インプレッサ WRXのビスカスからシュアトラックへ・ど素人の重整備😅に関するカスタム事例
2021年05月21日 16時31分
2023年11月15日… 新車で購入したGC8Aが無事に?30年経過しました。 目標にもしていた所有30年を遂に達成しました!🤣 だからといって手放すわけなく…今後は死なば諸共の精神で乗り続けていけたらと思っております。😆
はい…緊急事態宣言に伴う自粛休日の模様でっす。。😑
ガレージ変態籠りにて、前回ドナーデフケースから摘出したシュアトラックLSDを変態号へ移植していきます。😆
さぁ〜っ!やるぞ〜っ!!…意気込んで始めたものの…歳には勝てないのか集中力が続かず、事あるごとに一服ばかりして…デフ降ろすのに午前中いっぱいかかってしまいましたね。😅
(写真上の右がGC8A ノーマルビスカスLSD、左がシュアトラックLSDです。)
前回、ドナーデフケースからシュアトラックLSD摘出で経験済みでしたので、変態号のノーマルのビスカスLSDの摘出はサクッとできました。😆
下の写真の赤矢印のところがビスカスと呼ばれている部分で中に硬いシリコンオイルが封入されていて、簡単に言えば硬いオイルの粘り抵抗を利用して左右の回転差を制限してLSD効果を出すものです、今ではほとんどLSD効果を発揮できないものとして厳しい評価がなされていますね。😱
因みに…自分の記憶が正しければなんですが、ビスカスLSDが広く世に出たきっかけは、1981年にWRCにデビューしたAudiクワトロに採用されてWRCで大活躍してからだったと記憶してます。😅
あ、今回改めて調べて知ったのですが…シュアトラックLSDは元々はあの英国のAP Racingが出したもので、その後スバルがAP Racingから特許を購入して採用したものだそうです。😆
ノーマルLSDから取り外したリングギアをシュアトラックLSDへ移植します。
この作業も当然初めての作業だったわけですが、LSDケースとリングギアとのクリアランスがシビアで中々はめ込むことができずに苦労しました。
固定ボルトで引き込むことも可能なのでしょうが、無理に引き込むようなことはしない方がいいらしいので、リングギアはめ込みは根気強くするしかないようです。😅
リングギア固定ボルトは、シュアトラックLSDがメンテナンスフリーていうこともあり、この先余程のことが無い限り取り出すことはないだろうとの思いから新品にして、中強度のネジロック剤を塗布した上で使いました。😆
さて…シュアトラックLSDの準備が整いました、いよいよ組み込みとなります。
但し…組み込み時にはデフケース内で、プロペラシャフトから来るウォームギアの歯とリングギアの歯のクリアランス、バックラッシュが決められています、GC8整備解説書によるとクリアランスは0.08㎜〜0.18㎜が基準値とされています。
プライベーターの強者の中には感覚で調整できてしまう方々もいらしゃるようですが…素人には無理だし数値で確認することは大事と思い中華製の安いヤツですが、ダイヤルゲージとそのスタンド、そして歯当たり具合を確認するのに使う光明丹を準備しました。
ノーマルを摘出する前にノーマルのバックラッシュを確認したら0.11㎜でした。
写真下の赤矢印の所にガスケット状の厚みの違う数枚のシムをはさみ入れてバックラッシュを調整していくのですが、試しにドナーデフケースの組み込み合わせで組んでバックラッシュを測ったら0.14㎜となり基準値内に納まったので、素人がいらんことしてドロ沼にハマる事を避けこれでヨシとして、光明丹で歯の当たり具合も確認して、バラして光明丹を洗浄して本組み付けをしました。😆
最後にデフカバーを取り付けたら完成となるのですが…お気付きかと思いますが、変態号はオイル容量アップデフカバーにしています。😆
デフカバーにはデフケース内の内圧が上がるのを防止する圧力逃しのパイプが出ているのですが(写真上の赤矢印部)見た通りただの真鍮パイプが刺さっているだけ…
この圧力逃しはノーマルにも装備されています。
(写真下の青矢印部)
よくデフカバーの上の方からオイルで汚れているのを見かけますが、大概はこの部分からオイルが噴いて周りを汚している感じになりますね。😅
あ…余談ですが…
ノーマルデフカバーでもなんですが、写真下の緑矢印のスタッドボルトを抜いて、メンバー側からボルト留めするように変更しておくと、デフケースを真下に下ろせるようになるのでデフケースの脱着がグッと楽になりますよ。😆
で…今回はデフカバーからパイプを引っこ抜いて、ニップルを取り付けて、ホースをちゃんと固定できるようにしました。🤣
デフカバーの準備も整ったので、デフサイドカバーのボルトも新品にして本組みして完成です!🤣🤣
車体へ取り付けです。😃
取り付けは…作業完了間近ということで集中力をもってできました。😅
デフケースをメンバーに組み付けて、足廻りを戻して、そしてデフオイルを入れて、その後リアディフューザーを戻して完成!!🤣
因みに、デフケース圧力逃しのホースは自作のディフューザーブラケットにアルミパイプを固定して写真下のような感じで納めてみました。🤣🤣🤣
作業完了後…軽く近所を確認走行してきました。
シュアトラックLSDは効きが弱くて使えない…て、評価されている人が多いですが…ビスカスから変更した自分としては直進性の向上、コーナーでのトラクションのかかりの向上と効果は大に感じましたね、なにより機械式みたいに作動音もしないし、メンテナンスフリーと言われてるし、街乗りでは全く違和感なく今まで通りに運転できることに好感をもてます、更に同じトルク感応型のトルセン式よりシュアトラックの方が効くという話しもあるので、今はサーキット走行をしない自分にはベストなLSDだと思いましたね。🤣🤣