かずさんが投稿したカスタム事例
2020年02月17日 21時06分
軽からトラック、果てはバイクも整備から弄り迄してます。 みんからにも相当数記録上げてます。
バイト先のお客から走っていると何か巻き込んでる音がすると言うので試乗してみると確かに何か巻き込んでるような感じの音がしますが感覚的にベアリングの分解寸前のような音にも感じたので一度リフトに上げてみてベアリングのガタ等を確認すると問題ない感じ。タイヤを外すと驚愕の状態でした😓
まずパットの残量がありません。
まあこの状態は女の人や乗りっぱなし、下駄代わりに乗っているすぼらな人や金を少しでもかけたくない人によく見られる状態です。
更にローターを外してみるとパットが当たっている面積が半分位になっています。
更によくみると錆が層になっています😓
これでは効きも低下しますし異音もするはずです。
この状態で乗るとまず制動力の低下、車種によってはローターの歪みが無くてもジャダーが発生摩る場合があるので新品に替えるか外して面研して使用する事をお勧めします。
時間も時間なので部品の在庫も無く明日の朝一には使いたいとのことなので本来はローター新品交換ですが応急で錆の部分をパットの当たっている面と同じ高さかそれより低くなるまでサンダーで削ります。
写真をみてもらえばわかりますが面と同じ高さか低くなるまで削ってもクレーターみたいになっています。
表は外側のみ削り内側はアングルハンマーで叩いて錆の塊のみ落としました。
内側はパット取り付け時に面取りの角度で対処しました。
削り処理後の写真です。
今回の異音の原因の1つ目はまずパットの残量が無い、二つ目は長年の使用による劣化、途中の対処不足によるローターの外周と内周に錆の層ができ走行中のフリーの状態の時にパットに錆の層が掠り何か巻き込んでるような音が出たというのが原因の内容です。
ただ新品の場合パットのシューの部分が成形焼き固めしかしておらずまだ加熱圧縮されていないので材質が柔らかくローターの錆び落としをしないまま新品のパットを付けた場合は音はしない場合が多いです。