サニートラックの花粉の仕業・磨き屋に関するカスタム事例
2022年04月17日 18時13分
年一度の儀式
車検から無事帰還しました😁
今日は磨き屋のワタクシが車のボディに悪影響を与えている花粉についてお話したいと思います。
結構ボディ塗装面にダメージを与える花粉の事があまり知られていなくて問題にならないので車を大事にされている皆様に少しでも知っていてもらいたい事としてお話します。
パッと見て
ごく普通のマジェスタですがボディについた
雨染みと水垢が酷いから磨いて綺麗にしてほしいとご依頼があり入庫
ボンネットがこのような状態です。
春先の花粉が飛ぶ時期にこのような状態の
車が増えます。
メーカーから出荷されたマッサラな新車のボディにも数日経っただけでこのような染みが簡単に付いてしまいます。
まさか花粉の影響でボディに染みや型を作ってしまうとは
ほとんどの人は思っていないので
水垢、雨染み、油膜、ウォータースポット
などがボディに付いてしまったと思うわけです。
よくみると針で刺した無数のピンホールみたく花粉はボディを侵しています。
植物も種を残すために必死なわけで
花粉は結構粘着力があり水で流しただけでは簡単には落ちません。
ボディに花粉が乗っかり水分など(雨や朝露)と混ざりそれが乾燥して太陽光が当たればそのままボディに強烈な染みを焼き付けてしまうのです。
コンパウンドで擦ったくらいじゃ
全く取れません。
このようになって磨きで染みを取り除く場合、普通にポリッシャーで磨いてもかなり磨き込まないと取り除く事ができません。
よくディーラーで新車購入時にコーティングをしてもらったのに数日経ったらこんな染みが付いて取れないといったトラブルがありますがディーラーや鈑金塗装屋でも花粉のせいだとは思っていないので雨染み、
水垢といった言葉で済ませてしまい
コーティングが悪いんじゃないか?
とか
お客様の手入れの仕方が悪いんじゃないか?
と言われてしまうことが多いのです。
たとえ高いコーティングを施工されていたとしても花粉は簡単にコーティング被膜を
侵し頑固な染みを作ってしまいます。
今のところ対策としては花粉の飛ぶ時期は
なるべくこまめに洗車をして花粉を洗い流して落とすしかないんです。
このような状態になって磨いても取れないから再塗装するしかないなんて言われてしまったらショックですよね。
磨きを入れる前に熱湯をかけることにより
染みは取れやすくなります。
なかなか熱湯用意するのは難しいかと思いますが…
自動車販売店も塗装屋も中にはコーティング屋でも花粉の仕業と思ってないところが多くてそれを説明して理解してもらうのが
大変だったりします。
もしこのような状態になり
磨きを依頼する場合にはちゃんとそのあたりのことを説明できるショップを選んでいただくのが良いと思います。