レガシィツーリングワゴンのノッキング・ノックセンサー・解説が長いのでご注意・10万超えのメンテナンス・スバル好きと繋がりたいに関するカスタム事例
2024年02月04日 15時26分
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ノックセンサーについて解説!
ノックセンサーについて書いていきます😃
今回はどこについていてどんな事をしているセンサーなのかについてです😎
実はとっても繊細なセンサーなのです😁
コアな人が知りたいノッキング制御については後日解説していこうと思います🙇♀️
ノックセンサーはブロックに取り付けられてます😃
どんなエンジンでもブロックに取り付け、燃焼による振動(音)を取れる位置にあります。
純正ECUではブロック加振試験(ハンマリング試験)でブロックの固有振動数を調べ、ノックセンサーに伝わる振動を補正しノイズをノックと勘違いしないようにデータ設定を行っています👍
ノックセンサーの仕組み
スバルで使われるのは古くからNTKのKNEシリーズの非共振式センサーです😃
センサーの中には圧電素子と重りで構成され、重りの振動を圧電素子で拾います
非共振式と言われるのは様々な周波数でも計測できるからそう呼ばれ、簡単にいうとマイクです😁
マイクとなると2極ありそうな気がしますが、私のレガシィは1極式です。
車両によら2極の場合もあります😊
1極の場合、矢印部がマイナスになり、ボディアースに落ちています😃
ここの錆が発生するとノックセンサーとしては使用不可です😓
再利用の場合は軽く磨いてブロック側も合わせて綺麗にします
オイルストーンで軽くノックセンサー側を当たってみました😄
外周部だけ当たりが出たのがわかるかと思います😃
これはノックセンサーが取り付けトルクによりブロックと密着するようにあらかじめボルト中心部が外周よりも薄めに設計されています😁
一本のボルトで適当にとまっていそうなセンサーですが、実はかなり繊細です👍
ちなみにブロック側は平面になってます^ ^
このため、あまり知られてはいませんが、
ノックセンサーには取り付け限度が存在し、10回程度となっています😳
ついでに新品センサーと15万キロ走行の旧センサーの比較です😄
センサーの抵抗を測る診断方法になります^ ^
抵抗的には劣化ないですね😊
この抵抗値が400MΩ以下でNGとなります🙅♀️
正直交換する必要はなし、交換しても効果は体感できないと思いますが、新品が手元にあるので交換します 笑
交換した後は取り付けて抵抗値を念のため確認します
何度もつけ外しするのは忍びないのでしっかり確認したい一心でやっております🫡
これで単体でも取り付け状態でも問題がない事が確認できました^ ^
ノックセンサーの役割について
ノックとは簡単にいうと燃えている途中にプラグ以外の場所でも爆発が起きる現象です😀
それを燃焼圧力で見ると上のようになります😃
青線は燃焼なしのイメージです。青線以上が燃焼による圧力で緑線のATDC10くらいに燃焼圧トップを持ってくると出力が出るとされてます。
TDCより前にトップが来るとピストンを押し戻してしまいますからね😆
ノックセンサーはこの燃焼の音を聞いています。
いつでも聞いているわけではなく、各気筒ごとに点火後から燃焼終わりまでの間聞いていて
聞いた音をECUでは周波数解析をしてブロックの固有振動数を考慮し、各周波数の大きさを算出し、
特定のノッキング周波数の強度が閾値を超えたら、ノッキングと検知します
そして、次の燃焼から少しリタードしたり進角したりする制御になります😄
ノックセンサーの位置を書き忘れてました😱
赤丸のインマニの下にいます
インタークーラーと配管を外せばアクセスできる位置ですが、真っ直ぐ工具が入ってくれないのが難しい😓
赤丸にノックセンサーがいますが、
電子スロット式のターボ車は全てスロットが邪魔で真っ直ぐ工具がはいりません😭
ボールジョイントを使ってやっとといった感じになりますのでなるだけ低いボールジョイントをお勧めします😆
本日も長文失礼しました🙇♀️
最後まで読んで頂きありがとうございました😊