カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・エクストレイルに関するカスタム事例
2024年06月22日 22時09分
カーシェアとかのレビュー載せてる自己満アカウント 購入検討している方の参考になればと思います ※素人記事なので苦手な方は見ない方が良いです。
レンタカー・カーシェアシリーズ第272弾
日産 エクストレイル e-POWER
ストリームに乗った翌日、エクストレイルに乗ることに。最近先代型エクストレイルのガソリン車に改めて乗ってみてレビューをしましたが、そこからどれくらい進化したのでしょうか。見ていきましょう。
エクストレイルe-POWERとは?
『ミディアムクラスの本格的SUV日産「エクストレイル(X‐TRAIL)」。ラインアップは2WDの「S」、「X」、「G」、電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を搭載した「S e-4ORCE」、「X e-4ORCE」、「G e-4ORCE」、「オーテック」としては2代目モデルとなり、さらに高級感や特別感を高めた「オーテック」、「オーテック アドバンスドパッケージ」、「オーテック e-4ORCE」、「オーテック e-4ORCE アドバンスドパッケージ」を設定。また、特別仕様車として「X e-4ORCE」をベースに専用のエクステリアパーツや防水シートを装備し、ベース車の「タフギア」イメージをさらに高めた「X e-4ORCE エクストリーマーX」を設定。「X e-4ORCE」、「オーテック e-4ORCE」、「X e-4ORCE エクストリーマーX」は5人乗りの2列シート車に加え、7人乗りの3列シート車を用意。高出力モーターを搭載した第2世代「e-POWER」が力強く、なめらかな走りを実現するとともに、発電用エンジンには日産が世界で初めて量産化に成功した可変圧縮比エンジン「VCターボ」を採用。また、プラットフォームも刷新し、高剛性なボディと徹底した遮音構造がe-POWERの走りの魅力をさらに高めている。エクステリアは、初代から受け継ぐタフな力強さに、余裕と上質さを感じられるエッセンスを加え、この2つの要素が調和した新しいSUVプロポーションに仕上げた。ヘッドランプは、上段にポジションランプとターンランプを、下段にメインランプを配置し、上質感を演出する2階建ての構造を採用。インテリアにおいても、タフさと上質な心地よさを兼ね備えたデザインを目指した。安全装備は、360°全ての方向の安全を確保する「360°セーフティーアシスト(全方位運転支援システム)」を採用。新たに追加した「SOSコール」や、対向車や先行車の有無に応じてハイビームの照射位置をコントロールする「アダプティブLEDヘッドライトシステム」をはじめとする、多彩な安全技術が、さまざまなシーンで安心なドライブをサポートしている。』
(goo-netより引用)
e-POWERのVCターボ、聞いただけで個人的にワクワクする車ですが、どんな印象を抱いたのか見ていきましょう。今回の車両はプロパイロットが装着されるX、四駆モデルのe-4ORCEになります。5人乗り仕様です。新車価格は2023年時点で404万9100円です。因みに四駆じゃないと374万8800円になり、7人乗りで418万円に変わります。2024年の改良で10万円くらい値上がりしましたが、今回はそれより前のモデルです。
外観
外観は先代型からの正常進化という印象が強いです。ヘッドライトは2段のヘッドライトに変わり、迫力が出ました。グリルは普通のVモーショングリルです。それもそのはず。実は中身は海外向けのローグと同じで、ローグは2020年に発売され、少し前にMCしてデジタルVモーションが採用されました。国内仕様のMCは多分来年以降にはなると思いますが、海外ではe-POWERが出る前に2.5リッターのガソリン車が先行して販売されていました。アメリカ市場向けは461万円からとのことで、日本に2.5リッターのガソリン車が販売されていれば大体それに近い値段にはなるでしょうね。出ないと思いますが。サイドやリアを見ると、先代型のキープコンセプトだなというのが伝わってきます。幅は先代より20mmワイドになりました。このサイズなら、なんとか日本でも取り回せるかなというサイズ感です。軽自動車がメインカーの私からしたら流石にヒヤヒヤしますが。私はデザインに関してはあまり好きじゃないですが、正常進化してるなというのがよく伝わってくるデザインです。
内装
ドア側は一部は流石にハードプラですが、中間や肘置きの部分はソフトパッドが使われています。ドアハンドルはメッキ装飾ですね。そうそう、先代型は、ドアグリップしかなくドアが閉めにくいから嫌と言いましたが、改善されてウィンドウスイッチ周辺にちゃんとドアポケット設けてくれました。やっぱりこれがしっくりきます。インパネ見ていきますと、ダッシュボードは柔らかいプラスチック素材、中間にソフトパッド、シフト周辺は模様の入ったパネルが使われ、質感高いです。良かったので加点します。ハンドルも革巻きで素晴らしいですね。ただ、ホーンを鳴らしてみたら安っぽい音でした。残念です。現行ノートや古いですがキューブとかでも海外の安い輸入車のような良いホーン入ってるのに・・・。照明は残念ながら豆球でした。標準でLEDにしてほしかったです。シート自体はやや柔らかい印象ですが、実際長距離乗ってみて私は腰痛やお尻側が痛くなりませんでした。ただ、腰痛持ちの方なら出る可能性はあるかもしれません。シートの手触りは良いですね。質感高いです。シフトはサクラとかと同じです。横のスイッチを押しながら前後操作するだけなのでプリウスのような一手間も無く操作しやすいシフトです。エアコンの温度調節はダイヤル式ですが、節度感が滑っとしていて悪いなとは思いました。ホンダ辺りを見習ってほしいです。あと、まだ少ないので減点にはしませんが、エアコンのボタンとかナビのビューモニター付近がピアノブラックなんですよね。私はここは嫌です。下側見ますと、USBがありまして、タイプAとタイプC両方あります。これは素晴らしいなと思いました。アクセサリーソケットもあります。プッシュスタートの位置は少し分かりにくいかなとは思いましたが、ノートやセレナと比べたらまだマシです。電動パーキングブレーキもしっかりあり、オートブレーキホールドもありました。しかもメモリー機能付きで良いなと思いました。ただ、使った感じ、アクセル踏んだ際に解除されると、少し車体がガクンとなるので、オートブレーキホールドの解除はイマイチです。最近レビューしたカムリの方が解除が自然で良かったです。手前には走行モードを切り替えるダイヤルがありますが、感想は走行した感想述べる時に。続いて助手席。助手席のシートは手動調整になります。大体22cm〜平手入らないくらいの空間があります。座った感じは悪くはないなと思いました。続いて後席。ドア側は質感に変化ないので良いと思います。また、ドアの開閉もまるで輸入車みたいに綺麗な音がするので素晴らしいです。ボディ剛性高いですね。後席のシートはフロントよりも固くなりました。これなら疲れにくいかな?身長177cmの私で頭上空間が拳3.5個、足元空間が23cm〜平手入らないくらいになるので、広いですね。素晴らしいです。先代型が拳2個と18cm〜平手入らないくらいでしたので広くなっています。後席角度調整も可能です。
車幅はボンネット見えるので掴めます。ただ、1840mmあるので私のような普段軽自動車乗ってる方が乗ったら大分神経は使います。
アームレスト内です。特に充電環境はありません。
後席はエアコンの送風口、3段階あるシートヒーター、USBのタイプAとタイプCがあります。これなら後席も快適に過ごせますね。ただ強いて言えば安っぽいので構わないのでUSBのカバーが欲しいです。丸出しなのはちょっと・・・。
後席のチャイルドシートはフックがあるのでそこに引っかけるタイプです。
メーターです。見た目は良いと思いますし、ノートみたいに反射が酷いこともないので良いですね。
窓開けました。後席は8割くらい開く感じですかね。イギリスの某自動車ジャーナリストなら文句言いそうだなと。
荷室
大体ですが幅127cm、奥行き103cm、高さ79cmです。先代型は幅127cm、奥行き102cm、高さ82cmでしたので、少し高さが低くなってますね。それもそのはず。全高が1740mmから1720mmに2cm低くなってますので、その影響かと。
床下収納がありました。ただそこまで荷物は入らないかなと。
後席を倒して奥行きが187cmになりました。先代型が163cmでしたので伸びたかなと思いましたが、先代の時はバックドアが重なる箇所を除いて、今回がバックドアが閉まる箇所含めているので実際は165cm前後かもです。フルフラットになるのは素晴らしいです。
横になりました。斜めなら快適ですね。車中泊行けます。
前席と後席は繋がりません。荷室で寝ましょう。
荷室のユーティリティですが、今回も後席倒すレバーが無く、一々ドア側から回る必要があります。減点です。SUVなら荷物たくさん詰みますし必要だと私は考えていますので。ただ、アクセサリーソケットはありますし、荷室の電源は1500WまでOKです。災害時でも使えますね。素晴らしいです。真ん中のダイヤルみたいなのは何に使うのか分かりません。また、この車両にはありませんが、電動テールゲートも選べます。
ヘッドライトを点灯させました。LEDですね。
タイヤ
このグレードは18インチのアルミホイールです。上のグレードで19インチアルミホイールになります。見た目は切削加工されてますので良いです。ただ、悪路向きかと言われると微妙です。タイヤはファルケンのジークスですね。タイヤに全然詳しくない私からしたらあまり聞きなれないメーカーです。
搭載エンジン
KR15DDT型の144馬力。モーターはフロントが204馬力、リアが136馬力とのことです。モーター込みの最高出力は調べても出てこなかったため分かりません。とりあえず、ここからが激アツです。まず、アクセルやブレーキは問題ないです。ブレーキは踏んだ分だけしっかり効いてくれますし、ブレーキタッチの違和感はありません。加速性能が本当に素晴らしい。VCターボということもあり、踏んでからすぐに加速してくれますし、頭がヘッドレストに持ってかれる程パワーが強いです。加点です。最高。高速道路での追い越しも、100km超えていてもパワーに余裕があるので良いですね。くれぐれもスピード超過に注意です。坂道でもパワー不足は感じないです。直進安定性も撮影当時大雨でしたが不安もなくしっかりしています。静粛性も大変素晴らしい。嫌な音入ってきません。ロードノイズもしっかり抑えられています。ファルケンやるやん。ハンドルは先代と比較するとやや軽くなったかなという印象です。ただ、他の日産車のような軽すぎる剛性ではないので、安心して回せます。サスペンションはAUTOモードにするとやや硬めで、少し大きい段差が来ると少しガツンと来てリアが若干ですがバタつく印象はあります。しかし、これをスポーツモードやオフロードモードにしてあげると改善しました。足がソフトになり、RAV4程まではいかないとは思いますが乗り心地良くなります。また、高速道路ではすごく乗り心地良かったです。これは加点です。実際、今回峠道も走って検証しましたが、ロール感も無く綺麗に曲がってくれますし、乗り心地は50kmくらいだとあまり良くないです。ただ、意外と乗っていて楽しいなとは思いました。e-4ORCEもどうなんやろ?と思い、小石が多い道で数mだけですが検証してみました。AUTOモードだと、リアサスが若干バタつく印象があり、まぁオフロードならこんなもんやろうなと感じました。ただ、オフロードモードにしてあげると、バタつきが抑えられ、ソフトになり揺れが少なくなります。乗り心地が良くなり、語彙力無いですが凄いなと感じました。エクストレイルe-POWERとプラットフォームが同じのアウトランダーPHEVに乗った時、素晴らしくて感動しました。今回のエクストレイルe-POWERでは、似たような感覚を既に体感していたからか感動は無かったものの、非常によくできた素晴らしい車だと思いました。イマイチ印象に残らなかった先代型とは大違いですよ。
まとめ
良いところ
・コスパ素晴らしい。質感の高さと走行性能の両立が高次元。+1.0点
・乗り心地がAUTOモードだと街乗りはあまり良くないが、モードを変えたり高速道路では良くなる。+0.5点
・扱いやすいシフト。
・ダイヤル式エアコン。ただし節度感は微妙。
・ペダルレイアウトが良い。
・静粛性が圧倒的に高い。
・オートブレーキホールド機能はメモリーする。
悪いところ
・オートブレーキホールド解除がイマイチ。
・後席を倒すレバーが荷室に無い。−0.5点
評価:5.0点 素晴らしいです。購入推奨。
もうこれに関しては迷わず5.0点ですね。コスパ素晴らしいですよ。私はここまでの大きさは要らないなとは思いますが、このサイズのSUVをお探しなら私はこのエクストレイルe-POWERをオススメします。悪路でもしっかり走れるみたいですし、先代型とは違い、これを選べば絶対後悔しない。自身を持ってオススメできる車です。ではまた次回の車で。