フーガのネオクラシック化・個体事情・見捨てなければ『不死』である・御神体の神力に関するカスタム事例
2025年04月06日 15時45分
現役職業運転手のクルマ変態です。運転と車が好きで、この商売やってます(ゴールド免許) 過去にカー用品に勤めていた事もあり、ノウハウを愛車に活かしてます。クルマって、改造すればいいってもんでもない。むしろ改造なんてしちゃいけない事w 今の愛車はセダンですが、扱いはネオクラッシックなスポーツカーです(笑) 好きなクルマは A70ターボAZ20エアロキャビンR31GTS-Rステージア260RSAZ-122Bパジェロエボヴィークロス13クラウンのV8など
この個体の良いところを語る(長編)
フーガ450GTスポーツパッケージ
平成十八年式(前期型)
ザックリ言えば『程度が良い』と思い込めること(爆)
2006年式(2016年に購入)
14.4万キロ(購入時6.8万キロ)
購入時のテーマは『浮世離れ』
当時、起業を計画していた為、『儲かっていそう』に見える事も選定基準に含まれる
法人ツーオーナー
記録簿付き
現在は青空駐車
通勤で毎日使用
信仰の対象(信者は1人)
他の候補はゼロクラウンの3.5と40ソアラ。IS Fは高くて手が出なかった(正直)
だいたい綺麗。そりゃ小傷が無い訳じゃないけど。2メートル離れたら見えないぐらいに傷が無い。
そして、艶がある✨←超だいじ
V8エンジン搭載車であること。
おそらく『日産最後のV8』は、この車(海外の日産には未だV8ある)。
日本では、誰もが嫌がる大排気量。つまり、自動車税とガソリン代が嫌がられて日本では超絶不人気←重要
このエンジンは、補機類の配置が常識的で整備性がマトモである。長い付き合いなら、交換する部品へのアクセスは工賃に直結するので。
実際に故障は『多い』と思ってる。が、なんとか払えてる。
変えるであろう部品が、だいたい見える👀←重要
故障に早く気付くし、摘出までに退かす部品が少ない。
しかし現実的には、このクラスの車両を維持できるオーナーは新型車へ買い替えする経済力がある。つまり、修理を重ねるより早く手放す。
中古市場では…不人気ゆえ手直ししてまで商品化せず解体される(と思ってる)
ちなみに日産ディーラーでもV8の整備ノウハウは蓄積されていない。シーマのV8は数台いる模様。
負担が大きくて敬遠されるクルマ。そこがイイ😁大きな負担の代わりに得られるモノが素晴らしい。
従来通りの内燃機関のフィーリングで、素晴らしい加速。加速感だけならモーターの加速には及ばない。でも『クルマ』として、内燃機関が仕事して加速させるフィーリングは『自然』である。
あと、エンジンの中で部品がイッパイ動いてるんだろうな〜って妄想がロマン(笑)
代車のリーフに乗ってわかったのは『エンジンもミッションも無い電気自動車に遠慮は要らないな』というメンタル。つまり、電気自動車は雑に扱える結論を右足は出した。
やっぱエンジンが載ってないと大事にできない(そして、宿る生命感)
シャーシについても満足している。
なんたって『フェアレディZとスカイラインの親戚』という分かりやすい生い立ち。←超重要
縦置きFR&スポーツカーのシャーシ(の改良版)
そして『錆びてない』こと。←個体として超重要
純正で19インチを採用(スポーツパッケージ車)。インチキープで社外品に変えている。
しかも大馬力FRなのに4枚通しというのも良い👍クソ高いタイヤをローテーションして延命できる。
当然のように純正サイズを踏襲し245/40R19。タイヤ代はクッソ高いけどな(笑)
ホイールもお気に入り!リムが光るのがイイ✨鋳造ながら一枚六万円!しかも廃盤😅
タイヤ4本で約20万。フツーじゃない(自分でも思う)。
高いタイヤを履くのが俺の中でのステイタス。ホイールの直径はステイタスではない。
タイヤがクッソ高いサイズのクルマに、クッソ高いタイヤを履かせる。コレがいい✨俺も足元見るし、見られるもん。安タイヤ履いて『クルマ好きです』とは説得力が無い。
凝った足回りに『リヤアクティブステア』まで付いてる(リヤアクティブステアはスポーツパッケージ車)。
リヤアクティブステア=電動HICAS
低速は回頭性アップ
中速は回頭性アップ→スタビリティアップ
高速はスタビリティアップ
自動でやってくれる。しかも違和感を感じさせずに。
さらにVDC(全車)。トラクションコントロールどころか、スタビリティコントロールから、アンダーさえ打ち消す電子制御を搭載。
もうコイツ、太いタイヤとハイキャスとVDCで、とっ散らかる事ないんじゃないか?(笑)
回避行動を取って自爆する(スピンする)可能性が限りなく低い、と思ってる。
『当たらなければ、どうということはない』(無敵)
この個体のオプションの盛りかたも凄い✨
ザックリ計算したら、オプション代で70万円ぐらい盛ってある💰
一番デカいのはサンルーフ。
V8+パール白+サンルーフ
この条件で探したクルマ。当時、全国に2台。
パールホワイトもオプション。
この色いいよねぇ。やっぱり耐候性いいんだろうか?紫外線のダメージも、何割か反射して軽減してそう👀むしろ眩しくて直視できない事すらある(笑)
純正フルエアロ。付いててよかった!コレはクルマの印象がガラッと変わる。
社外品であとからやろうとしたら、軽く50万?もっと掛かるでしょ?しかもフィッティング悪くてスキマできたり…
↑エアロ無しのイメージ画像
付いててよかったフルエアロ。
ちなみに付いてない大物オプションは…『BOSEサラウンド』と『インテリジェントクルーズコントロール』。
↑無くても困らない
とはいえ、インテリジェントクルーズコントロール付きだと『自動ブレーキ』機能が含まれるから、有ったほうが長生きできるだろうな(壊れたら直せる気がしないけど)
内装色は『黒』
パネル色は『ピアノブラック』
この組み合わせ、前期型だと『450GT』のみ選べる。悪くないと思ってる✨
ステアリング右側にスイッチが無いのが『インテリジェントクルーズコントロール無し』の証。ちなみに後期は全車に標準装備される(笑)
最初から字光式ナンバーだった。めっちゃありがたい!✨
当然、希望ナンバーは『450』。250でもなく350でもなく450だゾ、とアピール。
むしろ、エンジンが三種類あるから50フーガにしたようなモン。
フーガに乗りたいだけなら、2.5リッターでいいんですよ。3.5なら280馬力の『速いクルマ』だし。
4.5リッター?…要らない子ですね🤣
だからこそ良い。
本質的には『要らない』エンジン。現に51フーガにV8は設定されなかった。
日産に『日本人はV8を買わないんだ』と思わせたのは50フーガ。
おかげで『日産最後のV8』というタイトルを得たんですけどね。
排気量は裏切らない
筋肉は裏切らない
のと一緒。大排気量NAのトルク特性は…神。万能感を感じるから。『なんでもできる』と錯覚させてくれる。二次元機動しかできないのに(笑)
あと10年、新車登録から30年でも『程度のいいクルマ』と言ってもらえるのが目標。
今19年落ち。ここからの10年はキッツイぞぉ〜?(笑)
襲い来るオイル漏れと廃盤部品。エアコンが生きてるのは奇跡だとすら思ってる。
でもね、究極理論は『カネしだい』なんだわ。オーナーに見放されず、お金に糸目をつけなければクルマは『不老不死』でさえある。神なのは、クルマか乗り手か?(笑)
今の段階で『程度いい』って言われるんだから、なんとかなる気もしている。お金次第だが。
『みんから』と『パーツファン』の力は絶大。ネット時代でなかったら、不安に心を折られて見放していたかもしれない。
『100系ツアラーV』解説動画を見ててハッ!とした。
同じじゃん!エンジンだけ強力だけど、ボディ・シャーシ側は拡販グレードと一緒。中古パーツが出やすい。
しかも品番で互換性アリナシを調べられるようになったしな。
ゲンナマも強いが、情報も匹敵する程に強い。
さらに言えば、50フーガは…INFINITYの『M』である。当然北米市場のほうが台数が多い。修理の需要も多いだろう。
軽く調べただけでも、海外パーツ輸入は選択肢として成立してる。
イザとなったら、アメリカから部品を輸入!延命できる\(^^)/
『見放さない』『乗り続けられる』『維持できる可能性を感じる』とかとか。性能よりも大切な要素かもしれない…
買った時は、こんなにハマると思ってなかったのになあ〜
転職の度に一喜一憂なのが会社の駐車場。
今のところ、『舗装されてないと無理です』とは言ってない。思ってはいるるけど(爆)
たぶんだけど、80年台中盤〜後半の『クルマに対する憧れ』を鱗の一枚だけ持ってるんだと思う。
仮にも国産車馬力タイトルを短いとはいえ保持したクルマ。
バブル期へ向けて、新型が出る度に国産最強が上書きされて、どんどんマイコン制御が増えて快適に豪華になっていった時代。その時代の勢いと雰囲気。高性能豪華車への憧れ。
その僅かな残り香。日産の過去の栄光も含めて。
排気量、馬力、メカニズム、豪華さでマウントを取りあう。いわば、バブル期の価値観。
いやあ、大いに結構!俺だって当時免許持っていたら、60回ローンでソアラの2.0ツインターボを買ったと思う(3.0GTリミテッドいいなあ、と思いながら)