tomameさんが投稿したバンパー割れ修理・プラリペア・プラスチック溶接機に関するカスタム事例
2021年06月28日 22時08分
普通のおっさん、いやジジイです(-.-;)y-~~~
昨日はカミさんのココアの、割れたフロントバンパーの修理(ー ー;)
まずは、プラリペア。
要するに接着剤みたいなもの。
裏から見るとこんな感じ。
割れた部分を密着させて表側をテーピング。
割れたラインに沿ってVカット。
ABS樹脂なので、ルーターとかを使うよりも、彫刻刀の三角刀の方がお勧めだ。
割れた部分は決して同じ切断面形状は一定ではなく、途中から逆転したりしているので、接続ラインのどちら側をより切削すれば良いか、テープを1度剥がして確認しながら再度切削。
切削して再度テーピングすると、前回よりピッタリくっ付いた。
プラリペアには2通りの施工法があるが、下の平面的に施工出来る部分は『ふりかけ法』で、切削溝にパウダーを充填しておいて、液剤をニードルという注射針のような物で流し込む方法。
但しこの方法は、垂直面では使えないので、その場合は『ニードル法』という施工法になる。
これは液剤を流し込んでいるところ。
プラリペアは5〜15分で硬化するので、お次はこれの出番。
これはプラスチック溶接機で、先端に様々な形状のステップルを差し込み、それを加熱してプラスチックを溶かして埋め込むという物だ。
ステップルをこの様にセット。
スイッチを入れるとステップルが灼熱化して赤くなるので、接続するラインを跨ぐ様にして押し込む。
簡単に溶けてしまうので、埋め込む深さに注意してスイッチを離し、一呼吸おいて工具を引くとステップルが外れる。
バンパー等は厚さが2mm程度なので、大体の目安として表面から0.5mmステップルが埋まるくらいを心掛ける。
溶接完了。
はみ出したステップルの脚はニッパー等で切除する。
最後はこの鏝を装着し、ステップルを盛り上がったプラスチックで埋めて完了。
これなら接合部の強度は問題ない^_^
しかし注意しないと、こんな風に表までステップルが突き抜けるので、細心の注意が必要だ(ー ー;)
表側も塗装のめくれ等があるので、今度はこちら側の接続部処理として、塗装めくれとうのバリ処理→パテ処理→サフェーサー→仕上げ塗装となる。
コレは次の休みにf^_^;