SクラスセダンのW222 Sクラス・DIY・DAS/Xentry・ダイムラーオンラインに関するカスタム事例
2020年05月11日 01時53分
M157 5.5L V8 BITURBOエンジン。
このエンジンは私にとって憧れのエンジンでして、これを手に入れてしまったらもうベンツ購入の楽しみがなくなる…くらい思ってました。
SクラスではW221の後期から搭載されましたが、当時のスペックは544ps/5500rpm 81.6kgm/2000-4500rpm、W222から585ps/5500ps 91.8kgm/2250-3750rpmへとパワーアップし、もはやスーパーカー並みのスペックとなりました😆
ドイツ車の魅力、ドイツ車の面白いところはここなんです。
普通に考えてそんなセダン必要ないがな😅
というものを市販しちゃうんですよね☺️
国産セダンでこんな車、絶対作らないですよね。
そんな期待を胸に、落札してから仮ナンバーを借りて試乗してみました。
最近では雑誌の試乗レポート以外にYouTubeでの試乗レポートなども沢山アップされており、M157エンジンに関しては「これは凄い!」と絶賛されてますので益々期待が高まります⤴️
ところが…
私の感想は…😅
街乗りではV6のようなかったるさ😵 Sクラスなのでわざとそういう味付けにしているのか。またはペダル曲線の問題か。
踏み込めばそこそこ速いんですが、まるで期待外れでした。
さらに信号待ちでの微妙なエンジンの揺れ。
4気筒の車のあれです😅
W221のS600は街乗りでも超軽快、モーターのような滑らかさで踏み込めば化け物のような加速でした。
そこでW221のときもやりましたが、あることをすればすべてが改善されるかも✨
あることとはME(エンジンコントロールユニット)のアップデートです。
大体年に一回くらい更新プログラムが出まして、ダイムラーオンラインにてアップデートすることが出来ます。
但し、ヤナセやシュテルンでは明らかにエンジンに不調があるなど何かしら症状が出てないと通常はやってくれません。
てことで、DIYでやってみます🎵
まずはDAS/Xentryのインストールです。
かれこれ3年近くベンツを触ってなかったので、今持ってるXentryのバージョンが2017/09版…
ダイムラーオンラインに繋ぐには最新版が必要ですので最新版の2020/03版をインストールしなければいけません。
とあるファイルを入れ替えれば一応繋がるんですが、今はエラーが出ちゃいます。
ここまでは簡単ですが、まともに起動させるにはいくつかのファイルを入れ替えなければいけません。
久々でしたが、随分変わってます…
ファイルを書き換えてキーを入れて…
シュミレーションモードで起動させてみます。
バッチリです🎵
2020/03版です。
車両側の準備をします。
MEのアップデートはBAT490が必須です。
バッファモードで90AまでOKなんですが、MEのアップデートは途中で電動ファンが全開まで回りますので85Aくらいまで上がります。
結構ヒヤヒヤします😅
あとはSDコネクトを接続します。
ファームは2.3 2.11のままで行けるようです。
コントロールユニットバージョンのスクショを撮り忘れました😅
元はVC10でした。
オンラインに繋ぐと2つのエラーが出るのですが、1つはEWAの削除で回避、もう1つは中国人に対策してもらいました。
50ドル請求されました😅
W222では、MEのプログラミングはVGS(トランスミッションコントロール)のプログラミングとセットになってます👀
こんなのは初めてです。
コントロールユニットバージョンがVC10からVC15(最新版)にアップされました✨
VGSも最新プログラムになってます。
最後にショートテストをしてエラーがないかチェックします。
バッチリOKです✨
さて❗
ME(エンジンコントロールユニット)とVGS(トランスミッションコントロールユニット)を最新版にプログラミングした結果ですが…
もうエンジンを掛けたときの音から違います✨
街乗り低速でのトルク不足は全くなく、超軽快になりました✨
MEのアップデートはECUのプログラムを書き換えてますので、まるでECUチューンしたかのようで激変です!
燃調がバッチリ‼️という感じで、低回転から高回転まで全くストレスなく回るようになりました。
踏み込めば恐ろしい加速です。
体感で100psくらいアップしてるんじゃないかというくらいです。
信号待ちでの微妙なエンジンの揺れも完全になくなり(VGSのプログラミングのためか?)まるでV12のような静寂さです。
W221のプログラミングのときも激変しましたが、W222ではそれ以上の激変です。
元のプログラムが余程悪かったのか…😅
後日、すべてのECUをアップデートしておきました🎵