピング施工ツール(アマゾンの600円ので可)　ヒートガン(2000円ぐらいので可)　7mm幅ぐらいの薄い両面テープ

輸入車のモールは必ず白いシミ(白サビ)が付いてしまうためラッピングします。というか最初からオールブラックにする予定だったので普通にやります。
モールのラッピングは業者に頼むと10万円以上しますし、交換するにしても10万円以上かかります。外すと必ず変形するため塗装もできません。

ラッピングは初めての挑戦だったので何度も失敗したりやり直したりで、結局フィルム代とナイフレステープ代で3万円ぐらいかかってしまいました。
一番安くできる方法を紹介するので参考にしてください。

まず、ナイフレステープはAUTOMAXizumiの50ｍ巻きを買ってください。10ｍでも足りますが最初は失敗すると思うので50ｍ巻きを買った方がいいです。
最初3Mとオーマックスイズミ両方使ってたのですが、3Mのナイフレスは高価な割りにすぐ切れて使い物になりません。オートマックスイズミのナイフレスは3Mの物と遜色ない品質で、ちゃんとカットできるしめちゃくちゃ安いのでおすすめです。
次にフィルムですが、フィルムはやはり3M製がいいです。2080-G12がおすすめです。中華製の安いピアノブラックのフィルムでもいいと思いますが、フィルムが硬くて難易度が上がるため初心者は柔らかめの3M製が無難です。

サイズは40センチ×152センチ1枚と、愛工房さんが販売してる24ミリ×5メートルが1つあれば足ります。この組み合わせが最安(ナイフレスと合わせて1万円以下)ですが、ほぼ間違いなく失敗すると思うので最初から70×152センチと24mm×5ｍを2本ぐらい買っておいた方がいいかも知れません。これでもナイフレスと合わせて14000円ぐらいです。
なぜこのサイズなのかを詳しく解説します。
まず上のアーチ部分左右は24mm×5ｍ1本で足ります。下の直線の部分は24mm幅だとギリギリで巻き込む余裕がなく、シルバーの部分が隙間から見えてしまいます。この部分は何度もやり直して結局25mm×120㎝ぐらいのを自分でカットして対応しました。26mmだと太すぎて巻き込みが大変なので25mmがベストです。40㎝×152㎝のフィルムを使って25mm幅を4本切ります。すると30㎝×152㎝が残るので、これを三角窓の部分に使います。斜めにすれば30㎝幅で足ります。
この組み合わせが最もフィルムを無駄なく消費できます。

下準備で洗車した方がいいのですが、面倒な場合はアルコール入り除菌シートで拭くだけでもいいです。ただし、除菌シートを巻いたラッピングツールでモールとゴムの隙間までしっかり拭いてください。(拭き終わったら乾拭き)
貼る順番ですが、最初に一番難しい三角窓の部分から始めてください。理由は、簡単な部分から始めて最後に三角窓の部分で失敗すると、フィルムが足りなくなってフィルムが届くまで中途半端な状態で車を使用しないといけなくなるからです。一番難しい部分を最初に済ませておけばあとは楽勝なので三角窓の部分から始めてください。(車2台持ちとかは関係ないのでご自由に)

貼り方です。
まずナイフレステープを上と下にぐるっと設置します。モールの端から0.5mmぐらいの位置に糸の中心がくるように丁寧に貼ってください。1mmぐらいの位置にナイフレスを貼ると巻き込みが大変なので0.5～0.7mmぐらいのところに設置してください。曲線のカーブがきつい部分は3mmぐらい余裕を持たせた位置に設置してください。(外側のカーブの部分は5mmぐらい余裕持たせても巻き込みできる)
内周を貼る際は注意点があります。カーブがきつい内側のゴム部分はナイフレスがすぐ剥がれてしまうので、この部分だけカーブに沿って両面テープを貼っておきます。この部分も余裕を持たせて3mmぐらいの位置に糸の中心がくるように貼ってください。巻き込みが大変ですがギリギリに貼って足りなくなるよりはマシなので余裕を持たせて貼ってください。自分は最初ここを失敗して30センチ×70センチのフィルムを何枚も無駄にしました。

ナイフレスを設置したら30㎝×70㎝ぐらいにカットしたフィルムを斜めにして、曲線アーチとの境目の真っすぐになってる部分に合わせて貼ります。あとはゴミが入らないように全体に貼って、指で丁寧に圧着していきます。横着してスキージーやヘラでやらないでください。指と手でやってください。
圧着したらヒートガンを全体に軽く当ててさらに圧着します。貼り終えたらいよいよナイフレスでカットしていきます。糸の出し方はyoutube等で調べてください。折り曲げて親指で押さえながら引っ張れば糸を出せます。失敗してもフィルムを押さえながら糸を引けばカットできます。
カットし終わったら緑のやつをフィルム側と外側全てとって、フィルム表面に貼ってある薄い保護シートを剥がして巻き込むだけです。保護シートはマスキングテープとかをちょっと付けてめくれば剥がせます。
フィルムの巻き込みは指と爪でやってください。横着してラッピングツールでやるとすべって傷つけたり破ったりします。基本全て自分の指と爪で作業してください。指が入らないドアミラー周辺の部分だけラッピングツールを使ってください。(巻き込みの仕上げ時だけゴムヘラで丁寧にやると良い)

下の部分の処理ですが、この部分は別でカットしたものを貼り付ける方法ではなく一枚貼りの方がいいです。斜めに引っ張りながらヒートガンをあてて微調整し、余った部分をハサミやカッターで切って巻き込んでください。(この部分だけカットしたものを貼り付けたり、切り込みを入れて貼る方法はおすすめしません。どうしても貼り付けた感が出ます。多少シワになっても1枚貼りの方が100倍マシなので1枚貼りにしてください。)

三角窓の部分ができればあとは楽勝です。上のアーチ部分は、下側だけナイフレスを設置して上側に愛工房の24mm幅フィルム(180cmぐらいにカット)を合わせて丁寧に貼っていきます。Cピラーの境目のところに真っすぐな部分を合わせてフロント方向へ貼っていってください。上の巻き込み幅はモールの端から0.5mmぐらいです。フロントドアの先端あたりまで貼り終えたら圧着してヒートガンあてて下側をナイフレスで切って巻き込むだけです。

先端部分の処理は見えない箇所なのでなんとなくでいいです。

最後に直線の一番簡単な部分を貼ります。この部分はナイフレス不要です。貼り方は、下側からちょうど巻き込める位置に真っすぐ合わせて貼っていって、上側の余った部分を巻き込みます。下側から合わせる理由は、上側から合わせると下側の余った部分の巻き込みがめちゃくちゃ大変だからです。上側はゴムになってるので指で簡単に広げて巻き込みできます。なので下側から揃えて上側の余った部分をゴムの隙間に巻き込む方が遥かに簡単です。先端部分の処理はここまでやってれば楽勝です。