M3 クーペの不具合の原因究明・E46M3・E46に関するカスタム事例
2021年06月11日 13時49分
前回までのあらすじ
80km/h前後で車全体が振動し、高速なんて走れたもんじゃない問題が出ていました
ホイールバランスをはじめ、振動しそうなところをチェックしましたが、時間の関係もあり
フロント周りのブッシュの点検のみで先週は終わり
結局フロント関連は全く問題がなかったです。
そして今日、休みなのでいよいよリア周りの点検を始めたところ、こんな状態でした…
いわゆるプロペラシャフトとデフの等速ジョイント?っていうんですかね(英語表記はcv joint)
ここの6本のオストルクスボルトが全部指で回るぐらい緩んでおり、1本はすでにどこかへ飛んでいっています。
伴ってグリスも飛び散りがひどく、間違いなくここが原因で振動が出ていました。
プロペラシャフトを下ろす時間もスペースも無いので今回は整備工場にお願いしようかと思います。最悪cvジョイントの交換ですみそうです。
振動が発生してから、消去法で原因推測していた結果、プロペラシャフト周辺だろうってことで各ブッシュも仕入れていました。
コンパニオンプレートとプロペラシャフトのセンターベアリングです。
ついでなのでこれも交換してもらおうと思います。
E46M3で同じ振動現象が起こった人の参考になればということで、当時の原因推測の思考は以下でした。
·ある速度の時だけ振動するか?
→No 部品の共振ではない→部品の異常の可能性が高い
·ホイールバランスは狂っているか?
→No ハンドルのブレやブレーキ時の挙動に問題ないため可能性は低い(再測定した結果問題なし)
·アライメントは狂っているか?
→数ヶ月前に測定済み、ハンドルのブレや直進安定性に関係ない振動のためアライメント異常の可能性は低い
·エンジンの回転数と関係があるか?
→No 振動中いずれのギア(ニュートラル含む)に変えても変化無し
→ミッションより後ろの可能性大
·4輪のハブリングのガタはあるか
→No ガタ無し
·ディスクブレーキの偏心はあるか?
→No 振動中にブレーキを軽くかけても振動に変化無いため、可能性は低い
·ステアリングラックのガタはあるか
→No コーナリングの挙動に問題なし
→そのためフロントのブッシュ関係の可能性は低い
→この時点でミッションより後ろからリアのドラシャまでが怪しい
こんな感じでした、参考になれば幸いです。
(ボーナス入った直後にこれかぁ…)