アテンザスポーツワゴンの電動ファンスイッチ追加・DIYに関するカスタム事例
2025年01月26日 18時51分
マイカーとしてずっと乗っていたいと思う唯一無二のクルマ、初代前期アテンザ。 修理・メンテナンス・カスタム投稿がメインです。 作業記録を兼ねて投稿しています。よかったら覗いていってください。 二輪、四輪共にメカニックをしていたので自宅で作業出来る事に関しては工賃は掛からないとはいえ、既に当時の新車価格を超える部品代、塗装代、ショップに頼んだ修理代が掛かってます。😅
電動ファンを手動で強制ONにするスイッチを追加しました。
エアコンをOFFにして乗っていると、水温が105℃になるまで電動ファンが回らない仕様になっているワタシのアテンザ。
走行中はラジエーターに風が当たるので80℃台で安定しているからいいんだけど、SAで仮眠する時なんかは水温が気になる。
ハイプレッシャーのラジエーターキャップが標準で付いているのは、水温を高くして排ガスをキレイにしたいんだろうが、走行中の水温が80℃台なんだから意味がない。
それに、ラジエーターキャップが開いた時にはサブタンクに解放された冷却水は沸騰して出て来ていると思われる。
現に少しずつではあるけれどサブタンクの冷却水は減っていく。
なので、電動ファンの回る温度を90℃辺りにしたいんだが、昔のクルマの様にファンスイッチがあるわけではなく、温度センサーからの入力を元にCPUにプログラムされた温度で電動ファンを制御していて、シロウトのワタシにはイジれない。
じゃあ手動スイッチを追加するしか手がないよねー。
ってことで、ファンリレーの隣にあるBOSEサウンドシステム用のリレーを使って(ワタシのは標準オーディオなので遊んでいるリレー)、手動スイッチ回路を追加しようと…。
BOSEリレーの出力をファンリレーの出力に割り込ませ、トリガーコイルにイグニッションON電源を手元スイッチを介して入力してやればOK。
と、途中までリレー裏の配線を入れ替えたりしながらON電源を何処から取ろうかと考えていたら、BOSEリレーの更に隣にリアのデフォッガー(熱線ね)のリレーがある事に気が付いた。
コレ、熱線なんて使った事ないし、そのままスイッチごと使えば、室内まで配線を引き込む手間も、スイッチを取り付ける手間も省けるじゃん。
そんなわけで、結局加工したのはデフォッガーリレーの出力をファンリレーの出力線に割り込ませただけ。
デフォッガーのスイッチにはパイロットランプも付いてるし、もし消し忘れてもサーモスタットが冷却水の流れを制御してくれるから水温が70℃を下回る事はないはず。
ずっとどうするか悩んでたけど、簡単な加工で済みました。
翌日追記 : 通勤途中に検証してみたところ、
ファンを回しっぱなしでも86℃で安定。
よく考えれば当たり前で、今までも真冬の高速道路でも、長い下り坂でも86℃で安定していたんだから、ラジエーターに風を当てっぱなしでもそれ以上下がらないという事。
下がり過ぎる様になったらサーモスタット要交換ですね。
ヒューズBOXの中のリレーブロックを引き出して裏の配線を加工。
ワタシのクルマに限っては、以後このマークは“ラジエーターに風を通す”という意味。