アルトバンのSIRAKOBATO超理論・トー角・4WS・トーションビーム・キャンバーシムに関するカスタム事例
2022年10月30日 09時36分
「コーナーが楽しい🤗🤗」
「なんだろう、?
思ったところにクイクイ曲がってくんだよなぁ」
そんな感じで、息子に高評価な
【魔改造アルトバン】
その秘密とは、? 🧐
前回
フロントトーアウト
リアトーインによって
車が曲がる時の横の力によって
車に回転する力が現れる
そのため車が曲がりやすい
そのように説明しましたよね
※そのようなアライメントの調整の場合上の図のように車を横に引きずった時に中央に曲がる方向に回転の力が発生する
あと、このトーアウト
ちょっとハンドルを曲げた時に
内側のタイヤが角度がつきやすい
そのため初期反応が早い
クイックなハンドリングになるんですよ😳
アルトの初期反応、プアなハンドリングが
改善するのです
※でも、あんまり付けすぎちゃだめですよ
ただし
リアがトーインのため
リア側が後ろに引っ張られる
そのため回転軸が後方になってしまい
回転軸と車の重心
※FF の場合フロントエンジンなので
車の重心はボディ前側になりますよね
それが、ずれてしまっているので
思ったところにスイスイ曲がる
というわけには、いかないのです
※バイクの場合は
傾けることによって重心を移動する
そのために気持ち良い運転となりますよね
重心と回転軸を合わせるというのはそういうことです
どうすればいいのか
簡単に考えれば
リアをトーアウトにすれば良いのです
トーアウトにすることによって
トーインではリアが後ろ側に引っ張られる力が
今度は前側に押す、力に変わります
その変化によって
回転軸が前側に移動することになり
FF の重心位置と回転軸が合わさるということになるのです
でも、リアのトーアウト
まっすぐ走らない危ない車になっちゃいますよね🤔
そこで、ここに4 WS が出てくるのです
4 WS とは
リアの角度を機械的に曲げる装置のことです
この4 WS によって
コーナーの時、外側にリアタイヤを曲げることによって
前側に力がかかり
回転軸が前側に移動するのです
回転軸と重心が合わさり
とても気持ちいいコーナリングになります
マツダのセンティア
4 WS の、この名車
コーナリングが楽しいのはこの理由ですね
回転軸と重心が
近いために
とても楽しいコーナリングとなるのです
実はトーションビーム
トーションビームも4 WS のような動きをするのです
レーリングアームの付け根が
車軸より前にあるために
コーナー時外側のタイヤが
アウト側にトーが変化する
ですがノーマルでは
トーインが強めについているため
コーナー時このリアのトー変化による恩恵が受けられないのです
トーインのままで止まってしまう
そこでリアのトーインを少なくすれば
魔改造アルトには
「モンスタースポーツ キャンバーシム」
こいつをつけてリアのトーインを
少なくしています
リアのトーインを少なくすることによって
コーナーでリアをトーアウト方向に振っているのです
そのため回転軸と重心が合わさることになり
とても気持ちいいコーナリングに🤗
注意点として
前回、私の記事でトーアウトにした人
このキャンバーシム をつけることによって
回転軸が前方に変化し
フロントタイヤが鳴るようになります
回転軸の変化により
回転軸に対する、トーアウトが増えてしまうからです
ですのでキャンバーシムをつける場合は
フロントはトーゼロに
そのようにセッティングを変えてください
タイヤの鳴りは、治るはずです
実はこのリアのトー変化
ノーマルにキャンバーシムをつけただけでは
有効に働かない
アルトのトーションビーム
付け根が斜めにつけられたトーションビームでは
横からの力が斜めに逃げてしまうのです
そのためリアのトーの変化が少ない
その対処法として、、、、
疲れたのでまたまた次回に😉