ロードスターの麺屋べべ・読書・極楽征夷大将軍・☆☆☆☆☆・two-k魂に関するカスタム事例
2023年09月05日 18時31分
R6年3月10日、2代目となる魂赤のNDを納車しました。 ドライブと読書と映画が好きなアラフィフオヤジです。 呼ぶときは「ハル」でお願いします。 フォローはコメントのやり取りのある方のみとさせていただきます。 言い合いになりそうな場合には、CTの規定に則り即ブロックします。 R6.3 「ハル@マグローズ🐟」から改名
火曜日はべべ曜日!
京アニ放火犯・青葉被告の公判始まりましたね。
どうせムカつくことしか言わないんだろうけど、きちんと裁判で死刑にしてほしい。
あのまま死に逃げなんて、絶対許されません。
油そば(しお)¥900
今日は野菜増しはやめて、普通盛りにしました。
お昼にどうしようもない理由により、3人分食べなきゃならなかったんです。
しかもやはりどうしようもない理由により、今日は定時上がり。
さすがにお腹いっぱいでした笑
【読書記録】
【42】,『極楽征夷大将軍』垣根涼介:著(文藝春秋)
あらすじです。
北条家が支配する鎌倉府は、源氏の栄華など見る影もなかった。
足利家の勤勉で優秀な弟・足利直義は、怠惰で能天気な兄・尊氏を励まし、フォローしながら足利家を守るために奮闘していた。
おりしも後醍醐天皇から北条家討伐の勅命が下り、直義と重臣・師直は、倒幕に向け反旗を翻す。
しかしこれは、怪物・後醍醐天皇の遠大な策略であった——
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本年度の第169回直木賞受賞作品です。
直木賞受賞作品は毎年必ず読んでいます。
基本的にハズレはないのですが、この作品は大当たりでしたね。
上下二段組みの547Pという超大作ながら、飽きずに一気に読めてしまいました。
正直、この作品を読むために仕事休もうかと思ったくらいです。
そのくらい面白かったです。
能天気で無能に見えるけれど、実は恐ろしいほどの才能を秘めた足利尊氏。
目に見えて優秀で勤勉、イケメンで周囲の信頼も高い弟の直義。
室町幕府は尊氏が開いたとされていますが、実は直義と師直が中心で、尊氏はおろおろしているばかりでした。
しかしここぞという時には、誰も気づけなかった本質を見抜く。
しかもそれが、天然で計算なしの素というおマヌケというか大ボケというか。
足利尊氏という人物は歴史上の人物としてしか知識にありませんでしたが、ここまで魅力的な人物だとはしりませんでした。
他の人物たちも魅力的で、しかもすべて実在したというのがまた素晴らしい。
楠木正成や赤松円心、足利直冬など、もっとその人生や人となりをしりたくなりました。
後醍醐天皇はかなりの怪物天皇だとは知っていましたが、まさかここまでだとは笑
この作品、ぜひ映画化してほしいです。
でも邦画だとかなり安っぽくなりそうだなぁ。
尊氏は大泉洋あたりで、直義は安倍寛かな。
直義の妻・彰子は、北川景子さんみたいな美女が合いそうです。
かなりの文量だし時代小説なので言い回しは難しい。
難解語句も多いし登場人物も膨大。
圧倒的なスケールと遠大な時代背景もあるので、読書好きな方しか楽しめないでしょう。
しかし読めば間違いなく感動し、充実した読後感が得られる良作です。
直木賞も納得ですね。
☆☆☆☆☆星五つ