車狂♪︎さんが投稿した草ヒロ愛好会に関するカスタム事例
2022年03月07日 23時59分
このアカウントでは私が撮影した草ヒロ、所謂廃車体を1日1台紹介しています。 あくまで趣味なので各メーカーさんや車種に特定の意図や不満を持ったものではなく、個人的な主観で書いているため気分を害してしまうこともあるかもしれません。 自動車が本来の用途で使われていないこと、廃棄されていることに対して不愉快に思われる方はご覧にならないことをお勧めします。 また悪戯や盗難防止のため、草ヒロ個体の詳細や所在地等に対するお問い合わせには、如何なる方法でもお答えできませんのでご了承ください。
ふらり信州の峠ドライブ(15)
本日の草ヒロ(廃車体)シリーズ
今回は“スズキ キャリイ パネルバン 郵便車仕様 L50B ”です😄
これまた峠道から1本逸れたところにあった珍しいキャリイのパネルバン。
やはり信州の草ヒロというと、僕がいつも行っているような長野の平野や盆地が有名なので、意外とこのような峠道を伝って行くような山奥は盲点で、アクセスしやすい割にまだまだネットには上がっていない珍しい草ヒロを見ることができます。
さて、冒頭にも書いたように今回はキャリイとしては5代目にあたるL50型のパネルバンです。
この型のキャリイは1972年5月に“力のキャリイ”というキャッチコピーを添えられデビューしましたが、こちらのパネルバン仕様は同年1972年の12月に追加設定されたモデルとなります。
その中でもバンパーの意匠から察するに、翌年1973年11月にマイナーチェンジを受けた以降のモデルだと思います。
パネルバンというだけでもかなり珍しいのに、こちらの個体はその上 元郵便車仕様ということで、更にレア度は高いです。
恐らく払い下げで安く購入後、自家塗装で白塗りして普通のパネルバンとして使用していたのでしょう。
元色は剥がさずに塗ったようで、白い塗装が褪せた影からは元の郵便車カラーである赤色が覗いています。
リア。
パネル部分は先代のいわゆるジウジアーロキャリイのパネルトラックと共通と思われるデザインをしています。
昔ながらの縦テールがカッコ良いですね。
また、ジウジアーロキャリイの郵便車は「一泊二日の草ヒロ旅~in長野~」シリーズの第97回目、「シリーズ終盤!大物草ヒロBEST10!!」(2020年7月5日更新分)にてご紹介していますので、是非ご覧になられて比較していただければ幸いに思います。
荷台の中。
プライバシーの関係上、ガッツリ荷物は写せませんが、キチンと整理整頓されている様子だったので几帳面なオーナーさんなのでしょう。
車内を覗くと、ドアの内側にはしっかりと元色の赤色が残っていました。
オーナーさんとしては塗ってしまいたかったでしょうが、内装にペンキを零すと思い躊躇してしまったのでしょうか?
でも、これはこれで差し色っぽくて高級感があるような、ないような・・・。
こちらの個体は舗装路からだとこのように見えます。
農道の途中に置かれているとはいえ、メインの峠道から少し脇に逸れればガッツリ道からも見えるので他の草ヒロブロガーにも見つかって撮影されてもおかしくないような場所ですが、それでも全くの無名個体で居るということはやはり山奥という立地が関係しているのでしょうね。