派手だけどクール、センスよくまとめられた迫力ワイドボディーのオレンジ86!【第5回オレンジMT】 | CARTUNEマガジン
派手だけどクール、センスよくまとめられた迫力ワイドボディーのオレンジ86!【第5回オレンジMT】

2023年04月19日

派手だけどクール、センスよくまとめられた迫力ワイドボディーのオレンジ86!【第5回オレンジMT】

派手とクール、本来なら相反する単語だがその両方が当てはまる完成度の高い86をご紹介。パーツ1つ1つの選択やそれらをまとめるボディカラーまで、カッコイイ要素が盛りだくさんです!

愛車&オーナー情報

  • 車種:トヨタ 86 ZN6 GT Limited
  • 年式:2017年(平成29年)
  • 走行距離:-km
  • ボディカラー:オレンジメタリック(オールペン)
  • オーナー:アクセル
  • 所有年数:2年7ヶ月

CARTUNEブースデモカー車両!

今回ご紹介するアクセルさんの86は、実は2022年9月に開催されたA-MESSEへCARTUNEブースを出展した時にデモカーとして展示させていただいた車両だ。

おかげさまで100台を超えるエントリーの中から運営スタッフ選考、そしてユーザー投票を経て見事に選ばれた1台である。

ボディカラーは”とあるオレンジ”に黒をブレンドしたオリジナルのオレンジメタリック。晴天の下では陰影がよりハッキリと写る、妖艶なカラーが美しい。

好きなものの積み重ね

外装周りは、RALLY BACKERのワイドボディキットVer.2をベースに、フロントにはC-WEST製フロントハーフスポイラー、そしてリア周りではMODELLISTA製トランクスポイラーを装着。ブランドをミックスしているとは思えないほど全体の統一感がある。

オーナーは「実はあんまり深く考えていなくて、好きなものを選んで選んで、その結果です。」と謙虚にコメントしてくれたが、本当にセンスが良くなければこのボディカラー、そして迫力のあるエアロをここまで綺麗にまとめ上げるのは正直難しいと思う。

実際、筆者の印象も”派手なのにクール”とお伝えしたのだが、やはり多くの方からそういった印象のコメントをいただくとのことだった。

細部に寄ってみると、実は本当に派手な部分もある。リアフェンダーのダクト形状部は実はオレンジ色のメッキになっていたり、フェンダーを固定するリベットはチタンカラーだ。

しかしそれぞれ、ダクト部のオレンジメッキはホイールのリムのブロンズメッキとカラーが近似していたり、リベットのチタンカラーはホイールナットと揃えている。1つ1つは派手さのある存在にも関わらず、全体を見た時に派手な印象をあまり感じない。色彩学で言えばまさに”ドミナントカラー”の配色が完成されているからだろう。

テールは以前A-MESSEで拝見したときにはINTECだったが、Buddyclub製へと変わっていた。すでに廃盤で入手は難しいモノだそう。以前よりもテール自体の”赤み”が抑えられ、個人的にもさらに全体の雰囲気に似合っているように感じる。

エアサスへと進化

足回りについても以前はHKSの車高調が装着されていたが、この日は交換したばかりだというエアフォース製のエアサスを見せていただけた。「まだまだ着地はできてないんですが...」と言っていたものの、これまでの写真を見ての通りボディ全体のボリュームもあって駐車時の存在感はすさまじい。

トランクを拝見させていただくと、シックでコンパクトなブラックのコンプレッサーが2基搭載されていた。おかげでエアの充填速度もスピーディーで、上げ下げも気にせずできるそうだ。

乗り心地は減衰力調整を一番固く設定していると、以前装着していた車高調とほとんど変わらない乗り心地とのこと。少し弱めればおそらくさらにまろやかな乗り心地となり、快適なクルージングも期待できる。そして駐車時はこの迫力のルックスへと即座に変化させられるのだから、”エアサスっていいなぁ”とついつい考えてしまう。

ホイールはWORK EMOTION CR 3Pの18インチで、リム幅はワイドフェンダー装着車らしくフロントが10インチ、リアはなんと11インチのマイナスインセット。さらにワイドトレッドスペーサーを追加しているにも関わらずツラまではまだ余裕がある。エアサスxワイドフェンダーの懐の深さは計り知れない。

安心して長く乗るために

外からでも見えるオリジナルのダッシュマットは内装の質感に合わせてチョイスされたもので、柄も同色のためシックな印象である。ほかの内装についてはほとんど純正状態らしいが、86の内装は純正でも十分かっこよくて良い質感だから下手に手を入れる必要は無さそうだ。

外装こそカスタムカーという印象だが、実は内装やエンジンルームは極めて純正を維持しているそうだ。これにはしっかりとした理由があり、”安心してずっと大事にこの86に乗り続けたい”という理由だ。それこそメーカーが出す純正の状態は莫大なコストや時間をかけて完成させたもの。特にエンジン周りなんか一部だけ下手に手を加えるとかえって性能が落ちるという話もよく聞く。

もちろん”本気でサーキットを走りたい”などの目的があれば手を加えることは必要になるかもしれないが、86は街中を普通に走る分には純正状態でも十分すぎる快適さを備えている。

まだまだ年式は新しいものの長く乗れば乗るほど経年劣化によるトラブルも増えてくる。愛車を長く乗る上では避けられない道だが、ぜひこれからもずっと86と素敵なカーライフを送ってほしいと心から思っている。

スペック表

ホイール

  • WORK EMOTION CR 3P
  • F/18x10.0J+3(+20mmワイドトレッドスペーサー), R/18x11.0J-10(+30mmワイドトレッドスペーサー)

タイヤ

  • NANKANG NS-II
  • F/225/35R18, R/255/35R18

外装

  • C-WEST フロントハーフスポイラー
  • RALLY BACKER Ver.2 WIDE BODY KIT
  • MODELLISTA トランクスポイラー
  • INTEC ヘッドライト
  • Buddyclub テールランプ
  • AVEST シーケンシャル機能付きドアミラーカバー

足回り

  • AirForce Suspension

吸排気

  • TRUST Greddy コンフォートスポーツ GTS Ver.3

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