御珍棒!さんが投稿したカスタム事例
2020年05月07日 20時48分
マグナ50とアルトワークスではじめるお手軽低燃費ライフ。マグナ50で高速道路に乗るのが夢です。見てろよー!カワサキオヤジ! Ninja250のオーナーになったので僕がカワサキオヤジです
こんばんわ。僕のゴールデンウィークは本日が最終日なのでAM9:00から会社の上司のお車弄りのお手伝いしています
何をやるのか、資材を見れば丸わかりですね。デッドニングです。
車種はCX-8現行です。新車からまだ1年ほどでは?といつもいつも思います。
笑顔で内張りクリップ破壊する上司がとてもとても猟奇的でした。怖いです。
それはさておき、すごいですね今の車。
サービスホールという概念がなく、すべてモジュールパネルで覆われてます。
デッドニングの効果はいかなるものか…始めましょう
ビス二本で内張りは取れます。そして外すときもつけるときも、このたったひとつのクリップに苦労させられます。火をつけようと思う気持ちをぐっとこらえ外しました。これはこのまま残します。戻すときここに引っ掛けますので…
BOSE製バッフル一体スピーカー。
パッと見廉価グレードのやっすいやつと見た目変わらんけど、外すとわかる重さとマグネットのデカさ。そして良いスピーカーはエッジが良いです。しなやかで固さもあります。
モジュールパネルを外しました。ここで今回のデッドニングで一番気をつけないといけないのが窓です。何も考えずついてるボルトを外していくと窓が急転直下で粉々になります(多分)必ず外す前に窓を養生テープなどでしっかり窓枠に固定してからリンクアームを外しましょう。
そこさえ気をつければあとはボルトを外すだけで取れます。
係長、モジュールパネルまで外してアウターパネルまで施工するつもりなかったらしく材料が足りない雰囲気出ています。た、多分大丈夫でしょう(震え)と言い聞かせ
作業します。皆さんやる際はスポット制振キットよりも通常の高い方のを買うと余裕ができると思います。
このスポット制震材ですが闇雲に貼るものではなく手で叩いたときに一番響き方が大きい振動の腹の部分を見つけて貼るのがミソです。コンコンよりコォンコォンと響くとこがポイントになります。
こんなものも用意していた係長。オトナシートです。スーパーウルトラ有名な制震防音といえばコレ!と名高い合成ゴムシートですね。
鉛シート貼るよりもこれを貼るほうがより確実に制震効果が出ます。これを一番エネルギーのかかるスピーカー後方部をメインに貼り付けていきます。
うむ、いい感じです。制震材の上に吸音材を貼り付けるイメージです。これをやることで箱を補強しスピーカー後方の逆位相音をマイルドにすることができます。デッドニングの効果の8割はおそらくこの吸音材によるものなんじゃないかな?と思っています。箱が軟だと箱鳴りしますが、それは音をあまり濁らせないんですよね。逆位相の音が延々とこだまするほうが濁らせるのでやはり吸音材というのは偉大なのです。
あとはスピーカー裏に専用の吸音スポンジを置いてアウターは終わり!閉じます!
本来であればここはインナーパネルでサービスホールだらけなのでこの作業は補強というより穴埋めがメインになるのですが、この車はモジュールパネルというサービスホールをまるまる隠す樹脂パネルがついてるので穴埋めの必要はありません。モジュールパネルの補強をします。
とはいっても、樹脂パネルなので金属ほど共振しません。なので、盆地になってる部分に隙間なく貼り付け、さらにスピーカーがつく穴の周りにも貼り付けて剛性を上げていきましょう。
パネルに貼り付けたら最後にインナーパネルとモジュールパネルをつなぐようにスポット制震材を貼り付けたら完成です。
最後の工程はなんのため?って思います?
僕もわかりません(笑)でも多分ですが、樹脂と金属の共振周波数が違うことによるビビリ音を軽減するためそれよりも重い鉛でつないで一つの構成材として扱おう的なあれなのかなとおもってます。まる
最後にラゲッジのサブウーファー下に20mm厚のゴムマットを敷いて完成です。
この上にニードルフェルトも敷きました。
完了後、開始前に走った道路を同じく走りましたがノイズの聞こえる高さがかなり低くなりました。耳元で聞こえるノイズが足元まで下がりました。効果絶大です。騒音計も65dbから58dbになりましたので覿面ですね!
音楽の音も変わります。当たり前ですが
低音の角が出るようになり、今までなってるかわからんかった純正サブウーファーの音が運転席側まで響くようになりました。すごいです。
CX-8、もともと静かなのにさらに静かになったからデッドニングはやめれないですね。