3シリーズ クーペのE36・E30・スワップ・BMW・チューニングに関するカスタム事例
2022年08月10日 10時08分
はじめまして E36に乗って20年あまり、コツコツ改造してここまで来ました。1980年代から90年代のDTM車両を目指して車両を作り上げました。E36のM3には、M3BとM3Cがありますよね!でもM3Aが無いんですよ、きっとDTMでしか走っていなかったS14エンジンを積んだE36がM3Aだと勝手に決めつけて(笑) E36M3Aと呼んでます。
36の制御系
ここまでのメカニカルチューングを制御しなくてはいけません。キャブにして、この時代で敢えても考えたのですが、やはり峠に登る事を考えると高低差でのキャブを安定させることに一抹の不安を覚えました。なので、今回は電子制御でインジェクション仕様にすることを決意しました。
一概に電子制御と言っても、サブコン系、フルコン系、純正ECUチューニング系といろいろ考えられますが、その辺はチューナーの皆様のご意見を元にフルコン系にすることにしました。また、フルコン系と言っても、この時代いろいろあるんですね💦 代表的なのは、MOTEC、HKS Vpro等ありましたが、64bit制御で安価に対応できるLINKで制御すると良いよ!と教えてもらい、LINK64bitモンスーンでの制御に決定しました。安価と言っても、4気筒フルシーケンシャル制御可能で、ローンチコントロールやログ解析機能など一昔前までは、レースでしか使えないような機能満載です。最高スペックのThunderであれば8気筒までのフルシーケンシャルやABSセンサーコントロールまで制御でき、8気筒のスーパーカーでも十分対応可能との事でした。
前回転域でのフルマップを作成し、春夏秋冬に於けるアイドルマップ等、制御するための奥深さを知りました。コーナー中にオイルの片よれによる制御をドライサンプで無くし、燃料のばらつき噴射をフルコンで制御するなどDTM時代でもやっていたことを少しでも再現できるようにしました。
水温が40度を超えるまでは、4000回転でレブ回転となり、強制的に回転を落とします。40度を超えてくると8000レブまで気持ちよく回るようになり、この車の良さを発揮出来ます。このようにフルコンにすることでのメリットが多く、この仕様にしたことは本当に良かったと感じました。