BRZのセラフィム2501さんが投稿したカスタム事例
2020年02月11日 21時13分
何を得るためには何かを犠牲にしなければならないという等価交換の原則は「鋼の錬金術師」で有名になりましたが、この原則はきっとクルマのイジり方に言えると思います。
大雑把で乱暴にいえばクルマの重量が軽ければクイックな動きになりますが、重ければしっとりとした味付けになります。
昔エボXに乗っている時はクルマをなるべく軽量化する様にしていました。
何せエボXは車重が1500kgを超えています。
内装があまりにもチープだったので合皮を貼ったりカーボンパーツを装着したり多少重量化しましたが、マフラーやシートやホイールはなるべく軽いものを選びました。
人間のダイエットは食わなければ良いだけですが、クルマのダイエットはお金がかかります。
元々はコンペティションカーなので内装が多少カタカタ言っていても気にしません。
何でしたらロードノイズや風切り音なんかはあった方が良いくらいですし、ブレーキ鳴きなんざすれはするほどロマンが昂るというものです。
しかし、30〜40kg軽くなってもクルマの動きが変わるとかは僕ごときのドライバーでは体感出来ませんでした。
そしてその大好きだったエボXから軽量ライトウェイトスポーツカーの部類にギリギリ入るのであろうBRZに乗り換えました。
最初はサウンドクリエーターなる擬似吸気音装置のポーポーいう音にビックリし(サウンドクリエーター好きの方、ごめんなさい)、ガサガサしたエンジン音とゴリゴリいうミッションの音と雨が降ったらカーンていう雨粒が屋根の鉄板を叩く音やヘッポコな純正マフラーの音に辟易していました(純正マフラー好きの方、すみません…)
何て基本的な作りが悪いクルマなんだと本当にビックリしました。
嫁のハスラーの方が内装を含め二千倍リッチに出来ていると思います。
僕はどちらかというと耳が良いほうではないので、クルマのノイズが多いとか全く思った事ない人間です。
そんな僕が86/BRZのノイズが気になるのだからよほどうるさいクルマだと思います。
静粛性を得るためには軽量化を犠牲にしなければなりません。
別にレクサスやアウディを目指す訳ではなく普通のクルマ並みの遮音を目指したいだけです。
何でもかんでも静かにするんだったら86/BRZなんかに乗らなければいいのです(だからといってレクサスやアウディが買える訳ではありません)
きっと「情報のコントロール」が必要なのでしょうし、それは何の音を聞きたくて何の音を聞きたくないかという取捨選択なのだと思います。
僕はミッションとエンジン側のフロアと天井に遮音材を入れましたが、タイヤハウスやリアシートの辺りには一切いれませんでした。
マフラーのエキゾーストノートは聞きたいし、タイヤが鳴く音も聞きたかったからです。
スポーツカーとしての遮音の仕方で他にいい方法があったら是非教えて下さい。
やっぱドンガラで盛大に色んなクルマの音が聞こえてくるのがスポーツカー好きの醍醐味ですかね?