カルボさんが投稿したカルボ的試乗レビュー・試乗レビュー・9段階評価・モコに関するカスタム事例

レンタカー・カーシェアシリーズ第293弾
日産 モコ(3代目 MG33S型)
この日の最後に乗ったのは、3代目のモコです。以前2代目のモコをご紹介しましたが、3代目はまだ乗ったことなかったです。見つけたので乗ってきました。

3代目モコとは？
『日産のスタイリッシュな軽ハイトワゴン、モコ（MOCO）。スズキよりOEM供給を受けるモデルである。今回のフルモデルチェンジによる3代目は、「上質で心地よい私のための新しい空間」をコンセプトにし、従来以上に開放感あふれる室内空間を実現している。エクステリアは、従来型モコの特徴を継承しながら、開放的な室内空間と面積を拡大し、開放感を高めたフロントガラスとフロントドアガラスで圧倒的な視界のよさを実現。インテリアでは、インストルメントパネルの広範囲に、艶やかなピアノブラック調フィニッシャーを採用。インストルメントパネルと一体でデザインされた4.3インチのカラーディスプレイ付きCD一体AM/FMラジオを設定。タッチパネル操作やiPodなどのポータブルオーディオの接続も可能。さらに、駐車時などに便利なバックビューモニター機能を内蔵（X/X FOUR、G/G FOURにオプション設定）。各グレードにFFと4WDを用意しており、ベーシックな「 S 」・「 S FOUR 」、インテリジェントキーや、ドアサッシをブラックアウト、リヤシートスライドを用意した「 X 」・「 X FOUR 」、ターボエンジンを搭載し、14インチアルミホイール等を装備した「 G 」・「 G FOUR 」をラインナップ。エコドライブサポート機能としてファインビジョンメーター内に走行中の瞬間燃費や平均燃費の表示機能に加え、エコ運転時に点灯するECOインジケーターを搭載。エンジン、CVT、プラットフォームを一新することで大幅に燃費を向上させ、2WDのR06Aエンジン搭載車は、クラストップレベルの25.5km/Lを達成。国土交通省の「平成17年基準排出ガス75％低減レベル（SU-LEV）」認定とあわせて、ターボを含む全グレードが「環境対応車普及促進税制」による減税措置に適合し、自動車取得税と自動車重量税が減税される。ボディカラーは、落ち着いた品と華やかさをあわせもつ、モコベリーをはじめとする新色4色を含む、全6色を設定。』
(goo-netより引用)
MRワゴンのOEM車です。モコはこの世代で生産終了してしまいました。その後このようなトールワゴンは日産だとデイズのみになりましたが、 MRワゴンだと年数が空いてワゴンRスマイルという、スライドドアですが似たような車が登場したので、 MRワゴンの事実上の後継車はワゴンRスマイルじゃないか？とあくまで私は考えています。今回の車両は平成27年1月登録のSグレードです。新車価格は119万3400円、四駆が131万4360円です。

外観

外観は先代型は少し丸みのあるデザインで、女性ウケが良さそうな外観でしたが、3代目で普通の箱型デザインになりました。個人的には悪くはない外観ですけど、先代型のような可愛らしさは少し無くなってしまった感じはします。また、2013年には上質なモコドルチェというモデルも登場しました。機会があればそちらも乗ってみたいですね(基本的にカーシェアに無ければ後回しにはなります。乗ってない車優先にしたいので)。フロントは、丸いフォグランプが少し目立つかなという印象で、もう少し自然なデザインにしてもらえると良いかなと思いました。サイドはフェンダーのラインくらいしか特徴的な箇所無いです。リアはシンプルなデザインです。

内装
ドア側は全てハードプラです。シフト周辺のシルバー装飾は無くなりました。ただ、ドルチェでピアノブラックになり、マシにはなるかなという感じです。剛性感も当時の軽自動車としては並レベルです。内装は基本的にハードプラですが、中間に白いハードプラを使うことで、あまり安っぽさは感じにくい内装になっています。ドリ
ンクホルダーは引き出し式で、ちゃんとエアコンの送風口の前にあるのは素晴らしいです。室内照明はLEDでしたが、多分交換されてます。シートは結構柔らかく、私は大丈夫でしたが、正直腰痛持ちの方なら腰痛出るだろと感じるシートなので減点です。手触りは普通のファブリックです。先代型の方がシートは良かったです。シフトは相変わらずストレート式です。エアコンはマニュアルエアコンで、ダイヤル式なので節度感は良いです。オートエアコン仕様でもダイヤル式になります。ペダルレイアウトは良く、足をパンと出すとしっかりブレーキを踏めます。続いて助手席ですが、21cm〜平手が入らない程の空間がありました。後席ですが、ドア側は、変わらずハードプラだけなので質感は良くないです。シートは、前席よりもさらに柔らかくなり、ブニャブニャです。正直私なら乗りたくないレベルです。身長177cmの私で、頭上空間が拳4個、足元空間が23cmでした。比較的広いです。角度調整もできます。

ペダルレイアウトは問題ありません。給油口はレバー式です。

助手席はグローブボックスと上にも収納があります。空間は狭めです。

スズキお得意の助手席下の収納もあります。

車幅は掴めないです。私のドラポジだとボンネット見えません。ワイパーもガッツリ見えますのでここは減点にします。もう少し綺麗に隠してほしいです。

荷室
大体ですが幅112cm、奥行き37cm、高さ89cmになります。空間はそこまで広くはないです。

床下収納も備わっています。

後席を倒しました。奥行きの測定はまた忘れました。すみません。後席を倒すと段差ができてしまいます。ただ、Xだと後席の格納がまた違いまして、ある程度は平ら(ただそれでも傾斜はあります)にはなるみたいです。前席と後席は繋がりますので、車中泊行くならそのスタイルですね。

ヘッドライトを点灯させました。LEDに交換されているようです。テールランプは豆球ですね。LEDにしてほしかったです。

タイヤ
13インチのホイールキャップ付きになります。Xで14インチアルミホイールになります。タイヤはオートバックス製のマックスランエフィシアです。

搭載エンジン
R06A型の52馬力で、CVTになります。アクセルやブレーキは問題なかったです。先代型はアクセルの建て付けが悪く、少し踏むとガタガタな感覚がありましたが、改善されています。ブレーキも先代型は5割くらい踏んでも全然効かず、ブレーキタッチも少し違和感がありましたが、こちらも改善されています。ただ、ブレーキはこの型だと3割くらいは遊びなので、完璧なブレーキ性能ではありません。ただ、軽自動車にしては効くブレーキです。加速性能は普通です。街乗りなら問題はないです。先代型は4ATでしたので少し遅いかなとは思いましたが、こちらも改善されています。実は別日に先代型もMRワゴンの方で乗りましたので、後日そちらの詳細レビューも出します。加速は踏んでから2テンポ遅れるので減点です。CVTでも反応早い車種あるので。静粛性は軽自動車としては並だと思います。dB測定して70前後でした。ただ、ロードノイズが比較的目立つ印象にあります。停車時はシートやフロアがかすかに振動する程度なので結構抑えています。快適です。dBは60前後でした。ハンドルは先代型は重めでしたが、軽くなり良くなってます。サスペンションはソフトで乗り心地が良いので加点です。リア側の突き上げもしっかり抑えられてる印象を受けました。直進安定性も乗っていて特に問題はありません。高速道路も試しましたが、サスペンションがソフトなのでこちらも乗り心地は良好です。ただ、やはり高速道路は少しキツめで、回しすぎるとエンジンに負担がかかりそうです。高速道路よく乗る人はターボ必須です。高速道路走行時のdBは75前後で煩いです。ただ軽自動車でNAなので、仕方ないです。カーブ曲がった際のロールは結構する印象を受けました。

まとめ
良いところ
・ストレート式シフト
・ダイヤル式エアコン 節度感⭕️
・ペダルレイアウトが良い。
・ソフトで乗り心地が良いサスペンション。＋0.5点

悪いところ
・シート柔らかすぎる。−0.5点
・車幅が掴めず、ワイパーが車内から結構見える。−0.5点
・加速反応は悪い。−0.5点

評価:4.0点 出来の良い車。購入しても損しないかと。
基本的には良く出来ている車です。乗り心地も良かったです。ただ、減点レベルの悪いところが3つありましたので、それを考慮して私からは4.0点とさせていただきます。