アルトバンのマクラーレン・F 1・空力・コアンダ効果・SIRAKOBATO超理論に関するカスタム事例
2023年02月10日 07時12分
ホンダエンジンを積んで
1988年の F 1シーズン
16戦15勝という快挙を成し遂げた
このマクラーレン MP 4/4
実はドラックが少なく
燃費制限が195 L から
150 L になったこのシーズン
低燃費走行が必要になった
この1988年
ホンダエンジンだけではなく
このとても抵抗の少ないボディ形状
そこに大きな必勝の秘策があったのです
ゴードンマレーが空力設計を見直した
マクラーレン MP 4/4
ヒラメという異名をとった
写真のブラバム BT 55
この BT 55の流れを組むことに
全体の車高を低くした
このブラバム BT 55は
基本的に空力の抵抗を減らす
それは前面投影面積
前から見た時に
ボディの面積が小さいほど
空力の抵抗が少ない
そのためヒラメと命名されるほど
ボディを薄く平らに
その効果は以前より7%ほどの空力抵抗の低減を
非常に空力抵抗の少ないデザインなのです
マクラーレン MP 4/4は
ボディを薄く平らに
前面投影面積を減らすことで
空気抵抗を低減
150 L 制限になった燃料制限
その少ない燃料でレースを走りきるために
非常に有効な設計だったのです
丸い形と、くぼんだ形
このマクラーレン MP 4/4
ヒラメの形に加えて
コアンダ効果
その効果が加えられている
例えば丸い形
上の図が左側に進む場合
空気が丸い形に沿って流れることになり
その沿って流れる空気は
斜め前方に力が加わる
くぼんだ形
くぼんだ形が物体の進む方向の
後ろ側にある場合
上の図のように
一度曲げられた空気は
斜め後ろ後方に力が加わりますが
もう一度くぼんだ部分でその空気は
曲げられ
その曲げられた空気は
今度は斜め前方に力が加わります
そのためコアンダ効果で起こった力は
相殺され
進む方向に対しての
空気の抵抗が少なくなるのです
なおかつ一度曲げられた空気は
スイングバイによってスピードが速められ
前方の空気を引っ張ることになる
丸い形を前方に
くぼんだ形を後方にすることによって
くぼんだ形によって
その速められた空気は
前方の丸い部分の空気を引っ張ることになり
前方の丸い部分で起こったコアンダ効果
その効果を強くすることになる
そう、前方の丸い部分で起こる
斜め前に起こる力
その力を強くすることになるのです
つまり上の図のような形の
物体はとても空気抵抗が少ない
マクラーレン MP 4/4は
空気抵抗の少ない形
前を丸くし後ろをくぼんだ形にする
その前の丸い形を
ラジエーターの後ろに流れる空気の流れ
そのラジエーターから抜ける空気の流れの前面部分を丸い形にし
その後、後ろに流れる空気の流れ
後方部分をくぼんだ形にしてます
マクラーレン MP 4/4
コアンダ効果を利用し
非常に空気抵抗の少ないボディ形状なのです
ダウンフォースを考えなければ
マクラーレン MP 4/4
空力を学ぶのに
非常にわかりやすいデザイン
空気抵抗低減を学ぶのに
見本になるデザインと考えます
ドラッグ低減、燃費低減
をしてみたいなら
じっくりと眺めるのが良いと思います
例えば
リアエンドパネル
このパネルの形も
くぼんだ形にするのが良いと考えますが
適切な形にするには
全長より長い形に
後ろのバンパーより
長く伸ばさなければならないので
この形状に止めています
リアの形にくぼみをつけることによって
空気の流れを改善する
この考え方は
どんな車にも当てはまると思います
皆さんの車にも
応用できる可能性が
そのような工夫をして燃費の向上
試してみるのも楽しいと思いますよ😉