ムーヴカスタムのかずさんが投稿したカスタム事例
2020年08月08日 01時58分
バイト先のお客のデュアリスですが以前作業で入庫した時に低速でブレーキをかけたときに変なブレーキのかかりかたと振動がありロアアームのリヤ側のブッシュが切れていたのを発見したのですが今回まで延期していてやっと交換作業に入ります。
スタビリンクを外しサクサクっと外す予定でしたがロアボールジョイントの固着で少し手間がかかってしまいました。通常はロアボールジョイントの締め付けボルトを抜いてロアアームをしたにこじるかスリット部分にタガネをかちこめば簡単に外れるのですが過走行車や日産車はロアボールジョイントが錆びたりして固着しているのが多いのでろジョイントプーラーと短いボルトを使いボールジョイントを抜いていきます。
で、抜けたジョイントです。まだ軽い錆ですがこの位でも簡単には抜けません😓
ここが抜けたらサクサクっとロアアームを外します。
外したロアアームと新しいロアアームです。
新しいロアアームは社外品で555製を使います。
今回の換える原因ですがロアアームのリヤ側のブッシュが切れて微速でもブレーキを踏むとガッコンガッコンと異音と振動が出る為交換です。
このまま乗っているとタイヤの遍磨耗、高速時のブレーキの振動に変な挙動、最悪ロアアーム固定ボルトの破損で走行不能になります。
ダイハツの軽自動車ではL900系、スズキではMC系迄はバータイプのロアアームでL150系、MH系からこのタイプに似たタイプになり走行が少なくても同じ部分が切れやすいです。
新しいロアアームを取り付けます。先にリヤ側を差し込み固定ボルトを仮止めして………
ロアボールジョイントをナックルに差し込み仮止めしフロント側の固定ボルトを付けます。
フロント側は取り付け角度が決まっているのでそのままではボルトが入らないのでフロント側の下側に棒やパイプをかまして下から上げてやりながらボルトを取り付けます。
最後に各ボルトを本締めします。本締めしたらスタビリンクを取り付けて片側は終了です。
もう片方も同じ作業をします。
左右終わったらタイヤを付けて試運転して作業終了です。
作業前は微速でもブレーキを踏むとガッコンガッコンと異音がして振動があり窓から覗いてみるとタイヤが前後に動くのが分かるぐらい(ショールーム等のガラスで見ながらブレーキを踏むと特に分り易いです)動いていたのが作業後はガッコンガッコンと異音と振動も無く覗いても前後に動くこともなくブレーキを安心して踏めるようになりました。
もしMH 、L900系以降で同じ現象が出るならロアアームを確認 してみるといいかと思います。