エアフィルターの種類を解説!社外品のメリット・デメリットとメンテナンス方法 | CARTUNEマガジン
エアフィルターの種類を解説!社外品のメリット・デメリットとメンテナンス方法

2017年11月14日 (更新:2021年07月15日)

エアフィルターの種類を解説!社外品のメリット・デメリットとメンテナンス方法

エアフィルターというパーツを聞いたことあるでしょうか。車をカスタムするのが好きな人ならば知っているかもしれません。エアフィルターは車の性能を左右する大事なパーツの一つです。また、エアフィルターは使用していると、劣化していく消耗品でもあります。今回はそんなエアフィルターについて、そのメリット・デメリットから、メンテナンス方法まで徹底解説していきます。

YutoさんのスイフトスポーツZC33S洗車の画像
YutoさんのスイフトスポーツZC33S洗車の画像

エアフィルターとは

エアフィルターとはエアインテークについているフィルターのことです。車は空気を取り入れ、それを燃料と混ぜ、爆発させることで動力を得ています。ただ取り入れる空気に小石や砂が混ざってしまっていたら大変なことになります。自動車のエンジンは精密機械なので、このような異物が混入してしまうと、最悪の場合壊れてしまいます。そのようにさせないために、小石などを取り除いてくれるフィルターがエアフィルターです。

tomoさんのカローラレビンAE86の画像
tomoさんのカローラレビンAE86の画像

上記の画像のように、旧車のレーシングカーなどで、エアクリーナをつけていない車を見たことがありませんでしょうか。このようなキャブのレーシングカーは空気を大量に取り入れるために、抵抗となるエアフィルターを装着していません。そして2,3回レースをし終えると、エンジンをオーバーホールします。つまり、異物がエンジン内部を傷つける前にエンジンを組みなおすということですね。一般ユーザーはそんなに頻繁にエンジンをオーバーホールすることはないと思うので、エアフィルターはちゃんと装着しておくほうが良いでしょう。

エアフィルターの種類

エアフィルターには様々な種類があります。ここではエアフィルターの大まかな種類を解説していきます。

まずエアフィルターには乾式・湿式の違いがあります。この二つの違いは、どのように異物を取り除くのかという点にあります。

方式による種類

乾式

乾式の場合、フィルターが乾いたままの状態で、異物を取り除きます。しかし、洗浄などすることはできないため、基本的には使い捨てです。多くの純正エアフィルターは乾式を使用しています。価格は湿式のものに比べると比較的安いです。

湿式

湿式の場合、フィルターにオイルが塗ってあり、オイルにごみを吸着させることで、異物を取り除いています。湿式のほうが乾式よりも異物を取り除く能力が高いです。また乾式と違い、フィルターが汚れてしまっても、洗浄し、もう一度フィルターオイルを塗ってあげることで再利用が可能です。

形状による種類

乾式・湿式とは別に、形の違いもあります。

純正形状

takuさんのS660JW5エアクリーナーの画像
takuさんのS660JW5エアクリーナーの画像

純正形状のエアフィルターは、純正のエアフィルターボックスにそのまま取り付けることが可能です。また社外の純正互換品を購入することで、純正品のものよりも吸気率をアップすることができます。

キノコ型

エスイズムさんのインプレッサ WRX STIGDBエアクリーナーの画像
エスイズムさんのインプレッサ WRX STIGDBエアクリーナーの画像

キノコ状のエアフィルターは、純正状態のエアフィルターよりも、フィルターの面積が大きくなるように作られています。また、通常装着する場合、エアフィルターボックスは取り払ってしまうことが多いです。そのためより多くの空気を取り入れることが可能となっています。

社外エアフィルターのメリット・デメリット

社外エアフィルター、特にキノコ型エアフィルターは、吸気効率を大幅に変えます。それによって生じるメリット・デメリットをここで紹介します。

メリット

メリットとしては、エンジンパワーが上がる可能性があるということです。エアフィルターを社外のものに交換するということは、空気の流入量が増えるということです。空気を燃焼室内にたくさん入れることができ、かつ適切な排気がなされれば、その分パワーは上がります。

デメリット

デメリットとしては、排気や空燃比等が適切でないと、逆にパワーダウンしてしまうこともあるということです。ただ単に空気を多く入れても、排気がきちんとなされていないとパワーアップは望めません。エアフィルターを変えると同時に燃料量の見直しが必要です。

エアフィルターのメンテナンス

上記で紹介したように、湿式タイプのエアフィルターは洗浄することにより再利用が可能です。また最近では乾式タイプのものでも洗浄し、何回かは再利用可能なものが販売されています。

湿式タイプのお手入れ

湿式タイプのエアフィルターに関しては、メーカーごとにメンテナンスキットが販売されています。エアフィルターのメーカーに合わせたメンテナンスキットを購入することをおすすめします。基本的に、メンテナンスキットの中には汚れを落とす洗浄剤と、フィルターオイルが同封されているので、それを使用します。

乾式タイプのお手入れ

乾式タイプのエアフィルターは基本的に再利用不可です。しかし軽い汚れならば、清掃してあげることでエアフィルターの寿命を延ばすことができます。例えばエアフィルターにごみなどが付着していた場合、エアーなどを使用し、ごみを吹き飛ばしてあげましょう。それでも汚れが落ちない場合、交換が必要となってきます。

エアフィルターの主要メーカー

エアフィルターのアフターパーツを取り扱うメーカーは数多く存在します。ここでは主要なおすすめメーカーを紹介していきます。

HKS

HKSのエアフィルターといえば毒キノコ型のエアフィルター。毒キノコ型が欲しくてHKSを選ぶ人も多いはず。少し高く、またラインアップも少ないのが難点。適合車種以外の人は自分でインテークまわりを加工して取り付ける人もいるみたいですね。

BLITZ

BLITZのエアフィルターの特徴は、国産車用のラインアップが豊富なことです。またものを選べば、比較的安いのが特徴です。エアフィルターの色も選べるので、自分の好みにあったカスタムができそうですね。

K&N

K&Nはアメリカのメーカーです。そのため、国産メーカーにあまりない、外車のラインアップが非常に充実しています。外車に乗っているけれども、エアフィルターを交換してみたいという人はK&Nも選択肢の一つになるかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。エアフィルターが車の重要なパーツの一つだということが分かってもらえたでしょうか。自分の車にあったエアフィルターを選別し、装着することで、より愛車のカスタムを楽しんで頂ければと思います。車好きコミュニティ『CARTUNE』には、車の投稿がたくさん!あなたもアプリをインストールして参加しましょう!

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