レオのパパさんが投稿したディーゼルエンジン・スス問題・マツダCX-5・ユニット交換・超音波洗浄に関するカスタム事例
2022年06月05日 03時20分
オーバー50歳の親父です!
ディーゼルエンジンのススについてdeath👍➡️
先日ディーゼルエンジンの問題はススだ!と投稿しました!ディーゼルエンジンは空気量一定で燃料の噴射量で回転数の制御をしています!EGR等で排気の一部を再燃焼させる際、ススが吸気管に堆積し、空気量を減らしてしまい、燃調がリッチな方向になるとさらにススが発生しやすくなります!ススなんて燃やせば良いのでは?と簡単に考えていましたが、どうも一筋縄ではいかない様です!
排気ガスで問題なのは次の2点!
①NOX(窒素酸化物)を出さないこと!
→低温燃焼が理想!
②ススがたまらないようにすること!
→高温燃焼が理想!
従って同条件では両方処理出来ません!
いすゞのトラック(旧エルフ)では
①DPDでスス燃やし!
②吸蔵還元触媒でNOX対策!
を行っています!ススがバルブ弁に堆積し作動不良がおきなければEGRバルブユニットの交換は必要ありませんが、それでも10万kmでは必要になります!(実績から)
つまりススは発生するするものとして不具合対策部品がディーラーに準備されてます!
最新のいすゞのトラック(新エルフ)では
①DPDでスス燃やし!
②尿素SCRでNOXを窒素と水に分解し処理します!
これが今考えられる最善の処理のようです!
欧州車のディーゼルはほとんどこの方式です!
最近YouTubeで話題になっているのが、マツダCX-5等に使われているディーゼルエンジンのスス問題です!
マツダのエンジンは圧縮比を下げ、ターボブーストを上げ、ガソリンエンジンのように高回転を使えるようにしたり、圧縮比を下げることにより燃焼温度を下げ、NOXが出にくい事を特徴としています!つまり高価な2次処理装置(尿素SCR等)を不要とした設計です!ただし燃焼温度を下げたことにより、ススがエンジンの特定部位にたまり、再生が不十分だと不具合が出ているとのこと!症状は6万km位から発生し、ディーラーでの対応は部品の全交換!一部修理業者が超音波洗浄とスプーンでのスス除去を行なっているとのこと!ただ問題なのはエンジンと一体の部品の為、脱着工賃もかなりかかるらしいです!これからはスス対策としてのDPDの再生温度を上げることを考えているようですが、どうなる事でしょうか?
それを考えるといすゞ方式がいかに効率が良いのかがわかります!長年のディーゼルエンジンで培ったノウハウが生かされています!以前ルマン24で大排気量のディーゼルターボエンジンが主流になった時、増大したトルクにミッションがもたないとわかり、レースの途中で交換前提で戦い、見事優勝を獲得したと言う話がありました!そのミッションは交換ができやすいような工夫さがされていたようです!スス対策の理想は全てエンジン内で処理が完結することですが、費用対効果が望めないのであればいすゞのように交換パーツとしてラインナップするのも良いかと思います!ただし現状の構造に対し、大幅な改良が必要だと思いますが⁉︎
スス問題は永遠の課題かな?と思います!基本的には今出来ていないディーラーでの整備ができると良いと考えます!
(参考YouTube)枯れた整備士ひでぽんちゃんねる→結構勉強になります!