かずさんが投稿したカスタム事例
2021年12月20日 00時04分
軽からトラック、果てはバイクも整備から弄り迄してます。 みんからにも相当数記録上げてます。
バイト先から電話がありミニカに乗っているお客から動きが重くハンドルがぶれるということで診てみることに。電話の内容で考えられるのは動きが重いのは多分引きずり、ハンドルのぶれるのはタイヤの膨らみやフラットスポット、ボールジョイント類のガタが考えられます。あとはホイルナットの緩みもあります。
現車をリフトで上げて確認してみると左前のタイヤの回りがなんか重い😓さらにギヤをニュートラルにしてもう一度確認してみるとやはり左前だけが異様に重い。これで引きずり確定です。タイヤを外して確認してみるとパットが白っぽくなっています😓
キャリパーを外して状態を確認してみるとスライドピンはなんとか動きますがピストンがこじっても戻りません😓パットを外してみると白く炭化しかかっています。
ローターを外す前に見てみるとローターの外周の端が白っぽくなっています。
今回はローターのパットの当たりも悪いので中古でローター、キャリパーを左右交換します。
外したローターと中古のローターと比べるとローターの外周が全周白くなっています。
アップで見ると白くなっていますが紫っぽくもなっているのでローターか引きずりの為高温になり焼けたみたいです。
中古のローターとキャリパーを取り付けてブレーキラインにブレーキオイルを通しておきます。
左がなれば右も同じ症状が出る可能性もあり左右分中古で物が来てるので序でに右もローターセットで交換します。
交換が済んだら左と同じくブレーキラインにオイルを通してエア抜きをします。最近はエア抜きは一人でも出来るようにワンマンブリーダーがありますが基本2人でします。
右ハンドルなら遠いところからやるので左後ろ、右後ろ、左前、右前の順で、左ハンドルなら右後ろ、左後ろ、右前、左前の順でしていきます。エア抜きが終わったらキャリパーのホースの取り付け部分から滲み等が無ければタイヤをつけて終わりです。乗りっぱ等の車で距離が走っている車でたまにある症状で昔は車検ごとに交換でしたが最近は2年事にはしなくなってきたので要注意ですね。あとパット残量ギリギリ迄乗ったことのある車もブレーキの熱でスライドピンやピストンシールが固着する場合もあるので注意が必要です。