510190さんが投稿したカスタム事例
2018年09月25日 16時27分
サーブ9-3カブリオレをメインに、ジェミニ・イルムシャーも飼ってます。 ずっとアルファ・ロメオばかり乗ってきたので、イタリア車と違ってナニゴトもない日々に感謝と感動を感じています。
(愛車遍歴12)
恐れていた日がついにやって来た。長らく愛車として活躍し、さまざまな人々に引き合わせてくれたアルファ164Q4が整備不能となってしまった。
クルマの購入費に長年のメンテナンス維持費を考えると、周囲から「フェラーリが買えていた」と言われるが、フェラーリを買っていたら、それはそれでタダでは済まないことはよく分かっている。しかし、多頭飼育でセダンとオープンを持っている便利さと快楽?を知ってしまった私には、最初はスパイダーだけで充分と思っていてもやっぱりセダンが欲しくなってしまった。
しかし、特に探すことはせず、と言うかアルファ164Q4以上のセダンがあるとは思えなかったというのが本当の気持ちだった。
そんなときに、乗ってくれないなら廃車にする。と言われ手元にやって来たのが、ランチア・テーマだった。
実は、ランチア・テーマはシャーシをアルファ164と共有する言わば兄弟車で、デザインもアルファ164がエンリコ・フミア氏に対して、テーマは巨匠ジゥジアーロと、乗り比べるには格好のチョイスだった。しかもエンジンは2リッターの4気筒16バルブターボ。つまりそれは後にランチア・デルタ インテグラーレに搭載されることになるエンジンで、とてもミドルサイズのセダンとは思えない走りが魅力のモデルだった。
しかも、内装は定評のある高級ランチアで、初期のゼニア生地のシートではなかったものの、上質なファブリックは国産車にはない味があった。
結局、喜んで乗らせてもらうことになったテーマはまた、巨匠ジゥジアーロデザインの妙も楽しめるクルマだった。