街中で見かける軽トラのミニキャブのカスタムを紹介! | CARTUNEマガジン
街中で見かける軽トラのミニキャブのカスタムを紹介!

2018年11月29日 (更新:2020年06月18日)

街中で見かける軽トラのミニキャブのカスタムを紹介!

働く車のイメージが強い軽トラですが、働く車ならではの無骨さに惹かれる方も多いのではないでしょうか?最近、カスタムベースとしても注目されている軽トラですが、今回は三菱の伝統ある軽トラのミニキャブを紹介します。

ミニキャブのリフトアップカスタム

しょへ子さんのミニキャブ愛車紹介の画像
しょへ子さんのミニキャブ愛車紹介の画像
引用元:しょへ子さんの投稿

ミニキャブは軽トラと言うことで、仕事で使用されることを想定されて作られています。そのため、走破性の高さは折り紙付きです。となると、クロカン車のようにリフトアップしたくなりますよね!写真にもあるように、ミニキャブをリフトアップしている方は少なくありません。では、リフトアップってどうすればいいのでしょうか?主なリフトアップ法を、紹介していきます。

リフトアップ量に関しては特に規格があるわけではないのですが、主流となっているものが2インチアップと4インチアップの2種類です。この2種類のリフトアップ量でしたら、ショップからもキットが販売されていますので、比較的気軽にカスタムが可能です。ここではこの2種類のリフトアップ量を、実現するための方法を紹介します。

2インチのリフトアップ

このくらいのリフトアップ量ですと、部品点数も少なくてすみます。用意するものは、

  • フロントのショックスペーサー
  • リアのスペーサーブロック
  • フロントメンバーマウントスペーサー
  • ミッションマウントスペーサー

これだけでリフトアップが、可能になります。方法も、フロントはショックのアッパーマウントにスペーサーを挟むだけです。リアはホーシングとリーフスプリングの間にスペーサーブロックを挟むだけです。そのままですと、シャフト類に負担が掛かるので、あげた分メンバーとミッションのマウントにスペーサーを挟んで下げてやります。

以上のように、メカニズムとしては単純です。ただし、自分で組めるかというとそうはいきません。フロントショックにスペーサーを挟む際は、一度ショックをバラさなくてはなりません。この作業は整備資格を持つ方しか行えません。

4インチのリフトアップ

ここまでの量をリフトアップする場合は、2インチアップより手間と部品点数が増えます。用意するものは、

  • 4インチに延長された、フロントショック
  • フロントメンバースペーサー
  • リアメンバースペーサー
  • ミッションマウントスペーサー
  • ロングストロークリアショック
  • 延長したステアリングシャフト
  • マフラーマウントゴム
  • 延長したブレーキホース

ここまでのパーツを揃えて、やっとリフトアップが可能になります。基本的には各箇所の部品を、これらの部品に置き換えていけば完成となります。キット化されている場合は、ASSY単位の部品交換なので、自分で作業が可能である場合もあります。ただ、やはり保安部品を交換する作業になるので、プロに任せるべきだと思います。

リフトアップの完成形

上で述べた方法は、あくまで車体自体のリフトアップ量になります。走破性を高める目的でリフトアップされると思いますが、それだけで満足する方はほとんどいないはずです。リフトアップされる方のもう1つの目的は大きいオフロードタイヤを履かせたいと言うところではないでしょうか。リフトアップ+大径タイヤでリフトアップが完成と言えるでしょう。

ミニキャブ純正タイヤサイズは、145R12-6PRです。これを例えば2インチリフトアップした場合、タイヤサイズは165/60R15あたりが良いところです。これで、タイヤの外径は約1.9㎝プラスになります。2インチは大体5㎝なので、タイヤでのアップ分も含めて約7㎝のリフトアップになりました。これはあくまで一例なので、皆さんの好みのリフトアップ量を探るといいでしょう。

リフトアップの注意点

見た目も走破性も上がるリフトアップですが、カスタムする上でいくつか注意点があります。

公認車検

リフトアップをすると、車両全高が高くなります。それがある高さ以上になると、車検に通らなくなります。ある高さとは、車検証に記載のある高さから4㎝以上です。では、上で紹介したリフトアップは違法ということなのでしょうか。もちろんそんなことはありません。

4㎝を超えたリフトアップ車は公認車検を受け、車検証に記載の高さを変更してもらえばいいのです。構造変更を受けた車両なら大手を振って、公道を走行することが出来ます。ただ、ディーラーなどはトラブルを避けるために、公認を取っていても整備を断られる可能性もあります。その場合は4㎝以下のリフトアップ量に直していく他ありません。面倒を承知でカスタムすることをおすすめします。

オンロード走行性能の悪化

リフトアップすれば、オフロードでの走破性は格段に向上します。ですが、その代わりにオンロードでの走行性能が悪化してしまいます。背が高くなれば、その分直進安定性が悪くなりますし、ロールも大きくなるので横転の可能性もあります。ブレーキ性能の低下、バネ下重量の増加による各部の負担増や燃費の悪化など様々な影響が出ます。もちろんそれに変えられないほどの、かっこよさや走破性の高さがあります。自分がどの程度まで求めるのかを考えて、カスタムをすればいいと思います。

車高短&深リムカスタム

ともちんさんのミニキャブトラックの画像
ともちんさんのミニキャブトラックの画像
引用元:ともちんさんの投稿

ミニキャブは、伝統ある車なので昔のミニキャブに乗っている方も多くいらっしゃいます。そんな方は旧車チューンに染め上げてしまう事も多いようです。働く車のミニキャブでも、車高短、深リムは健在です!高さの次は低さで勝負する方のために、車高を下げる方法を紹介します。

車高を下げる方法

下げる場合の方法は、1つです。各カスタムショップから販売されている、サスペンションキットを購入して取り付けましょう。これが、一番安全な方法です。フロントの場合は、径や長ささえあえば汎用品のダウンサスに交換する事も可能です。この方が安価に車高を下げることができます。問題はリアです。リアに関しては、ネットなどで調べると簡単かつ安価もしくは、お金がかからず車高を下げる方法が見つかると思います。

ただ、これらの方法の多くが違法又はグレーな方法です。ですのでこの場では、あえて紹介はしません。競技用として、自己責任で行う場合は良いかもしれません。この場で紹介出来るのは、カスタムショップが販売しているリーフスプリングキットです。

車高短、深リムを完成させるには?

車高を下げる方法は紹介しましたが、タイヤ、ホイールサイズも変えなければ完成とはいえません。深リムとはどのようなホイールを選べば良いのでしょうか?

じゅんぴーやさんのチェイサーJZX100ホイールの画像
じゅんぴーやさんのチェイサーJZX100ホイールの画像
引用元:じゅんぴーやさんの投稿

例としてあげるなら、この画像のようなホイールです。スポークや取り付け面が、やたらと奥まっているのがわかると思います。こうしたホイールにするためには、なるべくオフセットの少ないホイールを選ぶのがいいでしょう。ホイールのデザインによっては、オフセットを少なくしても深リムにならない場合があるので、デザインはよく確認しましょう。

ワンピースホイールでも深リムはありますが、構造的にツーピースやスリーピースのホイールの方が深リムの設定が多いです。最近では、コンケイブのラウンドのきついホイールが流行していますが、旧車ファンや流行に逆らいたい方はあえてこの深リムホイールを選ぶのも手です。

車高短、深リムの注意点

車検対応

リフトアップの説明でもありましたが、カスタムカーにとって車検対策は切ってもきれません。車高を下げる場合にも、リアサスペンションを変更したら構造変更が必要になります。リフトアップと違うのは車の高さが下がる分には、構造変更は不要というところです。ですが、車高短にするには限度があります。最低地上高9㎝以下になると、問答無用で違反になります。

深リムホイールに関しては、直接な基準があるわけではないですが、深リムホイールにするためには太いホイールにする必要がある場合があります。また、オフセットを少なくすると、どうしてもホイールは車両外側に出ることになります。カスタム車ファンなら一度は聞いたことがあると思いますが、ハミタイということになります。車両のフェンダーよりタイヤ、もしくはホイールを飛び出させてはいけないのです。これに抵触する恐れがあります。これを防ぐには、オーバーフェンダーを装着し、全幅の構造変更を受ける必要があります。

過度な車高短による走行性能の低下

オンロード下であれば、適度な車高短は重心が安定するので走行性能は向上します。ですが、行きすぎると走行性能へ悪影響がおきます。ショックのストロークが少なくなり、非常にピーキーな乗り味になったり、駆動系にも負担がかかることになります。

また、公道であれば段差やスロープなどがあり、乗り越えられなくなる可能性も高まります。何より、軽トラの強みである田んぼや山道でも走破性というものが、全てスポイルされてしまいます。オンロードでの使用のみの方や、見栄え重視の方にだけおすすめ出来るカスタムになります。

CARTUNEユーザーのカスタム紹介

okayamaodoriさんのミニキャブ・ミーブ トラックバンパーの画像
okayamaodoriさんのミニキャブ・ミーブ トラックバンパーの画像
引用元:okayamaodoriさんの投稿

なんとも珍しい、ミニキャブミーブトラックです!電気自動車の軽トラはなかなかいません。そんな珍しいミニキャブミーブトラックを、リフトアップカスタムしています。最新の技術と、カスタムを見事に融合させているのではないでしょうか。大径のMTタイヤも決まっています。

トータルリペアReincarnationさんのミニキャブバンの画像
トータルリペアReincarnationさんのミニキャブバンの画像
引用元:トータルリペアReincarnationさんの投稿

こちらはレーシーなミニキャブバンですね。車高短、深リム、オーバーフェンダーが四角い車体にうまくマッチしています。働く車ならではの、無骨なカスタムと言えますね。

ゆかりごはんさんのミニキャブトラックステッカーの画像
ゆかりごはんさんのミニキャブトラックステッカーの画像
引用元:ゆかりごはんさんの投稿

こちらはミニキャブトラックの変わり種のカスタムです。トラックといえば・・・そう、デコトラですね!軽トラでも、デコトラカスタムを楽しむことも大いにできます。なかなかいないので、目立つこと間違いなしですね。

働く車のイメージのミニキャブですが、こうやってみるとカスタムを楽しんでいる方も多くいらっしゃいます。カスタムショップが出しているパーツもありますので、気軽にカスタムを楽しむこともできます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?ミニキャブは、運搬作業などでしか使用されない車というイメージは変わったのではないでしょうか?カスタムパーツはもちろんありますが、ものすごく豊富に種類がある車種というわけではありません。

その分、カスタムすれば目立つこと間違いなしです。人と同じ車に飽きた方、とにかく目立ちたい方、倉庫に眠っているミニキャブをお持ちの方などの方々にはおすすめです。働く車というだけではもったいない、このミニキャブを皆さんもカスタムして楽しんでみてはいかがでしょうか。

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