ランサーエボリューションの白煙チェックに関するカスタム事例
2020年09月13日 20時18分
冷間始動時の白煙。
前回、エンジンヘッド〜タービン間のホースを交換して、やっとオイル漏れとオサラバ!
…っと思っていましたが、ここ最近になって、表題通りの冷間始動時…約20秒程度ですが、白煙を必ず吐いている状態で、明らかにエンジンオイルも焼ける匂いがします。
ただ、アイドリングが落ち着き始めたり、走行中や暖気後の再始動時は白煙が出ず、排気の匂いもガソリン燃焼臭しかしないので、ずっと漏れている訳では無さそう。
まずは、プラグを外してみまして、左から1番右が4番になりますが、何故か4番プラグのネジ山に、エンジンオイルが付着していました。
プラグ交換したのが前日の夜でしたので、エンジン始動は翌日に行う事にしました。
翌日の冷間始動時、やはり白煙を吐いていて、状況は同じくアイドリングが落ち着き始める頃には、白煙が止まる状態。
写真は、4番ホールのプラグ。
約20kmほどのテストランに行き、戻ってすぐにプラグを取り出しましたが、今度は全くオイルの付着が無く、どのプラグも先端にオイル付着痕が無い。
タービンも疑ってみましたが、軸ブレが無くボールベアリングも異常を感じないし、ブレードの干渉も見当たらなかった。
ヘッドガスケットも疑いましたが、エキマニガスケットからのオイル吹きが無く、上記の排気ガス臭がオイル焼きの匂いがしないので、こちらも考え難い。
ショップさんと連絡を取り、一通り症状を話をして、【ステムシールの劣化】あるいは【シリンダー内圧縮の低下】が可能性あるとの見解が出ました。
まずは、コンプレッションテスターを購入して、圧縮を確認するところからでしょう。
ステムシール打ち替えとなれば、ヘッドをバラす事になるので、手持ちの工具では足りないので、ショップさんへの依頼になるかな。