クーペの中古車がほしい!おすすめや安い車種は? | CARTUNEマガジン
クーペの中古車がほしい!おすすめや安い車種は?

2019年01月10日

クーペの中古車がほしい!おすすめや安い車種は?

クーペとは、2ドアで車高が低くスポーティーなデザインの車を指します。特に若い方、男性には人気のスタイルです。しかし、クーペの新車といえば比較的価格が高価な車が多いですよね。そこで、ここではおすすめのクーペと、比較的安いクーペをご紹介していきます。若い時だからこそ似合うクーペをあなたも探してみませんか。

中古で買えるクーペの代表車種

新車のクーペも憧れますが中古車クーペならば、車の種類・予算も考えながら幅広く探すことができます。まずは、編集部が選ぶ代表的な中古クーペを見ていきます。

代表的なクーペ紹介

日産・フェアレディZ

はつきさん家のミサイルレディ🚀💫さんのフェアレディZの画像
はつきさん家のミサイルレディ🚀💫さんのフェアレディZの画像
引用元:はつきさん家のミサイルレディ🚀💫さんの投稿

フェアレディZが発売されたのは1969年、さらに前身のダットサン・スポーツまで遡れば1959年で歴史はまもなく60年になり、日本で一番歴史のあるスポーツカーですが、途中、歴史が途絶えた時期が2年間あります。再度販売が開始され年代と共に進化を続け、現行モデルが発売されたのは2008年12月、丸10年が過ぎようとしています。10年間は外観はほぼ変わっていませんが、中身を少しずつ改良を重ね、よりに凝縮されたフェアレディZが完成しています。

中古車平均価格は260万円前半となっており、年式とか価格帯を見ていくと年式を遡り2012年式から300万円を下回り、2010年式になってくると200万円前半ほどになってきます。フェアレディZは現行モデルから10年経っているので、台数も中古車市場に多く出回っていますので、幅広い台数と価格帯からフェアレディZを選ぶことができます。

マツダRX-8

ぺろさんのRX-8SE3Pの画像
ぺろさんのRX-8SE3Pの画像
引用元:ぺろさんの投稿

とても希少だったロータリーエンジンの現在、最後のモデルとなっているのがRX-8です。希少になった理由の一つに燃費の悪さがありました。低燃費が売りである、アイドリングストップやハイブリットエンジンが流行する中に、燃費の悪いロータリーエンジンが採用されなくなったのも時代の流れのようです。これまで、ロータリーエンジンが愛された理由には、軽量・小型なのに高出力だが、低振動で音も出力の割に静かというところにありました。しかし、現在ではロータリーエンジン以外の技術が上がり、ロータリーエンジンの魅力が少なくなっている上に燃費の悪さが際立ってしまっています。

今後、ロータリーエンジンの復活があるのか、ないのか気になる所です。だからこそ中古車でしか手に入らないロータリーエンジン搭載のRX-8に魅力があります。RX-8が発売されたのは2003年4月です。その後、2011年11月まで販売が続き、その間大きな改良といえば、2008年にフロントバンパーを大きく変えた所で印象が変わり、それから2008年までのRX-8を前期型、それ以降を後期型と呼ぶようになります。

ロータリーエンジンも珍しいですが、リアドアが観音開きというところも珍しい所です。車好きでなくとも、スポーツカーに興味がなくとも、「何これ?珍しい」と言わせてくれる一台です。RX-8の最終モデルとして販売された”スピリットR"が人気ですが、中古車価格帯は130万円から310万円と高めですので、狙うならそれ以外のモデルが良いです。販売年数も後期型になると販売期間が3年ほどですので、販売台数は少なめです。後期型の中古車の平均価格は2008年から2011年の間で96万円になっています。程度の良い中古車も市場に揃っているようなので、希少なロータリーエンジンを体験してみませんか。

トヨタ86

べーやんさんの86ZN6の画像
べーやんさんの86ZN6の画像
引用元:べーやんさんの投稿

1983年に発売された、カローラレビンとスプリンタートレノは当時の車好きに絶大な人気を得ました。スポーツタイプのDOHC16バルブの4A-GEUのエンジンとカスタムに向いている比較的単純な構造がカスタム好きとカスタムに興味がなかった方々も人気に取り込みました。1987年には、フルモデルチェンジを果たして駆動方式が前輪駆動となりました。前輪駆動になったことで、後輪駆動車の軽量車がなくなったため、AE86の存在がより貴重となりさらなる人気を得ました。

伝説的な人気を誇ったAE86の名前を引き継いだ、トヨタ86は2012年4月に発売されました。2007年7月にMR-Sの販売が終了し、スポーツタイプの車がトヨタから姿を消した以来、スポーツタイプの復活であることから、注目を集めました。トヨタと富士重工が共同開発しただけあって、スバルが誇る技術である水平対向エンジンの低重心のエンジン位置に座るのはトヨタの直噴技術のD-4Sエンジンで、さらなる低重心となっています。

低い重心にワイドなリアデザインとコックピットもスポーティーな演出にあふれています。2012年からフルモデルチェンジがない86は、中古車平均価格は200万円です。

中古車選びの際に考慮する項目は年数・走行距離・修復歴ですが、86の場合どれだけカスタムされているかでも価格が変わってきます。新車をコンプリートし、しっかりカスタムされたものや、2年落ちでも走行距離6千㎞など、バリエーション豊かです。中古車の中には「ここまでカスタムしてこの価格!?」という掘り出し物もあるので、中古車選びも楽しくなります。86のメリットは豊富な中古車の中から選ぶことができます。

アウディTT

海仁さんのTT クーペ8JCDAの画像
海仁さんのTT クーペ8JCDAの画像
引用元:海仁さんの投稿

ドイツの自動車メーカーであるアウディから発売されているTTクーペが登場したのは1998年です。初代TTが発売された当時から、洗練されたデザインは注目を集め、街で見かけても「あ、TTだ」と一目でわかるほど輝きを放っています。初代TTを今見ても、とても20年前のデザインとは思えません。大型のオーバーフェンダーが光る1765㎜のワイドなボディーながら全長は4060㎜と短いサイズがスポーティーなデザインを引き立てます。

二代目が登場したのは2006年7月からで、大きな変更点は、ボディを一回り大きくしたにもかかわらず、これまでより48%軽い206kgまで軽量化しました。それを実現させたのはボディシェルをオールスチールにしたことであり、スポーツカーとしてデザインだけでなく、中身にもこだわった結果と言えます。そして現行モデルの3代目に変わったのは2015年8月からで、9年越しのフルモデルチェンジだっただけに、ドライブセレクト・マグネティックライドなどの新制御システムも加わり、より高い制度のドライビングを手に入れています。

エクステリアも一目でTTとわかるデザインを残しながらもよりスタイリッシュに仕上げてきました。このようなオシャレな車に乗れるといいのですが、中古車の価格を見ていくと、3代目は400万円になるので、安い車種とは言えません。2代目になってくると、250万円を多く見かけるものの、200万円以下のTTを見つけることは難しくありません。狙い目は2代目のTTになってきますが、2代目は基本的に2グレードに分類され、前輪駆動モデルとアウディが誇るクワトロモデルと別れています。

できればクワトロモデルと言いたいところですが、オシャレさを追求するなら前輪駆動でもいいのではないでしょうか。また、今でも初代モデルが人気ですので、中古車の価格と状態のバランスを見ながら決めていくと良いTTが見つかるはずです。

ホンダCR-Z

きよきよさんのCR-ZZF1の画像
きよきよさんのCR-ZZF1の画像
引用元:きよきよさんの投稿

ホンダ・CR-Zが登場したのは2010年2月です。このころは、スポーツカー低迷期であっただけに、CR-Zを発売したホンダのチャレンジ精神が伺えます。全長は短いながらも、ワイドの車幅でスポーツタイプな雰囲気を持つボディと、i-VTEC1.5L4気筒SOHCエンジンにハイブリットを組み合わせ、設定されている6速マニュアルトランスミッションは、中低速域から力強い走りでドライバーを楽しませ、優れた低燃費性能も実現させています。

そのような、ホンダの技術が詰まったCR-Zですが、発売後の一ヶ月の目標は1000台でした。しかし、市場ではスポーツカー需要減少の中でも10000台の受注をうけた実績があるので、人気の高さが良くわかります。

CR-Zは発売以来、フルモデルチェンジを行っていませんが、大きく分けて2010年2月から2012年1月まで発売されたZF1型と、その後2016年12月まで発売されたZF2型に分かれます。

ZF2型に変わる時はマイナーチェンジだったので、見た目も内装も大きく変わっていませんが、エンジン性能が向上しハイブリッド車には大切なパーツであるバッテリーの性能も上がっています。

できればZF2型が欲しい所ですが、ZF2型だと価格が150万円から200万円ほどです。ZF1型だと100万円前後の価格が多いです。予算が合えば、ZF2型をお勧めします。

日産スカイラインクーペ

鬼ちゃん(永遠の3歳児)さんのスカイラインクーペの画像
鬼ちゃん(永遠の3歳児)さんのスカイラインクーペの画像
引用元:鬼ちゃん(永遠の3歳児)さんの投稿

スカイラインの歴史が始まったのは1957年4月からです。販売から61年という長い歴史の中から生まれたスカイラインクーペです。スカイラインファンならずとも知っている名車GT-R、その中でR32型は特に人気が高く、今でもその人気は衰えていません。R32型GT-Rが1989年5月に発売された後、1991年8月にスカイラインGTSが発売されました。これがスカイラインクーペの歴史の始まりですが、この頃は、「GT-R、GTSの違いはなんだ?」と思っていましたが、時代は進み、スカイラインGT-Rはスカイラインの名前を外し、独自の進化をとげスカイラインクーペも自分の道を進みました。

現行モデルが発売されたのは2007年になり、マイナーチェンジを2010年に行っています。搭載されているエンジンは3.7LV6エンジンで、紹介する中では1番のビックエンジンですが、価格は中古車平均で140万円とリーズナブルです。車の年数や走行距離で多少は価格に差があるものの、それもわずかであり価格は安定しているようです。現在希少になっているクーペモデルの中で、比較的安価で手にいれいることができる中古車です。

日産シルビア

あっきーさんのシルビアS15の画像
あっきーさんのシルビアS15の画像
引用元:あっきーさんの投稿

シルビアの歴史は1965年から始まります。初代から新しい技術が投入され、ダイヤフラム式、ポルシェタイプ4速MT、ディスクブレーキ、無給油式プロペラシャフト、などなど。この時に採用された新技術は後の車の発展に貢献し、シルビアは時代を先取りする車となりました。1979年に発売された3代目シルビアは、スタイリングも高評価な上に、国内初のドライブコンピューター、シルビア専用のカーオーディオ、夜のドライブの演出をするトータルイルミネーションなど、若者たちのドライブを演出するような設計が人気を集めました。

そして3代目シルビア以上に人気を集めたのが5代目シルビアは、車好きには馴染みがあるS13型です。エクステリアもインテリアも高評価を受けた5代目シルビアは1988年に通産省選定グッドデザイン賞も受賞しました。この頃の若者の絶大なる支持を得たシルビアですが、6代目シルビアで大コケしてしまいます。ボディを大きくして3ナンバーとして発売された6代目シルビア。これまでのシルビアの人気を見れば、3ナンバーとして進化したと人気を継続できると思ったのかもしれません。しかし、世間にはあまり受け入れられずシルビアの名前の評価を落としてしまいます。

名声を取り戻すべく、7代目シルビアが発売されたのは1999年です。しかし、徐々に時代はスポーツカー不人気時代に移り行きます。今思えば、希少だったFRスポーツを守り続けた希少な車だったシルビアだったのではないでしょうか。シルビアは、コンパクトスポーツカーとして、貴重な存在だったのかもしれません。スポーツカー不人気時代の煽りも受けて、シルビアは2002年8月に生産終了を迎えました。2002年の生産終了から16年が過ぎているのに中古車平均価格は140万円と、人気の高さが伺えます。

5ナンバーで、エンジンのスペックはターボで250PS、NAで165PSと5ナンバーでは十分な出力と、ターボでは6MTの設定があるのはスポーツカー好きには満足できます。さらに、D1GPでもドリフト車両としての感性の良さも、人気の一つであり、チューニングベース車としても、人気があります。それ故に、中古車もチューニングが施されている車両がほとんどであり、チューニングの知識が少ない、初心者にお勧めの車です。どのようにチューニングしていいかわからない方には、まずはシルビアで勉強してはいかがでしょうか。

トヨタセリカ

138NさんのセリカST205の画像
138NさんのセリカST205の画像
引用元:138Nさんの投稿

スカイラインに続く、国産車で名車に上げられるスポーツカーと言っても過言ではない、トヨタ・セリカが発売されたのは1970年です。セリカの実力は、WRCの戦歴で実力が証明されおり、1979年に2代目セリカでWRCに参戦し、グループBへ挑戦した初年度は2戦目で優勝を飾る快挙を果たしました。しかし、その後は優勝から遠ざかり、その理由は、その頃ライバルだったアウディクワトロ、プジョー205T16などの4WD勢の活躍です。セリカはFRでしたので、FRの限界を知ることとなりますが、日本製の証明である耐久性の高さをサファリラリー3連覇で証明したことはFRでのセリカの名前を残しました。

ステージはグループAに変わり、4代目セリカでの参戦ですがトヨタ初のフルタイム4WDであることが注目を集めましたが、4WDでの参戦後、初優勝まで1年の時間を要しましたが、1990年には初めてのWRCのタイトルを獲得し、これは日本メーカー初の快挙となりました。その後、タイトルを取ることはありませんが、セリカの活躍はWRCで名を残すこととなりました。記憶に残るのはWRC最終型のセリカ6代目のST205 型でが、残念ながらST205型ではWRCで結果を残すことはできませんでしたが、セリカの耐久性や性能の高さは証明できました。

セリカは2006年4月に生産終了を迎えました。価格帯は、1999年から発売された7代目の平均価格が47万円、1993年から発売された6代目の平均価格が70万円と、1989年に発売された5代目の平均価格がなんと111万円と、走行距離と登録年数とは逆行し、価格を上げてくるセリカです。

セリカは、年数や価格で選ぶのではなく、どの年代のセリカを好きになったかです。7代目セリカは、今でも見劣りしないデザインが良いですし、6代目セリカではGT-FOURは現在でも人気が衰えず、価格帯は130万円前後を推移しています。あなたは何代目のセリカが良いですか?往年の名車であるセリカのオーナーになるのも良いですよ。

マツダRX-7

しんちゃんさんのRX-7の画像
しんちゃんさんのRX-7の画像
引用元:しんちゃんさんの投稿

マツダRX-7がサバンナRX-7と呼ばれていた時代を知っている方々も少なくなりました。初代、サバンナRX-7が発売されたのは1978年3月です。マツダが誇るロータリーエンジンのメリットを生かし、軽量小型のスポーツカーを世間に投入しました。RX-7の最終モデルは1997年10月に発売されました。その後、フルモデルチェンジは行われず、2000年10月にマイナーチェンジを行い、2002年9月に生産が終了しました。生産が終了に追い込まれた理由の一つが燃費も悪く、エンジンの年数が経過するほどに、エンジンは負担を増していきエンジンオイルも湯水のように使用していきます。

シンプルかつ小型な構造なのに高出力なエンジンはさながらロケットに例えられるほど高性能なエンジンでした。また、根強い人気の理由はRX-7のたたずまいです。

女性に例えるならば艶やかなボディラインは車好きの男性をイチコロにしてしまいます。RX-7の最終モデルの中古車平均価格は240万円と、2002年に生産終了となり16年が経過しているにもかかわらずこの価格は人気の高さが伺えます。車の状態によっては500万円のRX-7が存在しているのも驚きです。車好きから愛されるRX-7のほとんどの中古車が、社外ホイール、社外マフラーなど、カスタムされている車両がほとんどです。

カスタムされていない車両、走行距離が7万㎞を超えてくると、価格が下がる傾向にあります。ロータリーエンジンのデメリットは、燃費も悪く、エンジンオイルの交換も早めに訪れます。他にも維持費もかかるので、長く乗る車ではないのかもしれません。そのように考えると、7万㎞オーバーでも、あこがれのRX-7を短い間でも満喫できれば良いのではないでしょうか。RX-7のオーナーになるにはそれなりの覚悟が必要です。

MTでも安いクーペは?

さて、代表的なクーペタイプの車種をご紹介してきましたが、「一体、どの車種を選んでいいかわかりません」と思っているのではないでしょうか。

ここで、編集部がお勧めする車種を見ていきましょう。

編集部のおすすめはトヨタセリカ、日産フェアレディZ、トヨタ86の3車種!

編集部がお勧めするのは上記の3車種です。当然、以下のような質問が飛んでくることでしょう。

Q.なぜこの3車種がおすすめ?

A.比較的年式が新しく、かつ人気があるため球数が豊富→中古価格が安い!

トヨタ・セリカ以外は現在でも生産されており、さらに人気車種ですので中古車市場に出回っている球数も豊富にあります。実際に、ネットで調べてみても、フェアレディZ2002年以降に発売されている、Z33系とZ34系は中古車サイトAでは830台、中古車サイトBでは870台の登録台数があります。

また、トヨタ86もAとBともに820台を超える登録があります。幅広い価格の中から、お気に入りの一台に巡り合える可能性が大きいです。トヨタ・セリカについては、最終モデルの7代目セリカは、これまでWRCなどで実績を残した4代目5代目6代目の路線から大きく変わり、4WDモデルもターボモデルも廃止し、FFでNA1.8Lのエンジンとなりました。

スポーツカー不振時代のあおりを受けてスポーツカーファンからの支持も得られず人気は低迷。だからこそ年数は経過しているものの、安価な程度の良いセリカが中古車市場には出回っています。ちなみに、セリカの登録台数は中古車サイトAとBで280台ほどとなっています。

まとめ

いかがでしたか?中古車で買える代表的なクーペをご紹介してきました。中古車でも程度の良いクーペは数多く存在していますし、中古車のメリットはカスタムが施されたりされている車が多く、好みと一致すれば、カスタムをせずともすぐにドライブを楽しむこともできます。

新車は価格が決まっていますが、中古車ならば自分の手の届く範囲で車を選ぶことができるのも良いところです。これまでご紹介した中でお好みの車と出会い、参考になれば幸いです。

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