フィットのエアコン・アイドリングストップ・熱中症☀️😵💦・注意⚠️に関するカスタム事例
2021年07月16日 16時16分
暑い夏はガンガン「カーエアコン」使いたい! 駐停車時に使用するのに適した方法とは
暑い夏のドライブに必須!カーエアコンのおすすめ使用方法とは?
暑い時期のドライブでは、カーエアコンを使用するという人も多いのではないでしょうか。
走行時の使用はもちろん、車内での飲食や休憩時など、駐車しているときでもエアコンは必須の存在といえます。
では、駐車時にエアコンを使用したい場合は、「アイドリング」と「アクセサリーモード」では、どちらの場合が適しているのでしょうか。
まずアイドリングとは、エンジンに負荷をかけずに稼働させている状態のことを指し、例えば信号待ちや路上停車中など、エンジンはかけたままでアクセルなどを踏んでいない場合を表します。
続いてアクセサリーモードとは、エンジンは始動せずに、オーディオやルームランプ、USBポートからの電源供給など、クルマのアクセサリーと呼ばれるさまざまな機能を使える状態のことです。
鍵を回してエンジンを始動させるタイプのクルマでは、鍵を1段階回すことでアクセサリーモードになり、プッシュスタート式のクルマでは、ブレーキを踏まずにエンジン始動ボタンを押すことでアクセサリーモードにできます。
では、そんなアイドリングとアクセサリーでは、どちらの状態がエアコンの使用に向いているのでしょうか。
自動車整備工場に勤務するA氏は、エアコンの使用について以下のように話します。
「アクセサリーの場合で送風しかできないので、車内を冷やすことを最優先に考えるならアイドリング状態が適してます。
ただし、アイドリング状態での駐停車は条例などで禁止されている場合があるので、駐停車時のエアコン使用をお勧めすることは出来ません」
※ ※ ※
アクセサリー状態ではエンジンが始動していないため、エアコンの風を冷却するために必要となるコンプレッサーやコンデンサーが作動せず、送風はできるものの冷風は出ないという事態に陥ります。
よって、アクセサリー状態では涼むためのエアコンの使用はできないということになるでしょう。
そもそも禁止? 駐車時のアイドリング事情
一方のアイドリング状態では、近隣の住民や環境に対して大きなデメリットが発生する可能性も考えられます。
アイドリング状態に関しては、各都道府県において原則として禁止する「アイドリング・ストップ条例」が出されており、一般的に推奨されていない行為です。
アイドリング・ストップとは、アイドリングしたままでクルマを駐停車させている状態を指しています。
条例がつくられた理由としては、前述したように、アイドリング時はエンジンの始動音が鳴っているうえに、排気ガスも排出し続けている状態であるため、環境保全の観点から見ると良い状態とはいえず、近隣の住民にも迷惑がかかる可能性が高いからです。
しかし、アイドリング・ストップには一部例外とされている場合もあります。
例えばコンビニや公共施設の駐車場などでは基本的にエンジンを切ることが求められますが、信号や踏切での停車や人の乗り降りのための停車では、エンジンを切る必要はありません。
また、幼児や病弱者などを乗せている場合に、休憩場所としてクルマを利用する際にもアイドリング状態での冷暖房の使用が認められています。
そのほかの場合でも個別の判断にはなりますが、アイドリング・ストップしなくても良いというケースもあり得るようです。
※ ※ ※
アクセサリー状態では、コンプレッサーなどが稼働しないため冷風を出すことができず、一方のアイドリング状態では、近隣住民や環境にデメリットを与えるとして、条例に反する場合があります。
よって、どちらの場合が正しいというわけではなく、必要な際はアイドリング状態で使用することもできるという結論になります。
暑い時期にエアコンをつけずに車内に滞在することは、熱中症などにつながる危険性があるため、できるだけ屋内の涼しい場所で休憩をとる方が良いかもしれません。