アルトバンのSIRAKOBATO超理論・グラウンドエフェクト・ディフューザー・空力・ガーニーフラップに関するカスタム事例
2023年05月15日 09時06分
旧型フィットさんの
床下の空力処理
まずは後方の空力処理ですが
本当に面白い
面白い 手法が使われているのです
※ガーニーフラップのタブをクリックして
2番目 3番目の記事が旧型フィットさんの記事です
このマフラーに取り付けたディフューザー
この後端の処理
ノコギリ状のパターンですが
これは ロールスロイスのジェットエンジンに
使われている
「シェブロン」ではないですかね🤔
飛行機に乗ったことのある方
飛行機が好きな方なら
必ず見たことがあります
上の写真の、ギザギザですね
この形がどういう効果をもたらすのか
それは 後退翼の翼端で起こる
翼端失速 について説明すればわかるのです
翼には迎え角という状態
前側が上がった状態で
揚力を発生していますよね
この前側が上がった状態に空気が流れ込むと、、、
あ これは間違った理解でしたね
間違った解釈を起こしてしまいます
この前側が上がった状態で前に進むと
上側は空気が広がるような状態になり
負圧に
下側は空気を縮めるような状態になるので
高圧になりますね
そうすると翼の翼端では
上と下を遮るものがないので
空気は高圧から低圧に流れ込む
つまり
翼端では下から上に空気が流れ
後方で渦を巻くのです
この翼端で下から上に流れる空気
直線翼では
翼端で起こったこの流れ
翼が動いて前から後ろに移動する 空気によって
翼の端 だけに発生するのですが
後退翼の場合
この翼の端で起こる空気の流れ
空気は音速のスピードで 引っ張られる
またその流れの形は伝播する
と説明しましたよね
後退翼の端にはこの下から上に流れる
空気の流れ、 形が
翼の端 前方にまで影響し
翼の横の方では
上面の負圧がなくなり
上側への揚力がなくなってしまうのです
これが 翼端失速
あれ なんか
シェブロン の説明とは
関係なくなったような気もするのですが
つまり このギザギザの形状の後ろには
強烈な渦が発生する
エンジンの前につけられたフィンによって
ギザギザの形状の内側では高圧になり
外側は大気圧
そのため このギザギザの形状の後ろには
渦による膜が発生し
前方のフィンから後ろに流れる
高圧の流れを閉じ込め
後ろへの流れの効率を良くし
また この流れで起こる 騒音
ファンの後ろで起こる 高圧による騒音ですね
この音をも 渦 で閉じ込めるので
騒音を減少させることができるのです
ただし このシェブロンについての説明にもあるのですが
巡航速度では効果がなくなってしまう
それについての理論の説明がなかったのですが
空気は音速のスピードで 引っ張られる
と説明しましたよね
巡航速度 多分 800km か 900km
そのような音速に近い スピードでは
この シェブロンの後端で発生する
渦は音速を超えてしまうので
渦の力が減少してしまう
そのため
渦によって後ろに噴射する空気を囲うことにより
まっすぐ空気を後ろに流す
その効果が低減してしまうので
巡航速度では
あまり恩恵を受けられないのです
そしてこの
旧型フィットさんのディフューザーの
リア 端の処理
これ シェブロン ですよね
この シェブロンによって
渦が発生し
このディフューザーの後ろを伸ばしたような
効果が発生して
ディフューザーの能力を向上させているのです
多分これ、もっと良くなる🧐
ディフューザーの横の縦のフィン
このフィンの後ろ側を広げて
フィンの後ろにシェブロンをつける
そうすると後方の空気を囲うことになるので
もっと能力が上がると考えます
やっぱり 1回で説明 終わらなかった
このままでは旧型フィットさんシリーズに
なってしまうかな
まだまだ続きます
旧型フィットさんシリーズです😉👍