naoyaさんが投稿したS3セダン・キャリパーペイント・gecko・quattro・キャンディパープルに関するカスタム事例
2020年05月24日 22時09分
北海道在住 ドイツ車に限らずクルマ全般好きです。昔正規ディーラーで板金塗装やってました。外装カスタム系は得意というかある程度相談に乗れるかと思います。モットーはいかに金かけずにいじるかです笑 突然イイね&フォローするかと思いますが、よろしければ私のページも見ていただければ幸いです。 よろしくお願い致します。 また、アウディVW系パーツなどフォロワーの皆さんに役立つアイテムを出品していこうと思いますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみて下さい。
このスパルコのマットブラックのホイール…誰の車でしょう??
正解はしーさんのS3セダンでした。
ジャッキアップしてホイール外してこれから一体何をするのかと言うと…
キャリパーのペイントの依頼でした。
まずはブレーキダストや砂埃を徹底的に飛ばします。スプレーで塗装する時にホコリが飛んできてはいけません。
クリーナーで汚れをとります。塗装に油分水分は大敵ですので、はみ出したグリースなんかも極力キレイに拭き取ります。
さて、自分の車なら適当で良いんですけど人様の大切な車なので、万が一にも塗料がボディに付着するなんて事の無いように、丸ごと養生します。
この日は風が予想外に強くて、風対策に引くほど大量のマスキングテープを使いました笑笑 幸い雨は降らなかったので作業はその後順調に進みます。
今回はロゴもオリジナルで入れたいとのご要望でしたので、S3のロゴを消します。
以前アケボノキャリパー塗った時Sの上から金にしたらモロに浮き出てて強引にABTを重ねた私ですが笑
しーさんのはそんなことするわけには行きません笑
ちなみにアケボノの◇Sのロゴはデカールだったので厚みが段差になっていましたが、こちらのS3はプリント?のようなものなのかほとんど段差がありませんでした。
がしかし絶対に浮き出てほしくはないのでペーパーできれいに研ぎ落とします。
このロゴ入りの部分はキャリパー本体の鋳造部品とは別体で、金属製のプレートのようになっておりかなりツルツルというか、平らです。
つまり足付けも丁寧にやらないとペーパー目にメタリックが入って浮き出て見えたりするので#600→#1000で研ぎます。
鋳造部品は砂型の跡でゴツゴツしてるので#800の空研ぎシートタワシみたいな、スコッチブライト?ケンマロン?で足付けして、削れた粉を飛ばして、マスキングして、脱脂します。
同じくリアも。
ゴム製のブーツなんかは溶剤は良くないのでしっかりマスキング。
ホイールボルトのキャップも同じく塗装しますので、足つけして、並べて脱脂します。
さぁ塗装スタートです。
ミッチャクロンを1度吹いたあと、極粗目のシルバーメタリックを吹いていきます。
キャリパーは形状が複雑な上、ホイールハウスの中なので距離が近くなり、均等な塗膜で塗るにはそれなりに脳みそ使います笑
シルバーかぁと思った方、実はそれはベースです。
本命はキャンディパープル。
1回目だとこれくらいですが、キャンディカラーは重ねていくごとに妖しい輝きを増します。
いい感じになりました。この後、硬化剤入りのウレタンクリアをさらに重ねます。
一旦時間を置いて少し硬化を待ち、ロゴのデカールを貼り付けたら、さらにウレタンクリアを重ねます。quattroとゲッコーのデカールはサイズバッチリ!
キャップもご覧のように。
マスキングを剥ぎます。
タイヤ取り付け。
ホイールが付くとまた印象変わりますね。ここは日陰ですが日差しが当たるとエロく輝きます。
キャップもウレタンクリアかけてはいますが、まだ溶剤は完全に揮発していないので箱に入れてお渡し。
贈答用のブドウみたい笑
早く付けたいとは思いますがしばらくは我慢して下さい笑
今回やってみて私も色々と新たな知見を得られました。任せてくれたしーさんに感謝です😊