MR2のリア・足回り・セッティング・トー調整・走りに関するカスタム事例
2017年11月30日 19時24分
SWってコーナーの立ち上がり等、リアにトラクションをかけた状態で旋回すると、オーバーすてあになりやすいですよねー。
写真は、後ろからSW20の右リアを覗いた写真です。
車高いじってもダメ、というよりは・・・
リアの車高でオーバー対策する場合、
写真のトーコントロールアームも一緒に調整しないといかんのです。
【基本】
まずSW20のリア足のレイアウト、
リアメンバーから、リアナックルを支えるロアアームを中心に、
前からロアアームに伸びるテンションロッド、
後ろからロアアームに伸びるトーコントロールアーム
ショック本体にリンクしているスタビライザー
上記4本で車体を支えています。
一般的な何の変哲もないストラット形式を採用しています。
【ここが原因】
オーバーステアになりやすい原因。
これはトーコントロールアームがロアアームの後ろからリンクしているので、加速姿勢に入ろうとした場合に、リアのタイヤがトーアウト方向に振れてしまいます。
タイヤが外を向いてしまい、リアが流れやすくなります。
【対策】
そこで、このトーコントロールアームを調整してオーバーステアなら、伸ばしてトーインに、アンダーステアなら、縮めてトーアウトにてあげれば良いわけです。
ここからは好みの話なので、走ってチョロっと調整を繰り返します。
【調整のポイント】
ここのねじ山ピッチが1.5位なので、ロッドを1回転すれば、回転方向にもよりますが1.5mm程伸び縮みします。
真っ直ぐ走らすために左右同じ長さに調整するのがセオリーなので、両方1回転すると合計3mm程伸び縮みすることになります。
タイヤの後ろ側が3mm程伸び縮みすると言うことは、前も逆方向に3mm程伸び縮みすると言うことです。
イメージは公園のシーソーです。
10cm下に押せば、反対側は10cm上がりますよね?
トータルでは20cmの差が生まれるわけです。
【結論】
ロックナットを外して1/4回転位で調整していくと良いのではないでしょうか。
せっかく純正でも調整幅が広いので、セッティングしてみるのもいいんじゃないでしょうか。
【オススメ工具】
フレアナットレンチ
プラスチックハンマー
【ちなみに】
私はもらった時より、1/4回転伸ばしてトーイン向きにしています。