高いタイヤと安いタイヤの評価の違いを紹介! | CARTUNEマガジン
高いタイヤと安いタイヤの評価の違いを紹介!

2019年01月21日 (更新:2020年08月07日)

高いタイヤと安いタイヤの評価の違いを紹介!

タイヤを購入する際に気になるのがその「価格」。高いタイヤほどいいのか?安いタイヤはやはりダメなのか?その価格に対する性能などを分かりやすく解説します!

高いタイヤと安いタイヤは何が違うのか

hiro33さんのスカイラインGT-RR33の画像
hiro33さんのスカイラインGT-RR33の画像

タイヤには様々な価格のものがありますよね。「安物買いの銭失い」とはよく言ったものですが、本当にそうなのでしょうか?高いタイヤと安いタイヤにはいったいどのような違いがあるのかを今回は解説していきたいと思います。

安価なタイヤの代表例としてあげられるのが、近年人気の「アジアンタイヤ」です。国産タイヤと比較してどのようなメリットやデメリットがあるのか見ていきましょう!

性能

まずは性能面でどのような違いがあるのか見ていきましょう。

静寂性

ナンカンなどの比較的有名なアジアンタイヤのフラッグシップモデルなどの静寂性に関しては、国産タイヤほどの性能はありませんが、数年前のアジアンタイヤと比べるとやはり「うるさい」と感じないレベルまで上がってきています。

元が静寂性の高いクルマなどであればさほど気になるレベルではありませんが、「そういったクルマだからこそさらに静かさにはこだわりたい」という方は国産をオススメします。

ライフ性能

次にタイヤの耐久性に関するライフ性能についてです。これにはタイヤそのものの性能ももちろんありますが、国ごとの考え方の違いも大きく関わってくると言えます。例えば日本の平均では1年間におよそ1万キロが目安とされていますが、他国では国土の大きさによっては年間1万キロなんて少なすぎるのです。

走行距離からすると2年もてば十分なので、長い年数持たせるという構造にはなっていないということです。国産タイヤであれば、3年ほどはヒビが入らず済みますが、これと比較するのは使い方の違いから厳しいものがあるということを前提として考えましょう。

グリップ力

これはクルマ好きの方なら1番気になるところなのではないでしょうか?ドライグリップであれば国産と同等レベルのタイヤも出てきてはいますが、未だにアジアンタイヤの多くが国産より劣ると言われているのが「ウェットグリップ」です。

路面が濡れている雨の日などのグリップにおいては国産と比較してかなり低いものが多いのは事実です。一般道で法定速度で走るなどであれば問題があるレベルではないですが、万が一の時のブレーキ性能が落ちる可能性が高いですから、速度を抑えた運転が必要になってきます。

それでも、2015年頃からはアジアンタイヤもゴムにシリカを配合する比率が高くなり、低温時やウェット路面でのグリップ力は飛躍的に向上しています。

近年国産と遜色なくタイムを出せると話題の

ゆうさんのCR-ZZF1タイヤの画像
ゆうさんのCR-ZZF1タイヤの画像

また、サーキットユースなどでは人気の「アジアンハイグリップタイヤ」においては、国産となんら遜色ないグリップ性能を誇るものまで出てきています。国産ハイグリップと大差ないタイムが⅓の価格で出てしまうことも多いようです。

ブランド力

高級イメージの強い欧州タイヤメーカー「ミシュラン」

うっしーさんのスカイラインGT-RBNR34の画像
うっしーさんのスカイラインGT-RBNR34の画像

次にブランド力についてのお話です。やはり「どこのタイヤを履いている」というようなこだわりがある方は、国産や海外の有名メーカーのタイヤをオススメするとしか言いようがありません。まだイメージ的な問題ではアジアンタイヤが有名メーカーと肩を並べたブランドイメージを持つとは言い難い部分はあります。価格が安いわけですから当然といえば当然のことと言えるでしょう。

高いタイヤと安いタイヤに対する評価の違い

ユーザーの評価では、高いタイヤを購入するユーザーと、安価なタイヤを購入するユーザーで層が異なりますので、どちらがいいという言い方はできない結果となっているようです。分かりやすく説明すると、高いタイヤのレビューなどの多くは「やはり高いだけあって安心感が大きい」などの価格や性能に対する安心感が得られるというような結果となり、安いアジアンタイヤなどのレビューにおいては、「安い割にしっかりしている」「この価格でこれなら満足」「意外とグリップ性能もある」など、安価を前提として満足されているユーザーが多いようです。つまりどちらを選ぶかはその人のタイヤの使い方や価値観の問題ということになります。

まとめ

筆者もアジアンタイヤは色々と試してきましたが、オススメアジアンタイヤはこの「ATR sport 2」。従来のATRスポーツに比べ、静寂性、ドライグリップ、ウェットグリップが大きく進化しています。しっかりとスポーツタイヤと言える性能は価格を考えると十分コストパフォーマンスに優れているといえます。いい意味でアジアンらしくない上品なスポーツタイヤを感じさせるパターンもカッコいいですよね!

nao@GDB-G-Alineさんのインプレッサ WRX STIGDBタイヤの画像
nao@GDB-G-Alineさんのインプレッサ WRX STIGDBタイヤの画像

いかがでしたか?今回はタイヤの「価格」とそれに対する性能やブランド力にフォーカスして解説させていただきました。高いタイヤはもちろん性能は高いですし、ブランド力や安心感も付随してきます。しかし、安いタイヤが決して「悪い」というわけでもないということがお分かりいただけたかと思います。

そもそもの価格が数倍違うわけですから、どちらが良い、どちらが悪いということではなく、ユーザー自身が「何を重視してタイヤを選ぶのか」ということが大事であるといえますね!これからタイヤの購入を検討している方はぜひ今回の記事を踏まえてタイヤをチョイスしてみてはいかがでしょうか?

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