自滅の刃 さんが投稿したカスタム事例
2020年01月22日 05時09分
自滅の刃の中の人、ダースベイダー岡田です
正直どうでもいいのですが茨城であった右折のダンプを避けようとした深箱のダンプが横転した事故。右上を見れば分かりますがトレーラーになっています。これがキー局や新聞社にそのまま取り上げられています。本当に無様で嘆かわしいです。これが日本の報道の在り方なんだなと…。
というのも突っ込んだのはトレーラーではありません。良く見て下さい。3軸です。マスコミの理論だと被牽引車(トレーラー)が1軸の牽引車(トラクター)に引っ張られてる事になります。という事はこの車両の駆動方式はFFです。確かにいすゞにFFのトラックは存在しました。ですが1軸ではありません。
恐らくフレームが捻れて前後別に動いてるように見えたからトレーラーだと何の確認もせず判断したのでしょう。
これがマスコミの現状です。
前にニュースを見ていて思いましたが免許の改正で中型車が乗れなくなるとか一部報道では2t車が乗れなくなるとか…。
正確には車両総重量3.5tです。
非常に曖昧な報道です。中型車という括りは免許制度によって変わりますし積載量を指標にするのはおかしいです。
例えば特殊車両なんかは積載量がほとんど無くてもサイズは道路運送車両法ギリギリのサイズ(全長12m幅2.5m)だったりしますし当然設置してある装備の重量で積載量が減ってるだけです。
2tしか積めないから2t車だ〜!というような誤解を招きますよね?
この様な事を度々見てしまうとマスコミなんて信用できないと思われて当然です。
プロ意識とか無いのかね…
一応誤解を招くといけないので言っておきますが冒頭で申し上げた深箱ダンプと違法改造車であるいわゆるデカ箱ダンプは別物です。深箱のダンプは主に籾殻などの軽量でかさばる物を運ぶ為に作られており土砂などに適した作りになっていません。もちろん土砂積載禁止です。それに対して違法のデカ箱ダンプは購入時は普通のダンプですが違法な2次架装を施して文字通り箱をデカくして5〜6倍の積載量にしたりします。普通10t程度しか積めないのに50tとか積みます。当然普通では車検通りませんので闇車検です。中には擬似エア漏れ発生装置を取り付けて警察の重量測定をエア漏れで動けないと言い逃れる奴もいます。
装置自体は簡単でエアタンクから配管引っ張ってきて電磁弁を取り付けて運転席から隠しスイッチで操作するだけです。明らかにプロが作った感じのしっかりした物が付いてる事もあるのでそういう業者がいるのでしょう。
他にも自重計という積載量を測る為のメーターが付いている車両がありますが適切な運用であればその運送会社は優良だと思います。
ただ偽装しちゃう奴がいるんですよね。
よく警察官はサスの沈み具合でどれくらい積んでいるか分かるなんて話を聞いたりしますがサスも改造してる奴がいます。例えばリーフスプリングの1番はM社のを使ってそれ以外はH社とか…。
純正パーツを組み合わせて強化スプリングにしちゃうんです。
まさにいたちごっこ。
ただ道路がボロくなるので走らないで下さい。