ミニ1000のDIY・エンジンスタンド・オーバーホールに関するカスタム事例

イギリスのショップへ、BMWヘッドコンバージョンキットを注文しようと問い合わせたのです。
998ブロックに16Vヘッドはつかないよ。
と教えてくれました。
写真はK100ガスケットと998ブロックです。
XY両方にずれてます。

実際にバルブとシリンダーの位置関係をチェックします。

ミニのブロックでいうとプラグ側に吸気バルブがきます。
8Vですがこちらは問題なくクリア。
2番と4番の排気バルブがあやしいです。

16Vヘッドはバルブの干渉が明白です。
奇数気筒と偶数気筒がそれぞれ対称で排気バルブがブロックに干渉します。
turbo mini forumを参考にさせてもらっていますが、そこでも998ブロックに16Vヘッドは一度作例があったきり。
しかしそれはショーモデルか何かで、実際にどの程度のエンジンだったのかはわからないようでした。

エンジニアリングが複雑になったからといって良いエンジンができるというわけではない。
turbo mini forumでかなりの手練の方が発言されていました。おっしゃるとおり。
シンプルに問題をクリアするならオフセットボーリングと2.5mmオーバーサイズピストン、280度カムの8VでNAエンジンを組むことになります。
ただ、オフセットボーリングについては検証が必要です。

検証のための作業を重ねます。
実際にブロックにヘッドを組んで排気バルブとの干渉をチェックします。
そのうち作るつもりだったエンジンスタンドのアダプタを作りました。

DIYでエンジンを組む方は早目に作っておいたほうがいいと思われます。

残りは明日。できるところまで。

お疲れ様でした。