K-vivi&Satoさんが投稿した筑波2000・タイムアタック・軽自動車に関するカスタム事例
2023年04月29日 23時01分
みんカラのK-vivi、嫁のSatoです。 ・K-viviは、いつも少し変わった事が好きらしい(・ω・) みんなが黒くするなら白くしよう…とか。 そんなひねくれモノだからずっとマイナー(´Д`) ・Satoは、気分屋なミーハー女子😊 流行りには、とりあえず乗っかります✨ ようつべで"Kびびちゃんねる"というチャンネルを開設しました。 また、InstagramではKatsu4004で活動しています。 皆様、応援よろしくお願い致します。
筑波2000を走った軽自動車達。
80年代末期から、セダンタイプの軽自動車は過激なチューニングが施され、タイムアタックには広報チューン車まで用意される事態となり、多気筒化が進む。
中にはノーマルでも自主規制、64ps超えに到達するまでに至った。
スバル・ヴィヴィオRX-R(KK3)は、その中でも異質な存在で、EN07X型 4気筒DOHC16バルブ・スーパーチャージャーエンジンから80ps/9.1kg-mを出力(C型~D型は74ps、E型76ps/10.9kg-m)させ、4輪ストラットによる独立懸架の足を備えて車両重量700kgで登場。
タイムは1分13秒35。
ぶっちぎりのタイムを出したのは、A型にC型の足回りを与えた車両だが、もはや今後、これを超えるタイムを刻む軽自動車はないだろうと思われる。
ニュルブルクリンクでもタイムアタックを実施しており、ベストタイムは9分44秒12。
WRCではパリ、モスクワ、北京を巡るマラソンレイドに参戦し、93年のサファリラリーにはグループA仕様のRX-Rで参戦して完走。A-5クラスで優勝。
その後も、全日本ラリーやダートラにRX-RAで参戦し、アルト・ワークスRやミラTR-XXアバンツァートX4などと激しいバトルを展開した。
筑波軽自動車最速、唯一のニュルブルクリンクタイムとWRC参戦でクラス優勝…こんな輝かしい経歴を持つのは、ヴィヴィオ以外にない。
8bitのECUも、無駄が極力省かれた合理的なプログラムで速度を稼ぎ出しており、そこらの16bitや32bitはお呼びじゃなかった上、外部ROM仕様の基板は、チューニングを容易にさせていた。
プレオやR2と進化して容量を大きくしても、遊びが多いだけの仕様に留まらせたソレは凄い。
こんな軽自動車は二度と出ないでっせ、ダンナ?
2番手は、ダイハツ・ミラTR-XX アバンツァートR(L502S)の1分14秒05。
このクルマは、72ps/8.8kg-mを発揮するJB-JL型 4気筒TWIN CAM16バルブ・ターボエンジンに、フロントストラット・リヤセミトレーリングアームの4輪独立懸架とされており、それに加えて、純正でタワーバーやロアアームバー、等長ドライブシャフト、トーコントロールアーム、LSD、リヤディスクブレーキを標準装備する。
車両重量は700kg。
ナリモノ入りでアルト・ワークス超えに来たモデルだったが、同日に一緒に走ったヴィヴィオに敗北してしまった。
旧態化したシャシがベースでは、この辺が限界だったろうし、むしろ及第点だったろう。
これでも、新開発の4気筒の森口エンジンは、後にストーリアX4に積まれたJC-DETと進化し、異例なブースト2Kに130ps以上の出力を許容した。
直線だけなら番長になれたが、ホイールPCDが110だったので、それが多くの人の悩みとなった事だろうね。
3位は、ケータハム・セブン160である。
このクルマは、ケータハムのスーパーセブンを軽自動車規格に当てはめたサイズとし、エンジンに80psを発揮する、スズキのK6A型3気筒TWIN CAM12バルブ・ターボエンジンを搭載したモデル。
車両重量は490kgと最軽量。
タイムは1分14秒889と、やっと90年代の軽自動車に一矢報いたカタチになった。
5位は、スズキ・カプチーノ(ER11R)で、タイムは1分16秒01。
このクルマは、軽自動車では唯一無二の4輪ダブルウィッシュボーン式サスに、4輪ディスクブレーキを装備する。
搭載されるF6A型TWIN CAM12バルブ・ターボエンジンは、ジムニーから流用された部品で縦置きとされ、FRレイアウトとなっている。73ps/10.3kg-mを発揮した。
車両重量は700kg。
この辺りは、もはやどんぐりの背比べレベルの違いが展開されていく。
ので、6位以降は写真を割愛させて頂こうかと思います。
06.スズキ アルトワークスRS/X CR22S 1分16秒49
07.スバル ヴィヴィオRX-R KK4 1分16秒76
08.スズキ アルトワークスRS/Z HA21S 1分16秒93
09.スズキ アルトワークスRS/R CN21S 1分17秒06
10.マツダ AZ-1 PG6SA 1分17秒11
11.スズキ セルボモードSR-FOUR CP31S 1分17秒24
12.三菱 ミニカ ダンガンZZ H21A 1分17秒33
13.三菱 ミニカ ダンガンZZ4 H26A 1分17秒45
14.ダイハツ ミラTR-XX L200S 1分17秒98
15位に、ようやく21世紀の国産軽自動車が登場。
スズキ アルトターボRS(HA36S)が1分18秒119を記録。
R06A型TWIN CAM12バルブ・ターボエンジンからは76.8ps/11.2kg-mを発生させ、5AGSというMTベースの特殊なATを採用、高い安全基準をとシャシ剛性保ったまま、車両重量も690kgに抑えたモデルだった。
16位が、ダイハツ コペン(L880K)1分18秒13
17位にスズキ アルトワークス(HA36S)1分18秒202と続く。
18位は、S660(JW5)の1分18秒325。
S07A型3気筒DOHC12バルブ・ターボエンジンは67.7ps/10.3kg-mと、70psを超えていないようでは…いくら新開発の6速MTを装備していても、タイムには繋がらないだろうね…。
4輪ストラット独立懸架、リヤディスクブレーキを備えるオープンボディのミッドシップ・レイアウトという辺りは、スポーツカーらしさを感じるが…車両重量830kgは少々重たかった。
19位がダイハツ ミラX4R(L210S)1分18秒67と続いている。
20位に、最速のワゴンと名高いMRワゴン・ターボT(MF21S)が1分19秒24というタイムで滑り込む。
これはK6A型TWIN CAM12バルブ・ターボでも低圧ターボ60psモデルでトルコン4ATですし、車両重量も860kgと軽くはないですから、本当に驚きましたよ。
実際には、59.4ps/8.3kg-mですね…。
ここから、また少し割愛します。
21.スズキ Kei ワークス HN22S 1分20秒04
22.スバル レックスVX KH3 1分20秒22
23.ホンダ ビート PP1 1分21秒11
24.スズキ ワゴンR RR DI MH21S 1分21秒27
25位にR1S(RJ1)1分21秒44
ヴィヴィオと同じEN07X型DOHC16バルブ・スーパーチャージャーエンジンだが、73.2ps/9.1kg-mの性能となる。
車両重量もヴィヴィオGX-SS比100kg増しの830kgじゃ、キツイよなぁ…。
これじゃ、ワゴンRに負けるだろうな…。
26位、ダイハツ コペン(L400K)1分21秒46
※画像は最初の頃のかな?
27位、スバル R2 S(RC1)1分22秒20。
これでも前期(A~B)型は、830kgと後のR1Sと重量が変わらず、フロントスタビライザーも18Φで走りの質はそれなりだった。
プレオRSが30位以下の圏外なだけに、頑張っている方だと思います。
28位、三菱 アイ(HA1W)1分22秒42。
リヤミッドシップで話題になった軽乗用車だったけど、それがタイムには生きてこないのは、この全高では仕方がないかと。
29位、三菱 ekスポーツ(H82W)1分22秒53。
車両重量890kgあって、旧態然化した3G83型SOHC12バルブ・ターボエンジン56ps/7.2kg-mに4ATでこの順位?
30位、ホンダ N-ONE Tourer(JG1)1分23秒109。
ノーマルだと70.3ps/10.5kg-mだけど、R2SよりN-ONEの方が速く感じる…過給方式の違いかなぁ?
少し端折ったけど、こんなモノで良いでしょ。
この辺りが、軽自動車の実力ってヤツだと思うが、まぁ筑波で何秒で走れるとかは、浪漫で留めておけば良いだろう。
皆様、これからも事故なくご安全に。