carveryさんが投稿したカーオーディオ・オーディオ・スピーカー・DSP・carveryに関するカスタム事例
2023年11月08日 15時00分
awaveのDSP16MAXⅡですが、ソフトや機能も一新されましたので参考に紹介します。
これは調整画面の基本画面です。
まず、今までご要望も多かった各スピーカーのゲインとタイムアライメント及び各スピーカーのミュートボタンを一つの画面で操作可能になりました。
黄色枠部分の出力クリップ確認もインジケーターで可能になってます。
また、任意チャンネルとのリンク機能も追加されました。
対応可能な入力ソースは、ハイレベル、AUX、SPDIF、Coaxial、Bluetooth、USB OTGです。
これらが全て標準搭載されてますので、拡張性は完璧かと思います。
ミキサー機能
これは現行機種にもある機能ですが、1画面で全ての入力ソースに対する各チャンネル出力先設定が行える様になりました。
各スピーカーの位相微調整機能とオールパスフィルターが実装されました。
①各スピーカー位相調整
現行機種は0度と180度の切り替えのみでしたが、0〜360度を6度ステップ刻みで各チャンネルに対して変更可能です
②オールパスフィルター搭載
オールパスフィルターは特定の周波数の位相を反転させることができる機能です。
オールパスフィルターは一般的には、それぞれのスピーカーに送られる音声信号は通常クロスオーバーを使用して、複数の帯域に分けられますが、このフィルタ処理によって生じてしまう遅延を補正したり、各スピーカーユニットの特性に合わせて遅延補正を行う事が可能です。
インプットEQ搭載
各入力ソースごとのインプット信号に対するゲイン、10バンドEQ、クロスオーバー、タイムアライメント、クリップ確認が可能です。
アウトプットタイプの選択項目が実装され、項目から構成を選択する事で自動で各チャンネルへ割り当て、推奨設定が自動反映されるようになりました。
接続はこの設定で反映されたチャンネルへ各スピーカーを接続するだけである程度の設定まで完了します。
あとは、電源投入のスタートディレイやノイズゲート等搭載されてます。
正直この性能と動作の安定性で、高出力16chアンプ内蔵でブリッジ接続も可能で、16chプリアウトも搭載しており、入力ソースも主要な物は全て標準搭載しており、ソフトも高機能で税込20万を切る価格というのは価格だけで見たら高いですが、機能性能面で見たらむしろ安い位かと思います👍
ちなみに、当分先だと思いますが、DSP16MAXⅡのチャンネル数を減らした新タイプのDSP10DMAXもメーカーが開発してるとかしてないとか...🤭