ランサーエボリューションのアンリミテッドワークス・修理・オイル漏れ・トランスファーに関するカスタム事例
2021年03月01日 23時15分
先日の作業ですが‥
アンリミテッドワークスさんでトランスファーの修理をして頂きました。
症状自体は2年半ほど前にクラッチ交換した後からトランスファーの上部のブリーダーからオイルが噴いた後とプロペラシャフトの付け根からのオイル漏れが頻発してました。
最初にディーラーで点検してもらった際の解釈はトランスファー内部のACDとの隔壁に穴が開いてるというものでした。
しかしこれは、当時入れていたオメガのオイルの色が赤色(純正オイルは黄色)で、ACDの作動油はATF(赤色)の為に赤色のオイルが放出されてきたので作動油がトランスファーに混ざってしまったという判断をディーラーにされました。
その際ディーラーからはトランスファーのアッセンブリー交換を勧められましたが、トランスファー単体で30万以上する上にオメガが赤色である事が分かっていたので一度トランスファーオイルを純正に交換し、500キロほど走行後に液量を確認する事になりました。
ちなみに走行後の液量は適量でしたので様子見という事になりました。
昨年末にオイル交換をした際にフロントメンバーにオイルの付着とブリーダー付近に大量のオイルが確認できた為、今回はディーラーではなくランサーに精通しているショップという事で何度かお世話になっているアンリミさんへ点検を依頼しました。
点検の結果、ミッションオイルがトランスファーへ移動している為トランスファーの液量が限界を越えてオイルが漏れているとの事。
作業は後日でしたので、減ってしまったミッションオイルを補充してもらうとなんと1.6リッターも減ってました‥。
ランサーのミッションとトランスファーにはオイルの抜け道がありそこのOリングが無いのでは無いかとの仮定で作業をして頂く事に。
こんな所にOリングがある車はほぼ無いので、よくあるトラブルみたいです。
大量のオイルが付着したフロントメンバーです。
トランスファーを下ろして分解したところです。
なんとOリングは付いていました。
原因は想定もしていなかった所にありました。
これが、オイル漏れの原因です。
ミッションとトランスファーのシャフトの部分のメインシールです。
全く想定した場所ではなく部品が無い‥。
30分ほど探していただいていると代表の佐藤さんがたまたまストックしていたシールが登場!
日本全国探してもこの部品があるのはアンリミさんだけです!笑
バールか何かでこじった痕が‥。
これならシールにも傷が入るしオイルが漏れるのも頷けます😭
交換した部品は500円弱位の部品でしたが、こういる作業はアンリミさんに任せて正解だったと思います。
作業時間も4時間で、ディーラーでは考えられません。
ありがとうございました。
ランサーに乗っている方で何らかのトラブルがある場合は一度相談してみると問題解決に繋がると思いますよ。